1988年生まれの写真家トヤマタクロウさん。インディペンデントなシーンで注目を集める4人組バンド、ミツメのポートレートやツアーを始め、ファッションを中心とする媒体で撮影しています。フイナムでも特集記事「AMI、古着屋で哲学を語る。」や「ちょっと個性的な、アメリカンテイストのアイウェア。CALVIN KLEIN」を担当。
トヤマさんの写真は、どこか臨場感があり、写し出された光景がまさに目の前にあるかのよう。だけど、そのニュアンスが嫌らしくないから、写真がすっと頭のなかに入ってきます。所々に愛らしい雰囲気もあって、ずっと観ていられるというか。
今回、トヤマさんの新しい写真集『Sight』が7月に発売されます。掲載された作品はハワイが舞台の25点。以下、リリースの内容を転載します。
ハワイという、日常と非日常が交差する観光地で写真家がひとり歩いて見てきた状景をめくっていると、「見ること」は断片的で、「撮ること」はその断片を紡ぐような行為なのではと思えてくる。なぜ紡ぐのかという理由はなくて、紡ぎ続けるのを止められないだけだ。衝動が過ぎ去った後に、それでも紡ぎ続けられる写真たち。写真家の転換期とも思える 25点を大判で紹介する写真集。
この写真集は200部限定。エディトリアルデザイナーの米山菜津子さんが手がけたブックデザインも見逃せません。
さらに、写真集の発売を記念した展覧会が7月13日（金）から東京・神宮前のイベントスペース「STUDIO STAFF ONLY」で開催されます。会場では、米山さんの出版レーベル「YYY PRESS」によるアパレルグッズの展示販売会も。この機会にぜひトヤマさんの作品をチェックしてみて。
Text_Ryo Muramatsu
Takuroh Toyama 『sight』 exhibition
会期：7月13日（金）〜16日（月）
時間：13:00〜20:00（13日は20時〜23時までバータイム）
会場：STUDIO STAFF ONLY
住所：東京都渋谷区神宮前2-3-1-4F
http://takurohtoyama.tumblr.com/
http://staffonly.tokyo/
Source: フィナム
