目次
- 1 HOUYHNHNM
- 1.1 SHOPPING ADDICT 2017 Dec. 〜編集部員のお気に入り〜
- 1.2 7×7セブンバイセブンのコート
- 1.3 Elder_ARAOKAGANKYOエルダー_アラオカガンキョウのアイウェア
- 1.4 YOUNG & OLSENヤングアンドオルセンのコーデュロイパンツ
- 1.5 HiHiHiひひひの胴着ジャケット
- 1.6 NOWHAWノウハウのミリタリードテラ
- 1.7 This is my sportswearTIMSのリメイクジャケットとパンツ
- 1.8 mont-bellモンベルのバッグ
- 1.9 goodrグダーのサングラス
- 1.10 Appleアップルの「Apple Watch Series 3」
- 1.11 HIROSHI FUJIWARA『slumbers』藤原ヒロシ『スランバーズ』
- 1.12 cantateカンタータのベルト
- 1.13 Embryolisseアンブリオリスの保湿クリーム。
- 1.14 THE NORTH FACEザ・ノース・フェイスのエフピーハイブリッド30
- 1.15 FREITAGフライターグのF704 ケーキバッグ リミテッド フォー アーバンリサーチ
- 1.16 CARTEL BIKESカーテル バイクスのAVENUE LO
- 1.17 NIKEナイキ SBのサングラス
- 1.18 no rollノーロールの手袋
- 1.19 ptarmiganターミガンのシューズ
- 1.20 FIFTH GENERAL STOREフィフスジェネラルストアのシャツ
- 1.21 OLLオールのナイロンウォレット
- 1.22 CLARKS ORIGINALS × BARNEYS NEW YORKバーニーズ ニューヨークが別注したワラビーブーツ
- 1.23 raregem × nostos booksレアジェムとノストスブックスによるマガジンバッグ
- 1.24 JOHNSTONSジョンズトンズのストール
- 1.25 POSTALCOポスタルコのジッパーウォレット
- 1.26 KAPTAIN SUNSHINEキャプテン サンシャインのコート
- 1.27 A.G.SPALDING&BROS.A.G.スポルディング&ブロスのスウェット
- 1.28 PHIGVELフィグベルのダッフルコート
- 1.29 ANATOMICAアナトミカのバスクベレー
- 1.30 steinシュタインのバルマカーンコート
- 1.31 REPRODUCTION OF FOUNDリプロダクション オブ ファウンドのスニーカー
- 1.32 ION AUDIOアイオンオーディオのミュージックプレイヤー
- 1.33 BLAST CULTブラストカルトのHollow V
HOUYHNHNM
SHOPPING ADDICT 2017 Dec. 〜編集部員のお気に入り〜
この「ショッピング アディクト」でピックアップした数は今年だけで約330点…! この記事を見てどのくらいの方がお買い物してくれたんでしょう。2018年も変わらぬ気持ちで、ゆるりと気になるものをご紹介できたらと。ではまた来年!
- Photo_Masaki Sato
- Edit_Rei Kawahara
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パリ、テキサス。
小牟田亮
そんなタイトルの映画がありましたが、この映画のパリはテキサス州パリスのこと。この冬、自分の海外出張は本家おフランスのパリとテキサスになりそうです。
7×7セブンバイセブンのコート
一周回ったオトナのカジュアル。
40歳になり服の趣味が変わってきました。年相応に、ようやく大人っぽいテイストのアイテムに食指が動くように。そんな気分の今日この頃、自分のアンテナによく引っかかるブランドが〈セブンバイセブン〉です。ディレクター兼デザイナーである川上淳也さんのルーツは古着。サンフランシスコに住んでいたこともあるという本格派です。そんなわけでブランド設立当初は古着のエッセンスを強く香らせていたのですが、最近のコレクションではベースのテイストは変えず、より上質な方向に進化、深化しています。このピーコートも一見重たいメルトンのように見えますが、抜群の軽さを誇る上質なウールを使っています。また、なかに中綿を忍ばせているため防寒性も◎。中綿のデザインも古着でよく見かける軍モノっぽい仕様に。こういう細部に古着の香りが漂っているんです。
¥88,000+TAX
7×7
03-6427-6315
seven-by-seven.com/
Elder_ARAOKAGANKYOエルダー_アラオカガンキョウのアイウェア
古くて新しく、ありそうでない。
