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SHOPPING ADDICT 2017 Nov. 〜編集部員のお気に入り〜

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目次

HOUYHNHNM

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SHOPPING ADDICT 2017 Nov. 〜編集部員のお気に入り〜

シーズン立ち上がりを終えて、冬のお買い物が一段落したと思っている読者のみなさま。至る所に求める服がまだ隠れているかも。と、いうわけでショッピングアディクトは紹介点数を再度1人4点に。あなたの物欲、もう一度刺激します。

  • Photo_Masaki Sato
  • Edit_Rei Kawahara

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早くもスタート。

小牟田亮

次号のアンプラグドが動き出しました。発売は3月24日予定です。早い? いやいやこれくらいから始めないと。半年に一回の刊行なので、読み応えはあって当たり前なのです。

MAISON EUREKAメゾンエウレカのコート

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才能のかたまり。

以前自分のブログでも書きましたが、とにかく素晴らしい才能を持っている〈メゾンエウレカ〉デザイナーの中津ゆりかさん。アイテムの多くは女性のためのコレクションなのですが、このコートのようにたまに男性でも着られるアイテムがあるので気が抜けません。このコートはバサっと羽織りたくなる、やや大きめのサイズ感。ちょっとした撥水機能もあるので、レインコートとして使って欲しいというのがブランド側の想いだそう。シンプルなステンカラーコートのフォルムをレインコートとして使うという発想、ありそうでなかったような気がしませんか? デザイナーの古着への愛、執着が垣間見られる〈メゾンエウレカ〉のコレクション、服好きならば必ず見ておいた方がよいかと思われます。
¥59,000+TAX

ON TOKYO SHOWROOM
03-6427-1640
www.maisoneureka.de/

MYTHINKSマイシンクスのレザーバッグ

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高級な野生さ。

センスがいいなと思うお店にはたいがい置いてある、〈マイシンクス〉というブランドにはそんな印象があります。アパレルも作っているのですが、なんといってもエルクレザーを贅沢に使用したレザーグッズのシリーズが最高です。野生のアメリカ赤鹿を使っているとのことで、革の表情や厚さにも個体差があるそう。金具類は一切使っておらず、ナチュラルでワイルドな佇まいなのですが、それなのに絶妙に今っぽいのが〈マイシンクス〉の特徴といえるでしょう。ぽってりとしたフォルムがキュートなバケットバッグは、サイズはスモール、スクウェア、ミディアムの3種類。ちなみに今回ご紹介しているものはミディアムです。女性だったらスモールサイズをちょこんと持っても可愛いのでは?
¥48,000+TAX

MYTHINKS
makemythinks.com/

new balanceニューバランスのM1700 WN

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白の「N」に首ったけ。

〈ニューバランス〉といえば、グレー。それはわかってます。自分も何足も持っていますし。たまらない魅力があるんですよね、ここんちのグレーには。ただ今回ばかりはこのホワイトに持っていかれてしまいました。“1000番台最後のフラッグシップモデル「M1700」が発売から17年の時を経てUSA製で初の復刻“、といったバックグラウンドにはそこまで興味がありません。ただただ、このレトロ感とフューチャー感がないまぜになったようなカラーリングに惚れ込んだだけなのです。軍パンとかコーデュロイパンツとか、アナログな質感のパンツに合わせたいと思っています。
¥39,000+TAX

ニューバランス ジャパンお客様相談室
0120-85-0997
shop.newbalance.jp/

SHIPS BLUESTOREシップス ブルーストアのニット

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ぜひとも派手な方の色を。

ようやくニットが似合う、そして着たくなる季節になってきました。イコール全身が地味色になってくる季節でもあります。どうしてもモノトーン気味になりがちな秋冬シーズンですが、たまには色物にも手を出したくなるんです。そういう意味で今回のニット、最高だと思いませんか? 赤・オレンジ・青、どれも甲乙つけがたい出来。ここまでパンチの効いたノルディック柄ニットにはなかなか出会えないはずです。しかも手の出しやすい安心プライス! いやはや素晴らしいアイテムですね。こうした逸品がちょこちょこあるわけで、セレクトショップのオリジナルのチェックも怠ってはいけないのです。これこそ賢い消費、ワイズスペンディングですね。
各¥12,900+TAX

