中目黒に位置する「フィフスジェネラルストア(FIFTH GENERAL STORE)」にて人気を博すブランド、〈all in〉をご存知ですか?
シンプルでリアルなスタイルを打ち出しながらも、スニーカーの合わせ方やプリントの入り方など、繊細な判断のひとつひとつに間違いがありません。
以前から注目していて、自分自身でもアノラックを購入して着用しているのですが、ある日インスタグラムを介して彼らから「インタビューしてよ!」とメッセージが届いたので、慣れない英語で聞いてみました。
答えてくれたのは、〈all in〉のディレクターである、Pierre-Olivier Girardotです。
ー〈all in〉がスタートしたのはいつですか。
私が〈all in〉を始めたのは、18歳のときです。当時、ストリートファッションに強い興味があり、自分のデザインするもので、その世界に違う風を吹かせることができるのではないかと思い立って、はじめました。多くのブランドがまだ手をつけていないものを探していたのですが、日本製のサングラスや眼鏡フレームから取り扱いを始め、2017年から衣類やバッグ、靴をつくっています。
ー年齢と出身は?
25歳です。カナダのモントリオールで生まれました。
ー〈all in〉とはどういう意味ですか。
〈all in〉とは、人生における行動の形を意味しています。やりたいことがある、そしてそれをつかむためにどんな努力もするといった、ポジティブな言葉であり、ポジティブな思考です。自分を駆り立てたい、何かを始めたいと思ったら、とにかく始めてみる、そしてすべての力を注ぎこんでみるのがいいと思っています。
ーアートや映画、場所、音楽といったカルチャーで参考にしているものはありますか。
ラップを毎日聴いているので、そこから影響を受けています。彼らのファッションや考え方が好きで、彼らに〈all in〉の商品を着てもらえると嬉しいです。どんなカルチャーにおいても、私たちの目にクリエイティブでポジティブに映る人々を応援しています。〈all in〉は世界中の、すべての人のためにあります。
ー日本のファッションや市場についてどう思いますか。
日本のお店を見たり、日本のストリートファッションシーンをもっと知るために、今東京にいるのですが、日本人のファッションは好きですし、奇抜なファッションをしてる人もいましたよ!今、将来の取り扱い品目を考えているのですが、日本のファッションから大きな刺激を得ています。
ー〈all in〉の最近の活動状況をお話いただけますか。
1月はチーム全員がヨーロッパにいて、ロンドンにある〈Axel Arigato〉フラッグシップ店で我々のポップアップストアをやったり、パリのファッションウィークで「all in capsule 3」という近々発表するコレクションのために世界中のバイヤーと会っていました。
日本のチェーンストアともミーティングをしましたが、それはまだ詳しくは話せません。うまくいけば、東京のいくつかの店舗で〈all in〉を目にしてもらえると思います!
気だるげなルックとは裏腹に、インスタグラムで何度も「掲載まだなの?」とメッセージを送ってくれる彼。フレンドリーで物怖じのないスタンスは、見習うべきだと素直に感じました。ほんとに!「フィフスジェネラスストア」にはまだわずかに在庫が残っているようです。今後の展開に注目を!
Text_Taiyo Nagashima
all in
www.allin.supply
www.instagram.com/allin.supply
mail:1888@allin.supply
Source: フィナム