2年前に自転車で事故ってメガネがクラッシュしてからは、ずっとコンタクトで生活している自分ですが、そろそろ次の一本が欲しくなってきました。「似合う服と欲しい服は違う」という物言いがありますが、服よりももっとシビアなモノ選びが求められるのがアイウェアではないでしょうか。以前フイナムで特集した、〈エルダー_アラオカガンキョウ〉のアイウェアはそういう意味では自分にぴったりフィットした一本でした。メタルよりはセル派で、なおかつあまり文化の香りがしないデザインが好みな自分。空間・プロダクトデザイナーの二俣公一さんによる一本は、見たことがありそうでない、古くて新しい仕上がりなのでした。まろみがあって好きなんです、このデザイン。
サングラス ¥39,000+TAX、オプティカル ¥37,000+TAX
ブリンク ベース
03-3401-2835
blinc.co.jp/
YOUNG & OLSENヤングアンドオルセンのコーデュロイパンツ
おじさんがおじさんパンツ履いて何が悪い。
前回のアンプラグドで、この秋冬はコーデュロイが来る!ということでページを作りましたが、結局街で履いているひとはそんなに見かけませんでした(笑)。ですが、個人的には今も昔も大好きな素材です。若い頃は細身のパンツでロックテイストを気取ったりしていましたが、いまは断然“おじさん風”が熱いです。このヤンオルのパンツ、その名も「UNCLE SAM’S CORD TROUSER」。サムおじさんのコーデュロイパンツって、もうそれだけで素敵じゃないですか。ステラおばさんのクッキーが最高だってことですよね、わかります。股上深めでやや太めのフォルム、ゆったりとしたテーパードシルエット。何から何まで完璧です。こちらからも買えます。
¥24,000+TAX
ヤングアンドオルセン
youngandolsen.com/
HiHiHiひひひの胴着ジャケット
一生かけて着こなしたい。
ファッション業界に吹き荒れる“和“ブーム。外国人が表現する和と、日本人が形にする和ではやや意味合いが違いますが、とにもかくにも全世界的に注目が集まっていることに疑いの余地はありません。鹿児島で粛々と丁寧に服作りをしている〈ひひひ〉の末田さん、akaマーシーさん。彼が作る服には、鹿児島での毎日のくらしに根ざした本当のリアリティーが息づいています。流行っているからとか、そういう邪な思いは微塵もないわけです。ゆえに〈ひひひ〉の服はマーシーさんが一番似合うのですが、その姿があまりにかっこよかったため、今回初オーダー。この胴着ジャケットが自分に馴染むのは果たしていつなんでしょう。おじいさんになってからかも。でも、それもまたアリですよね。
¥36,000+TAX
ひひひ
hihihi.co/
修行走に行ってきました!
山本博史
「身延山 七面山 修行走」という大会に出てきました。その名の通り修行のようなコースには辟易したものの、地元の方々の応援に、素晴らしい眺望の数々に感動しっぱなし。リピーターが多いのも納得の完成度の高い大会でした、よ。
NOWHAWノウハウのミリタリードテラ
おしゃれなドテラ。
スポーツにどっぷりとハマったおかげで、めっきりと服を買わなくなってしまった。手にとるのはスポーツギアばかりで、いかにして日常で取り入れるかを試行錯誤するのが、ぼくなりのファッションの楽しみ方の1つになっているのです。そんなぼくのハートを射止めたのが、国産のパジャマメーカー〈ノウハウ〉のドテラ。あくまでもパジャマの羽織り着として提案しながらも、ミリタリーの要素を取り入れて、見た目は実にファッショナブル。ドテラならではの野暮ったさを残しながら、中綿にはシンサレートを採用しているためしっかりと暖かく、ざっくりとしたつくりなので通気性も抜群。体温調節が必要な電車通勤には最適な一着です。
¥25,000+TAX
NOWHAW
03-6427-1485
www.nowhaw.com
This is my sportswearTIMSのリメイクジャケットとパンツ
あえてスポーツテイストを排除する。
トレイルランニングの専門店には、どういうわけかおしゃれなお店が多い。もちろん扱っているものは極限の環境でも耐えうるコアなギアではあるんだけど、店内はいたってマイルドでスタッフはフレンドリー。各ショップのオリジナルアイテムも、ほどよく肩の力が抜けていて心地よい塩梅。なかでも抜きん出た存在と言えるのが「ランボーイズ!ランガールズ!」であり、そこが始めたブランドが〈TIMS〉です。刺繍のリメイクサービスに端を発し、ジョギングのみならず街でも着られるロングパンツ、“犬の散歩から100マイルレースまで”と謳うポケTまで。そのラインナップからは、スポーツを日常的に楽しむためにあえてスポーツテイストを排除する、という明確な意思を感じさせてくれます。
¥12,800+TAX
※リメイクはボディ持ち込みのサービスです。刺繍入りのジャケットの販売は行なっていません。価格等は店頭にお問い合わせください。
ランボーイズ!ランガールズ!