シップス 渋谷店
03-3496-0481

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寒いと走る気が起きない。

山本博史

すっかり秋も深まり、ランニングをするには心地いい季節になったものの、個人的には寒いと走る気が起きない。とはいえ、来年にはいくつかロードのレースも控えているわけで。ふむ。

SALOMONサロモンのミトングローブ

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便利なグローブ。

山を走るときは、グローブを付けていることが多い。寒さを防ぐのはもちろん、周りの木々を掴むのにも躊躇が無くなるし、手の汗で滑りやすいパワーウォークのグリップとしても機能してくれる。なかでも愛用していたのが〈サロモン〉のミトンタイプ。ミトンを開くだけで、スムーズに体温調節ができるし、指の自由も確保することができるので、脱着のストレスが皆無。が、あまりにも使い込みすぎてヘタレてきたので、新たな相棒を探してみたら、同じく〈サロモン〉にニューモデルがあるじゃないですか。しかも、急な雨に安心な防水仕様というのもありがたい。早速、今月末の「修行走」でトライしてきます。
¥3,900+TAX

サロモン / アメア スポーツ ジャパン
03-6831-2718
www.salomon.com

THE NORTH FACEザ・ノース・フェイスのシューズ

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UTMFで履きたい靴。

初めて目にしたのは「スリーピークス八ヶ岳トレイル」の会場だったと記憶している。〈ザ・ノース・フェイス〉らしからぬ厚底シルエットに、山屋らしいゴツっとした屈強なルックス。スマート志向のロードランニングシューズとは一線を画す仕上がりが、なんともトレイルランニングシューズらしいなと好感を持ったのを覚えている。しかも、履いている人の評判がすこぶるいい。2層構造のミッドソールで、ソフトな履き心地ながらも安定感に抜群、ロングレースに最適なのだという。耐久性とグリップ力には定評のあるビブラム社のアウトソールや速乾性の高いインソールを搭載など、ディテール面も充実。来年の「UTMF」で履くシューズの選択肢の1つとしてリストアップしておこうかなと。まだ当選していないけど…。
¥15,000+TAX

ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
0120-307-560
www.goldwin.co.jp/tnf/

NIKE SBナイキSBのパンツ

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トレイルに持ち込みたいスケートアイテム。

ぼくはトレイルランニングをスケートボードのような感覚で楽しんでいるところがある。足もとを確認しながら山を駆け下りていく感覚は、路面の特性や街の凹凸を見分けながらスケートでクルージングしている感覚に近い。ゆえに機能さえ伴えば、スケートアイテムをトレイルフィールドに持ち込みたいと思っている。例えば〈ナイキSB〉のトラックパンツ。ご覧の通りのスポーティなシルエットに、アクティブな動きを妨げないストレッチ素材なので、走るのくらいお手の物。ウエストバンドにドローコードも合わせているので、サイズ感の細かな調整ができるのも嬉しいポイント。ロードでも、トレイルでも、タウンユースでも使えそうな逸品かなと。
¥5,500+TAX

NIKE カスタマーサービス
0120-6453-77
NIKE.COM

『SHOE DOG』フィル・ナイトの書籍

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破天荒なナイキの創業物語。

これは読まずにいられない。なんてったって〈ナイキ(NIKE)〉の創業者であるフィル・ナイトの著作なのだから。理由はそれだけで充分でしょう。で、実際に読み進めてみると、これがめちゃくちゃおもしろい。1962年の創業から1980年の株式公開まで、ぼくがリアルタイムでは知らない時代のブランドストーリーが赤裸々に綴られている。しかも、いまや世界有数のスタイリッシュなスポーツカンパニーである〈ナイキ〉が、かつては自転車操業を繰り返していたことには驚かされる。あまりにも破天荒な経営方針のためビジネス目線では参考にならないけど、自らの哲学を信じて突き進み、ときに悩みながらも前進し続け、アメリカン・ドリームを成し遂げていく姿はとにかくエキサイティング。〈ナイキ〉が、スポーツが、走ることが好きな人は必読です。
¥1,800+TAX

