〈FACETASM(ファセッタズム)〉が2018年秋冬のパリファッションウィーク・メンズに参戦。今回で4度目のパリ上陸になるが、デザイナーの落合宏理はいつも以上に“本気”だった。今季のテーマは、“Emotion”。「感情そのものを表現したかったんです。僕たちにとって4度目のパリですが、確かに過去にはいいショーもありました。でも、僕たちはそれに満足してなくて」。そんな情熱が詰まった最新コレクションは、ベースボールシャツやハイキングブーツといった王道をアイテムが、彼の前衛的パンクの審美眼で昇華された。
また、「今季はFACETASMにとってのターニングポイントであり、パリで最も重要なショーだったんです。僕はルールを壊して純粋に良いショーを作り上げたいと思っていました」と語る落合氏だが、この2018年秋冬は“生地/素材”に大きな幅を感じた人も多いことだろう。同氏はこれについて「今回のテーマであるEmotionと関連づけて、素材の様々な一面を見せたかったんです」と説明。複数の素材ではなく、素材の様々な一面とは、着用時にできるシワや洗濯による縮みといった我々も日常的に体感しているリアルなものと捉えればスッと理解できるのではないだろうか。
〈FACETASM〉は今回の成功を受けて、どこに向かうのだろう。今後について尋ねてみると、「何も」とシンプルかつ等身大な一言が返ってきた。そんな落合氏が全力で挑んだランウェイの舞台裏を是非、上のフォトギャラリーから覗いてみてほしい。
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Source: HYPE BEAST