03-5825-4534
rb-rg.jp
Instagram(@this_is_my_sportswear)
mont-bellモンベルのバッグ
サコッシュが流行り過ぎなので…。
なにかと便利なサブバッグの代名詞といえばサコッシュです。実際、ぼく自身も財布や名刺といったすぐに取り出すアイテムを入れる、いわゆるセカンドバッグとして重宝していました。が、あまりにも流行り過ぎているので、そろそろ潮時かなと。そこで新しい選択肢としてチョイスしたのが、〈モンベル〉の「U.L.MONO バッグ」。ポケッタブル仕様で手のひらサイズに収納できながら、Lサイズの容量は驚きの19リッター。手で持つにも、肩にかけるにも、斜めがけにも対応してくれる、絶妙なストラップの長さも魅力的。しかも、重量はわずか49グラム。ほとんど重みを感じないレベルなので、常にメインのカバンに忍ばせています。
各¥2,300+TAX
モンベル・カスタマー・サービス
06-6536-5740
www.montbell.jp
goodrグダーのサングラス
このデザイン、機能で、この価格。
サングラスは無くしやすい。かけたり、外したり、ポケットやカバンに入れたり、定位置が定まらないのだから、仕方がない。ゆえに求めるべきは、ランでも使えるフィット感で、街でも使えるデザインで、なおかつ安価であること。2016年にアメリカ・ロサンゼルスで設立された〈グダー〉のアイウェアは、まさにそう。街でも馴染むスタイリッシュなデザインで、ハイグリップ・コーティングで優れたフィット感を実現。偏光レンズで反射光をカットしてくれるのも嬉しいポイント。そして驚きのバリュープライス! 2016年の雑誌『RUNNERS WORLD』で“GEAR OF THE YEAR”を受賞するのも納得の品かなと。
各¥4,600+TAX
ルナークス・ランニング・カンパニー
048-235-0817
www.runarx.jp
二〇一七年、師走。
中田潤
今年もよく働き、よく遊び、よく呑みました。これで気持ちよく2018年を迎えられそうです。来年もフイナムをどうぞよろしくお願いいたします。
Appleアップルの「Apple Watch Series 3」
まるでスマホ。
寝ること、食べること、アップルウォッチをつけること。第一世代から使い続けて早2年。ごく自然に日常に溶け込み、いつの間にかなくてはならない存在に。最初は主にランニングの相棒として。第二世代以降は、ランニングをはじめ、日々のあらゆるアクティビティを記録するようになりました。そんなこんなで使いはじめた第三世代のセルラーモデル。何がすごいって、これだけで電話できるのと、Apple Musicの音楽ストリーミングも可能なこと。正直もうiPhoneいらず!と言いたいくらい。近い将来、iPhoneの役割がすべてアップルウォッチに集約されるんじゃないでしょうか。そして早く試してみたいのが高度計の機能。これでまた、スキーに行く楽しみがまたひとつ増えました。
Apple Watch Series 3 ¥36,800〜、左:スポーツバンド(本体付属品)、中:ブラックスポーツループ ¥5,800(別売)、右:Nikeスポーツバンド ¥5,800+TAX(別売)
Apple Storeコールセンター
0120-993-993
www.apple.com/jp/
HIROSHI FUJIWARA『slumbers』藤原ヒロシ『スランバーズ』
柔らかく、そして優しい。
先月末にリリースされた藤原ヒロシさんのニューアルバム『slumbers』。Apple Musicでもストリーミングしているので、すでに聴かれた方も多いはず。前作の『manners』から約4年ぶりに発表された本作は、サウンドプロデューサーに渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)氏を迎えて制作。2000セット限定のデラックスエディション(写真)と通常盤の2バージョンあって、サカナクション主宰のレーベル「NF Records」からの発売されています。ちなみに、デラックス盤にはボーナストラックが収められているほか、オマケ(ポストカード、ステッカー)も付属。ヘヴィなベースラインと煌びやかなエレクトロニクスが舞うようなサウンドは、どこか懐かしく、耳にスゥーっと入ってきます。必聴です!