東洋経済新報社
store.toyokeizai.net/s/p/books/shoe-dog/

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二〇一七年、霜月。

中田潤

来年2月に開催される「茨城・守谷ハーフマラソン」にエントリーしました。何が楽しみって、もはや定例になっている、日本三大唐揚げ店(梶原さん調べ)のひとつ「柏・太平楽」での前夜祭。タイムは1時間40分を切れるよう頑張ります!

TUBE UNITED ARROWS COLLECTIONチューブ ユナイテッドアローズ コレクションのニット

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ポップでモダン。

ここ数年、ローゲージのニットをよく買っています。タイプはクルーネック、タートルネック、ボートネックとけっこうバラバラ。唯一共通していることと言えば、すべて単色ということぐらいでしょうか。そうこうしているうちに、ある程度カラバリが揃ってきた今期、目を奪われたのがこのニットでした。絶妙な配色に加えて、ポップだけど決して子供っぽくないデザインは、ドメスティックブランド創成期を支えた〈チューブ〉斎藤久夫さんの成せる技だと思います。程よい肉厚感とゲージの詰まり具合もまさに自分好み。一昨年から始動した社内のスキークラブもそろそろ活動を再開する時節。左の一枚に至っては、現状決まっている来年2月のスキー合宿で存分に披露したいと思います。
各¥50,000+TAX

ユナイテッドアローズ 原宿本店
03-3479-8180
www.united-arrows.co.jp

BOSEボーズのワイヤレスイヤホン

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ついに真打ち登場。

モバイル環境で音楽を楽しむ際、いまやワイヤレスイヤホンは珍しいものではありません。ただ、これはまったくの別モノでした。〈ボーズ〉が満を持して発表した完全ワイヤレスイヤホン「SoundSport™ Free」。音質は信頼と安心の〈ボーズ〉クオリティなので言わずもがなとして、個人的にびっくりしたのは、左右独立した各イヤピースがわずか9グラムという軽さと、1時間走ってもまったくズレない抜群の装着感[32mm(H)×30mm(D)]でした。それこそ身に付けているのを忘れるくらい。あとは、せっかちな自分にとって嬉しいのが、仮に紛失しても、無料アプリ「Bose Connect App」を使えば簡単に見つけ出すことができること。もちろん装着したまま通話もOK。新時代、やってきましたね!
各 ¥27,000+TAX

ボーズ・オンラインストア
0120-002-009
www.bose.co.jp

MERRELEメレルのブーツ

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ウィルダネスを探せ!

かつて、〈リーバイス®〉の501®、〈ヘインズ〉のパックT、〈コンバース〉のオールスターといった定番アイテムが、アメリカ製ではなくなるという情報を聞いたとき、それはそれは残念でした。そしてまたひとつ、〈メレル〉の代名詞的なモデルのひとつ「ウィルダネス」が生産終了に。現在は「WILDERNESS AC+という新モデルが展開されていますが、このモデルはある在庫のみ。「ウィルダネス」といえば、質実剛健を絵に描いたような耐久性に優れたハイキングブーツの名作で、ブラックのボディにブルーのシューレースがトレードマーク。アウトドア愛好家だけでなく、ファッションフリークからも高い支持を受けていた、まさに“メレルの顔”でした。これも時代の流れと言うべきか…。とにかく、見つけ次第買っておくことをオススメします。
¥45,000+TAX

