2025年4月7日

リードイメージ
ミシェル・ゴーベール
写真：エズラ・ペトロニオ

サウンドを紙に記録する方法

楽譜の読み方に馴れていない場合、サウンドを紙に記録するのは難しい作業です。ファッションショーでの音楽の記憶に責任を持つサウンドディレクター、ミシェル・ゴーベールは、最初の著書である『Remixed』をメモワールとしてアプローチしました。これは、ファッションの典型的な、写真が満載の装飾的な本ではなく、彼の人生と愛であるファッションと音楽の文章中心の物語です。そして、振り返ることで、自分自身の過去を再考し再構築することができるのです。

ゴーベールのキャリア

ゴーベールのキャリアは1970年代後半に始まり、1972年から1995年まで84アヴニュー・デ・シャンゼリゼにある独立系レコード店シャンプス・ディスクでバイヤーとして働いていました。カール・ラガーフェルドはたくさんのレコードを買いに訪れ、彼を最も実りある協力者の一人と結びつけました（すでにナイトクラブル・パレスでDJをしており、ファッション業界のトップデザイナーたちが常連でした）。ジェニファー・ムルゾーとジョゼフ・ゴーズと共に執筆した彼の本は、そのすべてを記録しています。少なくとも、ゴーベールが語ったところによると、現在はフランス語のみで入手可能であり、翻訳の挑戦には敵いません。英語版は今秋発売予定です。

本の章のタイトル

各章のタイトルは曲から取られています。ゴーベールによると、「型にはまった言い回し」とのことです。「それが私のお気に入りの曲ではありません。『ロンドン・コーリング』は私のお気に入りのロンドンソングではありません。」と述べています。例外は1980年代のエイズ危機を記録した章です。「この時代全体が非常に暗かった。毎日人々を失い、人々が去っていくのを見ていた」と彼は述べています。「そして、ファッションは非常に大胆で派手で過剰でした。だから、非常に混乱していました。」

結論

この自伝が行うことは、歴史を記録し、特定の瞬間を反映することです。ゴーベールは常に自分の仕事でそれを行うことを目指していると述べています。次の仕事は、シャネルの次回のクルーズショー、メンズ、そしてオートクチュールのシーズンの後かもしれません。ゴーベールは「音を再生するかQRコードを持つかもしれない。だから、それが次のプロジェクトかもしれません。」と理由を述べています。