Deluxe Edition ¥4,800+TAX ※2,000セット限定、Standard Edition(CD)¥2,800+TAX
VICTOR ENTERTAINMENT
ONLINE STORE
cantateカンタータのベルト
アクセサリーではありません。
5、6年前に〈ジャベツ・クリフ〉のベルト(ブラックとブラウンの2本)を購入して以来、ずっと同じものを使い続けています。この2本さえあれば事足りる、そう思っているし、おそらくこの先も変わらないだろうとさえ。ただ〈カンタータ〉のベルトを見たとき、別次元の何かを感じました。それは、小物としてのベルトではなく、服と対等にあるベルトであるということ。金具もステッチもない、至極ミニマルに仕上げられたこのベルトは、オイルがたっぷり染み込んだイタリアのベジタブルタンニンレザーを使って、日本の職人さんが一本一本丁寧につくっています。まさに“エレガント”という言葉が似合う逸品。今期買ったロングコートの上から巻いたらどんなにかっこいいか、ワクワクが止まりません。
各¥33,000+TAX
carne
03-6407-1847
www.cantate.jp
Embryolisseアンブリオリスの保湿クリーム。
乾燥肌、サヨナラ。
30歳を過ぎてから、毎年11月後半から3月前半まで、乾燥肌に悩んでいます。症状としては、脇腹、背中、脛のかゆみ。何か対処方法はないものかと、毎日湯船に浸かるようにしたり、ジム&サウナに入ってよく汗をかくようにしたり、とにかく健康的な肌になるよう心がけていました。もちろんクリームを塗るのも忘れずに。それこそ高価なものも試しました。でも、いずれも一時的には治るものの、夕方ぐらいになると徐々にかゆみが出てくる始末。でも、最近トライした〈アンブリオリス〉は別格でした。友人に勧められて、半信半疑ではありましたがとりあえず購入。もう風呂上がりに1回塗るだけで十分、丸一日かゆみが出ることはありませんでした。同じ悩みを持つ読者のみなさん、騙されたと思ってぜひ試してみてください。
左:¥2,800+TAX(75ml)「アンブリオリス モイスチャー クリーム(普通肌〜乾燥肌)」、右:¥3,200+TAX(75ml)「フィラデルム モイスチャー クリーム(乾燥肌〜超乾燥肌)」
アンブリオリス・ジャパン
0120-838-747
www.embryolisse.co.jp
サウナ好きなもので。
小林真理
ひだまりの泉萩の湯、アスティル、リゾートオリエンタル…ここ最近で制覇したサウナたち。そしてサウナセンター大泉の背中もしっかりこの視野に捉えている。
THE NORTH FACEザ・ノース・フェイスのエフピーハイブリッド30
日常を楽にしてくれる高機能。
サウナにハマってます。これこそかなりのアディクト(中毒)案件で、周りの人でもちらほらサウナー(サウナ愛好家)が増えています。“サウナラン”(サウナへランすること)をするのですが、その後にさすがに汗だくのランニングウェアというのはちょっと避けたいもの。だから私服や仕事道具を入れられる容量と、ランに適した機能のあるバッグは何かと探した結果がこれ。まず、背面のポールが、バッグと背中の間に隙間を作ってくれて汗がかきにくく、背中上部で背負えるベスト型のショルダーハーネスが、背負ったときの安定感をもたらしてくれます。実際使うと、普段のちょっとした重い荷物でも肩や体にかかる負担がほぼありません。さすが登山ギア! 高機能アイテムは、極限の状況だけでなく、日常でもぼくらを助けてくれるという好例です。 (3サイズ展開 S:27L、M:30L、L:33L)
¥21,000+TAX
ザ・ノース・フェイス原宿店
03-5466-9278
www.goldwin.co.jp/tnf/
FREITAGフライターグのF704 ケーキバッグ リミテッド フォー アーバンリサーチ
12月26日以降も使えます。
なぜかホールケーキを買いたくなるのがこの季節。でも、長径がわりとあるので、普通のバッグでは水平を保てない。となれば開けたときに地獄のような状態になっていることも少なくありません。そんな声に応えてか、ホールケーキ用バッグを〈フライターグ〉が作りました。しかも〈アーバンリサーチ〉のために。〈アーバンリサーチ〉の設立20周年を祝うプロジェクトとして“おめでとう”という意が込めています。なんとスマートな祝い方! 小振りでちょうどよいサイズのトートバッグなので、デイリーユースとしても戦力に。使い終わったトラックタープをリサイクルしているので、世界で唯一無二のデザインというのも“特別感”を加速させます。気になるひとは、1000個限定生産で残りも少ないそうなので、早めがオススメです。(サイズ:W 320mm / H 280mm / D 165mm)
¥12,500+TAX
アーバンリサーチ 堀江店
06-4391-7382