丸紅フットウェア
03-3665-0086
www.merrell.jp

CARHARTT WIPカーハートWIPのコーデュロイジャケット

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シンプルイズベスト。

ここはひとつ、あらためてブランドの説明から。「丈夫であること」は、100年以上の歴史を持つ〈カーハート〉の最初のテーマであり、今日までブランドの魂として宿り続けている理念でもあります。そして、この本家〈カーハート〉の誕生から100年が経った1989年に、シルエットやデザインをより現代的にしたヨーロッパ企画〈カーハート WIP〉がローンチ。現在、広く日本で知られているのは後者です。その代名詞的アイテムのひとつが、このスウィングトップ。春夏はコットンツイルで、秋冬はコーデュロイ。裏地付きで保温性が高く、胸元のロゴ刺繍がアクセントになった至極シンプルな一枚です。インナーにパーカを合わせるもよし、シャツを合わせるもよし、汎用性の高さも魅力のひとつ。持っておいて損はないでしょう。
¥23,000+TAX

Carhartt WIP Store Tokyo
03-3402-9810
www.carhartt-wip.jp

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ポートランドの思ひ出。

小林真理

今更ながらポートランドに行ってきました、プライベートで。一番楽しかった買い物は、宝探し感覚のスリフトショップ(慈善団体が運営している小売店)でした。

Icebreakerアイスブレーカーのオアシスタートルネック

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私的永久定番品。

身につけるものが命を左右する、登山家の話や山のサバイバル漫画の中では必ずと言っていいほど、どんな素材を着るかというエピソードが出てきます。口を揃えて、みながみな「化学繊維はダメ、天然繊維がいい」と言います。とくに“メリノウール”はよく頻出するオススメの繊維。この素材は、まず抗菌防臭効果があり、ウールなのに肌触りもよく、汗を蒸発させる湿度調整に長けているそうです。しかし、レイヤリングの1枚目として、あまりに優秀なメリノウールだからこそ、多くのブランドはゆとりがなくて、着るとピチピチになるものばかりでした。でも、〈アイスブレーカー〉の良さは、カットソー然としたそのゆったりしたデザイン。登山服としてはもちろん、街着としてこれを使わない手はないと思う、スタンダードアイテムとして活躍を見込んでいる一着です。
各¥12,500+TAX

ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
0120-307-560

TRADHOUNDトラッドハウンドのニット

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高貴なのにお手頃!

服というのは、その国の気候や地理的環境などが大きく左右するもの。だからこそ、その場所でしか生まれないものに出合えるのはファッションの醍醐味でしょう。イギリスといえば、数多くの名品を作ってきたわけですが、名ニット ブランドを数多く輩出しています。〈トラッドハウンド〉は老舗ニットメーカーとして名を馳せた〈ハイランド2000〉の後継者が立ち上げたブランドで、上位質なブリティッシュウールを、職人が一枚一枚を手編み機で編み込んで作っています。なのに、この価格! そしてキャメルなどの色合いもすごく上品なんです。ローゲージのニットは色違いで何枚持っていても、困ることはありません。個人的にはやや大きめのサイズで、ゆったりとしたスタイリングを楽しみたいと思います。
¥12,000+TAX

HIGH! STANDARD
03-3464-2109

South2 West8サウス2 ウエスト8のベルティッド センター シーム パンツ

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待望のブラック!

実は、これと同型のネイビーを持っています。しかもかなり人気らしく、同じパンツを履いている人を見かけたという声多数。それくらい重複率が高いアイテムなのですが、それでも買わずに入れられない。それほど完成されたパンツなのです。シルエットは、ワイドかつテーパード。動きやすく、ベルトは不要。ボタンの付いたポケットのほか、収納力抜群のサイドポケット付き。生地も厚すぎず、薄すぎず、で通年活躍してくれます。ワックスコーディングなので、経年変化も楽しめそう。スポーティなのに、センターシームというのも独特でなおよし! ネイビーはネイビーで活躍してくれたのですが、満を持してようやくブラックが登場してくれました。当然、重複率がさらに跳ね上がるんでしょうが、惚れた弱みで、財布の口を素直に開けるだけです。
¥24,000+TAX

