スポーツをテーマのひとつに掲げた2018年クルーズ コレクションの〈グッチ(GUCCI)〉を象徴するのがアセテート素材のセットアップだ。しなやかな風合いを生かした吸いつくようなシルエットに袖口や裾のストライプが好バランス。前身頃と袖に入れたキルティングがまた素材の魅力を高めるのに一役買っている。キッチュなエッセンスをラグジュアリーに転換する手腕はさすがの一言。ジャケットはリバーシブル対応。
ブルー×レッドのカラーパレットはそれなりの存在感があるが、注意深くデザインを削ぎ落としたそれはそのままセットアップで着てサマになる。もちろん単品で使えば活躍の場はぐんと広がる。
前コレクションで登場したロゴを背中にあしらったM65ベースのジャケットも注目の一着。絶妙なアタリはコーティングコットンにウォッシュ加工を施した賜物だ。ライニングはエコファー。正面から勝負したいなら、やけにリアルなキャットがプリントされたトレーナーを。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa
Text_Ryo Muramatsu
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Source: フィナム