CARTEL BIKESカーテル バイクスのAVENUE LO
人車一体となれる前傾がしびれる。
〈リーダーバイクス〉や〈チネリ〉など主要ブランドを網羅している、東京の西麻布にあるストリートバイクショップ「DINER」のプライベートブランドがこの〈カーテル バイクス〉。自分は何台かピストバイクに乗ってきたけど、この前傾具合は自分史上最大の傾斜です。より前に重心があるのでよりスピードを出しやすい仕様で、なにより単純にビジュアルとしてソリッドで男らしい。さらに車体はクロモリなのでソフトで滑らかな乗り心地で、タフなのに細身のシルエットが美しい“less is more”を体現したのがピストバイクだと思うのですが、その不便な豊かさを楽しみたいものです。でも、東京の自転車環境はもう少しよくなってほしい。2020年東京五輪への変化や開発のなかで期待しているのは、そこです。
¥73,000+TAX
Diner
03-6427-2745
NIKEナイキ SBのサングラス
サングラス フォー オーリー。
冒頭にバッグのところで書いたサウナランだけに限らず、ランだけも楽しんでいます。そのときに日よけとして外れにくいサングラスが必要です。ナイキのスケートボードラインの〈ナイキ SB〉のサングラスは、オーリーもやってしまうスケーターだって使えてしまうシロモノ。テンプル内部のラバーにより高い安定性を誇り、頑丈なヒンジ、耳にかけやすいテンプルデザインなど、スポーツに最適です。”高機能アイテムは日常を助く”というわけで、普段使いとしても頼もしい。デザイン面では、ノーズブリッジにかかるバーが少しだけクラシックな印象を与えます。やはり用途を選ばないスポーツサングラスは最強ということで選ばせてもらいました。
¥19,000+TAX
ナイキ ヴィジョン
www.nikevision.com/jp/ja/
能動的冬眠。
長嶋太陽
ついこの間、大学生ぶりに澁澤龍彦を読んだのですが、とんでもなくおもしろかったです…。人の精神と肉体に真摯すぎるほど向き合っているなと。年末年始は能動的冬眠に入り、読書、映画、ネットフリックス&チルでメンタルの水やりを行いたい。
no rollノーロールの手袋
不自由の功名。
ふと電車で周りを見渡すと、多くの人がスマホをじっと見つめています。ちょっと奇妙に思いながらも、自分もその風景の一部になってSNSを眺めているわけです。本を読んだり景色を眺めたりする瞬間に想像力が養われるのだとすると、スマホ依存ってマジヤバいですよね(語彙も不足する)。そこで〈ノーロール〉の手袋の出番です。スマホに対応しないミトン型で物理的にスマホを遠ざけ、指を仕切らないゆえの暖かさで、冬の散歩を快適なものに変える。長年の疑問だった手袋の紐の意味は、「バックドア」の井岡さんが教えてくれました。”上着を着る前に手袋をつけて、紐を首の後ろにかけておくんです。そのまま上着を羽織れば、手袋を外すと袖口からぶら下がってくれて便利なんですよ。”なるほど、目から鱗!アウターの上からぶらさげてもアクセントになるので、お好きなほうでどうぞ。
各¥3,500+TAX
SUPPLY TOKYO
www.supply-tokyo.com/
ptarmiganターミガンのシューズ
新しさの発明。
NETFLIX、すごいですね。オリジナル作品にかける金、人、熱量が桁違い。アメリカを筆頭に世界のメディア環境がゲームチェンジしつつあります。デジタル・イノベーションの波を文化的な価値へと転じて人々に届ける、すばらしいサービスだと思います。革靴のゲームチェンジ、というとおおげさかもしれませんが、新たな価値を生んでいるのが〈ターミガン〉です。特徴はダイヤル式のシステム。時計回りで締めて反時計回りで緩めるフリーロックシステムのおかげで、着脱のもたつきはゼロ。エスパドリーユをモチーフにしたというこのモデルは、エレガントなドレープとテッキーなダイヤルのコントラストがクール。ジュート(麻縄)の有無のバリエーションがあるそうですが、断然なしのほうが好み。初めて見るのに生活にスッと馴染む、本当に履きやすくて魅力的な靴です。
各¥23,000+TAX
alpha PR
03-5413-3546
FIFTH GENERAL STOREフィフスジェネラルストアのシャツ
ジョークのようなシャツ。
物の価値ってのは、思っている以上に曖昧なのかもしれない。そんなことを考えさせられます。「フィフスジェネラルストア」がメキシコのメーカーにオーダーしたのは、身幅はXXLで着丈はXXSというジョークのようなシャツ。工場のおじさんに理解してもらうまで時間がかかったという突飛なアレンジながら、実際に身につけると気持ちよくワイドで美しいシルエットを描きます。まさしく”今っぽい”かんじ。ブラックシャンブレー、メキシカンのプリーツ、ノーカラー。ストリートっぽくもまとまるけど、少しだけ違和感が残る。シンプルで合わせやすいのになんだか変な、計算と非計算が同居した一着です。つくりは丁寧で、とても美しくまっすぐなプリーツが印象的。メゾンではなくストリートでもない、もちろん古着でもない。どこにも属さない一着だと思います。
