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【FOCUS IT.】高級クリーニング屋、ワードローブ トリートメント。“高級” たるその由縁とは?

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今年の4月、東京・青葉台にオープンした高級クリーニング屋「ワードローブ トリートメント(WARDROBE TREATMENT)」。まるでテーラー、はたまたバーカウンターのような凛とした空間で受けられるクリーニングサービスは、一般的なそれとは全くの別物だとか。

価格帯を見てみると、シャツ1着でおよそ3500円から。街のクリーニング屋さんとは何が違って、何が高級なのか。というわけで読者のみなさま、そしてぼくらも気になった “高級” と呼ばれるその理由を取材で紐解いてきました!

感度の高いショップなどが軒を連ねる目黒川沿い。中目黒から池尻大橋の方まで足を伸ばして一本道を入ると見えてくる「ワードローブ トリートメント」。扉を開けるとコンシェルジュがお出迎えをしてくれます。

「このクリーニングのサービス自体はコンシェルジュ・テラマエという名前で2年前ほど前からあったんです。このお店を出すタイミングで、ウェブの方も “ワードローブ トリートメント” に改称しました。」

お話を伺ったのは、コンシェルジュの中尾輝彦さん。いかなる点で他店とは異なるのか、 “高級” たる由縁はどこにあるのでしょうか。

「当店のサービスの幹になっているのは、“一客一点洗い” です。お客さまからお預かりした服をまとめて洗いにかけるのではなく、アイテムごと一点一点を仕分けしてから作業に入ります。当たり前ですが、服によってそれぞれ最適な洗い方法、洗い時間が異なるのですが量販クリーニングでは集荷した服をドバッとまとめて一緒に洗ってしまうんです。」

預けた服はどうやって洗濯されて、どのように手元に戻ってくるのか。今まで工程を深く考えたことがありませんでしたが、基本的にはやはりまとめて洗われてしまうんですね。

「工場に送る前に、店頭ではお客さまの話を伺いながらカルテをつくります。クリーニングしたい箇所はもちろん、いつ購入したかなど、アイテムに対する愛着度も一緒にヒヤリングすることで最高のサービスを提供することを心がけています。」

カルテを一緒につくっていくことで、気づかなかった汚れが見つかったり、逆に提案が生まれたり。この服とどうやって過ごしてきたかという “愛着度” まで確認するとは、お金を払って受け取るだけの通常のクリーニングとは、一味違います。

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そして、預けられた衣類は、福井県福井市にある「匠スタジオ」と呼ばれる工場へ。ここには “クリーニングのノウハウ” はもちろん、とにかくクリーニングの技術が結集されているのだとか。

「まず服の素材によって使用する加工材(洗剤)が異なるので、適したものを選びます。それから独自の技術を使用したシミ抜きで、ワインやコーヒーの汚れ、襟元の黄ばみなどを落としていきます。」

「匠スタジオ」は補色(服に色を足す工程)の技術にも長けていて、例えしつこい汚れを落とすために強い洗いをかけて色が抜けてしまっても、本来の色味に戻すことができます。ここも他店と異なるポイントです。

「一般的な乾燥の方法は大量の衣服を効率良く処理するために、タンブラーで回転させて行いますが、この方法では生地を傷めたり、毛羽立ち・風合い変化、ボタンなどの付属品が破損・脱落することがあります。それに対して私たちは服を動かさない静止乾燥を用いますし、かけると伸びてしまうニットのような服は畳んで乾燥にかけます。立体的なシルエットが魅力的な外国のアイテムには、直接アイロンをかけるのではなく立体的な構造のアイロンを使うんです。シルエットを復元する機械が重要なポイントかもしれません。手が凝っているからこそ、お時間は頂いてしまうのですが…」

衣服に合った最適の洗濯方法をとるため、服への知識がないとこのサービスは実現不可能。なんと、服は常に買い続けて研究するし、新素材があれば取り寄せてクリーニングのテストを行うのだとか!

最初から最後まで、服の状態を最優先に考えられた思いやりのある作業工程。ほかにはない「ワードローブ トリートメント」ならではのサービスには感心させられっぱなしです。目から鱗なこんなエピソードも。

「古着で買ったカシミアのコートをクリーニングに出したら、買ったときの状態よりもいい状態になったという事例がありました。“新品時の風合いに戻す” ということも謳っています。」

古着が生き返って蘇る。それも、買った以前の最高の状態になって手元に返ってくる。これが実現されるとなれば、願ってもないこと、驚きです。

サービスに感銘を受けた我らフイナム編集部も、早速クリーニングを依頼してみました。ビフォーアフター的にご紹介します。写真では伝わりずらい部分がありますが、あしからず!

Before

After

Before

After

Before

After

コートが自転車のチェーンに当たってついてしまった黒い汚れなどが綺麗サッパリ。それよりも驚いたのは “シルエット復元” について。写真ではクリーニングにかけられてシャープになった感じがしますが、実際は持っていった袋ではコートが入りきらなかったほど、かなりふわっとして戻ってきました。

Before

After

Before

After

Before

After

衣替えのピークは終わりましたが、まだクリーニングに出してないお気に入りのアイテムは持っていった方が良い! そう自信を持ってオススメできる仕上がりで戻ってきました。ちなみに、担当者のハンコが押された「品質保証タグ」がついていて、満足がいかなければ6ヶ月間の間は保証が受けられるとか。これも今までのクリーニング業界にはなかったサービスなんです!

通常よりも高い額を払って、“高級” クリーニングに出す理由。「ワードローブ トリートメント」には、最高級の洗濯技術と、納得の仕上がりもさることながら、お客さまの愛着にまで寄り添う、最高のホスピタリティがありました。一生を添い遂げるお気に入りの衣服が手元にある方は、ぜひ一度体験してみてください。

Text_Rei Kawahara


ワードローブトリートメント
住所:東京都目黒区青葉台3-8-10 Aobadai chou chou 1F
電話:03-6416-9133
時間:10:00〜20:00
定休日:日・祝
www.wardrobetreatment.jp

Source: フィナム

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