原宿の一角でありながらも、その事実が信じられないほど静謐で、まるでどこか光体のような明るい輝きを放つレストラン「eatrip」。そこで腕を振るい、その美味しい料理はもちろんのこと、生き方やライフスタイルに至るまで注目を集めているのが野村友里さん。
この本では、フードディレクターである野村友里さんが、自ら東京の食を案内します。東京で生まれ育ち、原宿にレストラン「eatrip」を構える野村さんの視点で、 渋谷、銀座、築地、浅草、六本木、三軒茶屋、西荻窪…、東西南北の東京のお店、全57軒を紹介します。
特別な日に大切な人と一緒に行きたいお店から、思い立ったら明日のランチにでも利用できるようなお店まで、幅広いお店を掲載。基本的には、肩肘張らないカジュアルなお店が多めのラインナップという印象です。
彼女自身が海外の料理人を東京でガイドすることが多いということから、全ページに英訳が付いています。外国人のお友達へのプレゼントなどにもオススメ。そして、巻末には、外国人を意識してなのか、寿司や蕎に関する知識、魚や野菜の旬カレンダー、日本の調理道具などが紹介されています。もちろん日本人にとってもためになるようなコンテンツです。
本を編集したのは、旅を通して世界のライフスタイルを伝えてきた雑誌「TRANSIT」のクルー。東京に暮らす人も、地方の人も、海外の人も楽しめる、東京を“食の視点で歩く本”です。ちなみに、とてもお得な電子版もあります。
個人的にも、シェ・パニースの薫陶を受けた野村さんが、どんなお店を愛でているのか。また、いろいろなお店とどのように交流しているのかなど、ライフスタイル的、カルチャー的視点からも興味を惹かれます。
すでに書店などで発売中です。平林奈緒美が手がけた、海外のピクチャーブックを彷彿させる素敵な装丁も魅力です。女性へのプレゼントなどにもいいのでは?
最後に、出版記念イベントのご案内です。3月17日(土)には「銀座 蔦屋書」店で、平松洋子さん×野村友里さんのトークイベント。3月25日(日)には「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」で、平野紗季子さん×野村友里さんのトークイベントがそれぞれ催されます。予約方法などの詳細は、こちらのサイトからどうぞ!
Text_Shinri Kobayashi
『Tokyo Eatrip』 Yuri nomura
価格:¥2,950+TAX
サイズ:A5変形(ハンドブックサイズ)
発行:euphoria factory co., ltd.
発売:講談社
http://transit.ne.jp/tokyo/eatrip/
Source: フィナム