¥11,800+TAX
FIFTH GENERAL STORE
03-6303-0465
www.fifth-blog.com/
OLLオールのナイロンウォレット
呪縛をとく。
「お約束」を無視してみるのもときにはいいものです。お金を司る道具ということもあって、財布にまつわる言い伝えはさまざま。それらにとらわれない、軽やかでアノニマスなものが欲しいなと思っていた自分にとって、イラストレーターのNoritakeさんと〈ハイタイド〉が共同で開発した〈オール〉のナイロンウォレットがドンピシャでした。塩縮加工という手法を用いた高密度のナイロンは、独特のざらりとした質感と褪せた風合いを持ちます。シンプルな構造で、お札、カード、小銭がきちっと収まる、最小限にして十分な収納力。高級ではないのに感じのいい絶妙の落とし所です。道端で好きなアーティストに偶然出会ったときにはサインしてもらえちゃうくらいに気軽なところが何よりの魅力。どんとこい、テラメロス!モグワイ!インキュバス!(来年観たい来日公演)これまでの「財布」のイメージを静かに覆す、新たな名品です。
各¥1,800+TAX
ハイタイド
03-3716-3711
www.hightide-online.jp/
年末感。
村松諒
気づけばもう12月半ば。今年2月の「SHOPPING ADDICT」で “明滅する光のようにものすごい速さで時間が過ぎていく” って書いたけど、速さは確実に増しているのかも。ちょっとでも立ち止まる余裕があるといいのに…。
CLARKS ORIGINALS × BARNEYS NEW YORKバーニーズ ニューヨークが別注したワラビーブーツ
名作をアレンジ。
『フイナム』のブログや「SHOPPING ADDICT」でも紹介してきた通り、今年は黒のスニーカーばかり履いていました。気兼ねなく履けるし、どんな服装にも合わせられる…。だけど、そろそろ別の靴にトライしたくなってきました。プレーントゥやローファーは持っているし、今まで履いたことない靴を考えたときに気になったのが〈クラークス オリジナルズ〉の名作「ワラビーブーツ」。ちょっと野暮ったいフォルムが今の気分にぴったりで、最近よく穿いているコーデュロイパンツとの相性も良さそう。「ワラビーブーツ」のなかでも今欲しいのは、「バーニーズ ニューヨーク」とのコラボレーションモデル。通常のモデルとの違いは、アッパーにクドゥレザーを使っているところ。クドゥはアフリカに生息するウシ科の動物で、そのレザーはキメが細かく上品な雰囲気を放っています。この冬は写真の「ワラビーブーツ」で決まりかも。
各¥29,000+TAX
バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター
0120-137-007
ONLINE STORE
raregem × nostos booksレアジェムとノストスブックスによるマガジンバッグ
雑誌好きは必見。
仕事柄、打ち合せなどで雑誌を持ち運ぶことがよくあります。何冊かある場合、決まってトートバッグに入れるけど、雑誌が自立せずくたっと倒れて気持ち悪い。スペースもとるし。そんな悩みを解決してくれるバッグが登場しました。西條賢さんが主催するデザインレーベル「レアジェム」と東京・松陰神社前にある本屋「ノストスブックス」がコラボレーションした、その名も「マガジンバッグ」(!)。ボディには倉敷の工場にあるベルギー製のシャトル織り機で織られた丈夫な帆布を使っています。内側にはポリエチレンシートを入れた仕切りが取り付けられ、雑誌をなんと20冊程度入れることができるそう。さらに、両サイドには雑誌を入れた状態で引っ張れるよう、レザーのハンドルがついています。ありそうでない「マガジンバッグ」は初回入荷分が完売。随時入荷するそうなので、気になるかたはオンラインストアをチェックしてみて。
¥26,000+TAX
ノストスブックス
03-5799-7982
nostos.jp
JOHNSTONSジョンズトンズのストール
憧れの一枚。
12月に入ってからアウター無しでは外に出られない寒い日が続いています。もちろんジャケットやコートも必須だけど、個人的に欠かせないのがストール。これがあるとなしでは寒さの感じかたが違います。いくつかストールを持っているけど、いつか手に入れたいと思っているのが、〈ジョンストンズ〉のもの。首に巻いたときのカシミアの優しい肌触りが心地よく、大判だからいろいろな巻きかたが楽しめます。今の季節になると雑誌でもよく目にするけど、実際に手にしてみるとその理由がよく分かります。さまざまな色があるなかで、今回はぼくの好きなダークオリーブのものをセレクト。気軽に手の出せる値段ではないけど、ちょっと心が揺らいでいます…。
