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ずれ、違和感をテーマに描かれるシュタインの新たなコレクション。

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stillness and motion、minimal and maximal、mode and tradition.

「無から有へ。そのはざまの部分を表現する。」と掲げ、シンプルでありながら繊細な想像力を込めたプロダクトが特徴の〈シュタイン(stein)〉。

2018SSのテーマは、「divergence(ずれ、違和感)」。近代建築と近代建築の建つ空間、ファンズワース邸と周りの自然、パビリオン(バルセロナ)と周りの自然、双方の要素の間にひそむ違和感、ずれの美しさ。これらのキーワードを象徴的に体現するルックを、ご覧ください。

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LAY OVERSIZED TRENCH COAT
近代建築の巨匠 Mies van der Rohe が好んで着用していた大きめのラペルのジャケットをイメージして制作したトレンチコート。耐水・撥水性と浸透・通気性を両立させたコットン100%の超高密度織物ベンタイル・ギャバジンを使用。シルエットは身幅、アームホール、着丈をたっぷりととったオーバーサイズ。フロント部分の大振りな覆い布、フラップポケット、2枚重なるフロントラペルのデザインがシンプルながらさりげない違和感をもたらします。通常よりも少し上方にくるウエストベルトをぎゅっとしめてジェンダーレスな表情を見せます。アーム後ろ部分の生地の重なりで若干の影、動きが出るような仕様に。

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OPEN COLLAR SS SHIRT
適度な肉感のあるキュプラにフィブリル加工を施し生地に起毛立たせ、程良い抜け感、落ち感が出た生地。シルエットは身幅をたっぷりとったオーバーサイズ気味のシルエット。肩まわりの袖山のバランスを調整し、重力に沿って美しく落ちます。

TAX GRADATE SLACKS
ウエスト部分がイージー仕様のタキシードスラックス。シルエットは股上を深く取ったテーパードシルエット。サイドの側章部分の生地の重なりがさりげない主張に。特有の光沢感、落ち感の出るコットンにキュプラをブレンドした生地を使用。若干のストレッチ性も兼ね備えています。裾は断ち切りの仕様です。

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FLIGHT JACKET TYPE-Ⅱ
L-2Bのサイズ感をもとに、ディテールを削ぎ落とし、ナイロンツイル地の上にハーフサイズアップのオーガンジー(透け感のある布)で覆ったノーカラーブルゾン。SAGE GREEN×NAVY、BLACK×BLACKの合わせで生地の重なり合いから出る特有のカラーリング、表情が魅力。アームホール、身幅を広めにとったシルエット。ミリタリーアイテムからミリタリー要素を抜いたかたちで表現するという角度から制作。

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OVERSIZED LONGSLEEVE TEE
スーピマコットンとリヨセルを混合したしなやかで落ち感の出る差別化した生地を使用。独特の光沢感、落ち感が出てカットソーながらモードな印象に。オーバーサイズシルエットで、袖丈は長め、着丈は短めでバランスをとっている。リブ部分は通常のリブではなく、ボディ生地を織り込むことで全体をミニマルな印象に昇華している。フロント部分には「Mies van der Rohe」、左袖部分にはバルセロナのパビリオンの設計図面にある建築デザインをプリント。

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OVERSIZED POCKET TEE
スーピマコットンとリヨセルを混合したしなやかで落ち感の出る差別化した生地を使用。独特の光沢感、落ち感が出てカットソーながらモードな印象に。夏場でも快適な環境を保てるさらっとしたライトな着心地も魅力です。肩幅、身幅を広くとったオーバーサイズ気味のシルエット、着丈を短めに設定しバランスをとっています。リブ部分はボディ生地を織り込むことで全体をミニマルな印象に。首後ろに小さくボックスプリントが入ります。

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BAND COLLAR SHIRT
レーヨン特有の光沢、落ち感を残しつつ、ポリエステルを混ぜることでシワになりづらくイージーケアな生地を使用。シルエットは身幅、アームホールをたっぷりとったオーバーサイズ。肩まわりの袖山のバランスを調整し美しい落ち感を演出。フロント部分の生地の重なりがさりげない主張に。

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FAKE LEATHER TROUSERS
Miesの代表作でもあるバルセロナ・チェアの質感をイメージしたトラウザーズ。表面にリアルレザーに近く、適度な艶感・高級感のある、湿式タイプの高級フェイクレザーを使用。股上深めのゆるやかなテーパードシルエットでウエスト部分はイージー仕様。ベルトループも施されているため、ベルトで締めることも。
レザーの持つ無骨さを除き、無機質でミニマルなモードの雰囲気がただよう表情、生地感、シルエットのバランス。

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FLIGHT JACKET TYPE-Ⅰ
インターミディエイトゾーン用フライトジャケットCWU-45/Pをミニマルに無機なイメージで制作。
アクションプリーツ〜後ろ袖部分には同様のナイロンツイルの1番重いナイロンツイル(カラー違い)を入れることで、全体の表情に少しのずれを。
リブも2段リブを採用しているが、カラーリング、素材でミリタリー感を排除した雰囲気に。軍用ディテールをあえて残し、素材感・色味でミニマルに昇華している。

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OVERSIZED SWEAT LS
フロント部分に入るdivergence(分岐、ずれ)は今シーズンを象徴するプリント。裏面の生地は着用時の着心地に重きを置き、表面はポリを混ぜたようなモードでミニマルな表情に。アーム部分には生地のずれやゆがみを入れ、たっぷりとった身幅、アームホールのバランスが特徴です。

ここに記載した以外にも、いくつかのアイテムがラインナップ。どこか象徴的で想像の緒になりそうなコレクションのムードと、シンプルで取り入れやすいウェアのひとつひとつ。「キャロル(carol)」をはじめ、各取扱店で1月27日(土)より展開スタートです。ぜひ注目を。

Text_Taiyo Nagashima


carol
住所:東京都渋谷区神宮前5-23-3長谷部ビル1F
電話:03-5778-9596
storecarol.com
www.instagram.com/storecarol

Source: フィナム

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