¥62,000+TAX
リーミルズ エージェンシー
03-3473-7007
lea-mills.jp
POSTALCOポスタルコのジッパーウォレット
形と色が素敵。
そろそろ財布を買い換えたいと思っています。今のものは使い始めてから3年ぐらい。革製だからクリームで手入れをすればいいのだけれど、なかなかそこまで気が回りません…。新しいものを探すなかで気になったのが、〈ポスタルコ〉の「KETTLE ZIPPER WALLET SMALL」。ジッパーで開閉するタイプだけど、気に入ったのがこのユニークな形。普通、長方形のものが多いけど、これは角を落としたデザインになっています。内側には5つのポケットがあって、カードを20枚以上(!)収納できるそう。小銭は真ん中の背の高いポケットに入れられるように工夫してあります。表側の深い色味もいい感じで、シボ感のあるジオロジーゴートスキンを採用。ずっと使い続けることで愛着が湧きそうな財布です。
各¥36,000+TAX
ポスタルコ京橋店
03-6262-6338
postalco.net
チャーハン。
石井陽介
営業Mの影響もあり、最近はどっぷりチャーハン三昧の日々を送っている。週3ペースでハードに食べつくしてきたなかで、はっきりとした超個人的な好みが1つ。色は、茶色がかった黄色! これしかない。
KAPTAIN SUNSHINEキャプテン サンシャインのコート
ほぼ毎日着ています。
贔屓にしているブランドは様々ありますが、なかでも〈キャプテン サンシャイン〉は特別。ピックアップするデザインソースやそのこなし方がツボで、自分のテンションにフィットしたアイテムが毎回必ずあるんです。今季は展示会で見た瞬間から一目惚れしたこのコートがドンピシャでした。ロイヤル・エアフォースのコールドウェザーコートをモディファイした1着で、3重になったフロント部分やフード周りの処理など、相変わらずディテールの作り込みが素晴らしい。超長綿のFinxコットンを使用した生地は美しい光沢を放っており、ハードなデザインながら上品な雰囲気を醸します。この辺のバランス感が最高なんですよね。手に入れて以来、ほぼ毎日着用中。今日も着てるしね。
¥98,000+TAX
クリップクロップ
03-5793-8588
kaptainsunshine.jp
A.G.SPALDING&BROS.A.G.スポルディング&ブロスのスウェット
柔らかくて気持ち良い。
ヴィンテージファンにはお馴染みの〈A.G.スポルディング&ブロス(AG,SPALDING&BROS)〉が待望の実名復刻を果たしました。ボクシンググローブポケットを有した「サイドラインパーカ」をはじめ、スペシャルピースたちが続々と復刻されていますが、過去のアーカイブを参考にしながらアレンジを加えた新しいプロダクトも結構面白いんです。例えばこの一着は、1930年代頃に見られたV字の袖リブを採用。シンプルな見た目のなかにブランドならではの意匠が光ります。吊り編みでゆっくりと織りたてた生地は、とにかく柔らかくて気持ち良いし、タートルのスウェットというのもありそうでないので気にってます。さっそくサイドラインパーカとともに愛用中。
各¥16,800+TAX
サードオフィス
03-6825-8504
www.agspalding.co.jp
PHIGVELフィグベルのダッフルコート
冬こそ海のガーメンツを。
個人的にトラディショナルなアイテムは斜に構えず、正統派な着こなしが好みです。ダッフルコートならスクールスタイル、ブリティッシュトラッド、そしてシーメンス。その出自を理解したうえで着るのがマナーかと。ロイヤルネイビーのダッフルコートを模した〈フィグベル(PHIGVEL)〉の一着なら、もちろんシーメンスですよね。油がしっかりと残ったローゲージのニットをインナーに着込めば冬の海と対峙する屈強な男の出来上がり。フード無しというのもまた、なんとも男らしいじゃないですか。カシミア混タスマニアウールを二重織りで仕立てたヘビーメルトンを使用しているので防寒性・防風性も抜群。極寒のアウター・ヘブリティーズに行っても問題ないでしょう。
¥90,000+TAX
PROD
03-6427-0379
www.phigvelers.com/
ANATOMICAアナトミカのバスクベレー
均整のとれたベレー帽。
昨年購入した〈アナトミカ(ANATMICA)〉のバスクベレーをほぼ毎日かぶっています。フランス・バスク地方にしかないという希少な織機で織られたもので、なんと直径は320㎜という大判サイズ。それでいて全体のバランス感も良いし、佇まいもクラシカルだし、頭上にはしっかりとチョボ(波平みたいなやつね)も付いて言うことなし。あまりに気に入ったので、今年は他のバリエーションも試してみようと写真の直径280㎜をピックアップ。より合わせやすいサイズなので、こちらも着用頻度が高くなりそうです。上で紹介したタートルネックと合わせれば手塚治虫だし、ダッフルなら映画『第三の男』のトレバー・ハワードにだってなれちゃう。やっぱり、ベレー帽は最高です。
各¥9,000+TAX
ANATOMICA TOKYO
03-5823-6186
anatomica.jp
イヤな予感がするぜ。
河原嶺
今更ですが上にある僕の画像、インディ・ジョーンズ感が強くないですか…ハリソン・フォードといえば、ハン・ソロがまだ生きているかも!? と噂も飛び交うスター・ウォーズ最新作がとにかく楽しみです。
steinシュタインのバルマカーンコート
歪なほどの情熱を。
渋谷と原宿の間、喧騒を背に路地を歩くと現れるセレクトショップ「carol」。オーナーの浅川さんが手がけるのが〈シュタイン〉です。シーズン毎に明確な哲学を標榜し、知識と好奇心を形として表出させていくビシッと筋の通ったブランド。17AWのテーマは、“静けさの中の美しさ” を軸とした19世紀フランスの芸術運動が着想源。バルマカーンコートはその運動と同時期に着始められたのだとか。色がいい!と思い袖を通してみると柔らかい雰囲気が滲み出るわ出るわ。最高峰のウールを用いた風合い豊かなボディは、普通はこの価格で実現できるものではないのだとか。テーマへの結び付け方などを見ても、普段の物腰柔らかい浅川さんには、歪なほどの服への愛情が対象的にメラメラと燃えていて、「本当に服が好きなんだなぁ」と毎度思うわけです。
¥86,000+TAX
carol
storecarol.com
REPRODUCTION OF FOUNDリプロダクション オブ ファウンドのスニーカー
変化球な黒スニーカーというか。
2016SSよりブランドをスタートした新鋭〈リプロダクション オブ ファウンド〉。1950~90年代に数多くの軍用シューズの生産をしていた国々にフォーカスを当て、そのルートを現代に再現。スロバキア、ルーマニア、チェコなどの東欧を中心とした国々の工場が生産を請け負っている、本気かつ、なかなか珍しいブランドです。各国の軍用シューズから私が選んだのが、カナディアントレーナー。上で紹介した「carol」で先月購入しました。基本ナイロンメッシュがボディのメインになるカナダ軍のシューズですが、こちらはレザー。スエードとの素材のバランスが気に入りました。チラッと見える茶色もかなり好み。黒スニーカーを探してたときに出会ったこの一足は少し変化球でなんだか良いなと感じております。
¥19,800+TAX
EYE FOUND
03-6434-7418
eye-found.com
ION AUDIOアイオンオーディオのミュージックプレイヤー
オールインワン。
初心者にオススメのレコードプレイヤーとして、CDショップに取り扱われていることが多く、名前は知っていた〈アイオンオーディオ〉。HPを覗いてみるとこの「Superior LP」を見つけました。昭和のアンサンブルステレオをイメージして作られたレトロなミュージックプレイヤーで、ご覧の通りレコードはもちろん、カセットテーププレーヤー、CDプレーヤー、ラジオチューナー、USBメモリのファイル再生、そしてなんとBluetoothでスマホと繋げて再生が出来るという代物。最大音量も申し分なく出来ることが多すぎて「これさえあれば」の形容が本当にピッタリ!なんて思いながら興奮気味で値段を確認してみると、なんと税込19800円…! 見た目も可愛らしいし、女性にもオススメです。
¥19,800(in TAX)
inMusic Japan
inmusicbrands.jp
BLAST CULTブラストカルトのHollow V
まさに買い物中毒(Shopping Addict)。
「万人受けするものは目指していない。一部のクールな人々にクールなものを提供できればそれでいい。」と語るのは、このギターを作った〈ブラストカルト〉の創設者でロカビリー、ロックシーンから信頼の厚いジェイソン・バーンズという男。ハンドメイドにこだわりほぼ1人で作っているため、このモデルは世界でまだ15本ほどしか出回っていません。細かい構造や音のことは置いておきますが、このイかれたルックスが最高にクールなんですよ。フライングVとして知られるこのシェイプに取り付けられたビグスビー(下から上に伸びてる銀のパーツ)、見えにくい所なのに緑に塗られたサイドと裏側など、「イケてるでしょ」っていう提案が強引に詰め込まれている感じが実に色っぽいというか。これぞまさに今年最大の “アディクト”な買い物でした。
オープン価格
トーラス コーポレーション
03-5329-5257
www.taurus-corpo.com/blastcult-guitars
Source: フィナム