ネペンテス
03-3400-7227

L.L.BeanL.L.ビーンのピマ・コットン・パーケール・シーツ

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お店では発見できない秘蔵アイテム。

〈L.L.ビーン〉と言えば、何はともあれトートバッグのイメージがあるんですが、寝具類も優秀なんです。しかも店頭販売はなく、オンライン限定の販売。睡眠環境の重要性が叫ばれる昨今ですが、そんなことよりも、まずは体感として肌触りがいいシーツ類を選びたいもの。個人的に目指すところは、ホテルのシーツ。〈L.L.ビーン〉のこのシーツは、ピマ・コットンでさらりとしている上に、シルキーな触り心地が抜群にいい。柄も、写真のようなブロックや柄物はもちろん、シンプルなワントーンなど種類も豊富。写真で言えば、ブルーの柄入クイーンサイズのシーツセット(ゴムなし、ゴム入りシーツ各1枚、ピロー・ケース2枚)が¥20,000、ブロックのキングサイズ(ゴムなし、ゴム入りシーツ各1枚、ピロー・ケース2枚)が¥22,000というリーズナブルなところもさすが〈L.L.ビーン〉。素材違いでいろいろと揃っているので、四季に合わせて選べそうです。
(ブロック柄)¥22,000+TAX、(柄入りブルー)¥20,000+TAX

エル・エル・ビーン・カスタマーサービスセンター
0120-81-2200

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うどんはカルチャー。

長嶋太陽

香川でうどんをいっぱい食べてきました。美味しいだけじゃない、生活に寄り添う生きた文化がそこにありました。サウナもカレーもいいけど、うどんも良いですよ。

NANGA for Graphpaperナンガ×グラフペーパーのダウンジャケット

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29歳の初体験。

“どんなに大人になっても”とは山下達郎の名曲『アトムの子』の印象的なフレーズですが、大人になっても知らないことやワクワクすることにたくさん遭遇したいものです。身近なところで言えば、初めての服に袖を通す喜びとか。ボリュームのあるダウンジャケットは僕にとって未知の服。似合わないという先入観があったのですが、〈ナンガ〉と〈グラフペーパー〉の共作に袖を通してみたら、思った以上にしっくりきました。ミニマルでありながらミリタリーを匂わすあしらい。表地がコットン100%のタイプライター素材というのも珍しく、素朴なのにスタイリッシュな不思議な仕上がり。暖かさは折り紙つきで、合わせやすいけど、今ひとつ正解がわからないところも楽しい。左のプルオーバータイプが気になっています。楽しいですよね、服を選ぶのって。
左:¥88,000+TAX、右:¥90,000+TAX

Graphpaper
03-6418-9402
www.graphpaper-tokyo.com/

Hender Schemeエンダースキーマのシューズ

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特別な靴。

〈エンダースキーマ〉というブランドは特別です。斬新な発想に基づいて、プロセスを発明したこと。その結果生まれる鮮やかなインパクトをまとったアイテムの数々。そして、それに対する大きな反響。一連の現象がどんなブランドにも似ていません。反響の多くは美しく真摯なモノづくりに対する賞賛ですが、さまざまな意見が寄せられるブランドというのは本当に珍しく、特別な存在であることを強く裏付けています。今回選んだこの一足は、ストラップ付きのドレッシーな出で立ちが美しく、アレンジとアイデアが際立つラインナップの中で、実に真っ当なシューズだと感じました。クリエーションの円熟を象徴する一足と言えるのではないでしょうか。発売は12月、特別なシチュエーションがたくさん訪れる時季に活躍してくれそうです。
¥37,000+TAX

スキマ
03-6447-7448

S.E.H KellyS.E.Hケリーのドンキージャケット

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本当に「毎日着たい」服。

人間の動きは複雑かつ繊細、そして時に大胆です。服はその動きに合わせて、引っ張られたりスレたり汚れたり、日々ハードな働きを強いられています。「毎日着たい」と言葉にするのは簡単ですが着用しすぎると経年劣化につながりがち。アウターに関しては殊更でしょう。そんな中で、〈S.E.Hケリー〉の今季の新作として登場したドンキージャケットは、経年が魅力へと繋がる服です。ブリティッシュワークウェアの定番を端正にアレンジした一着で、ミリタリーウェアを手がける工場で生産されたタフなウールメルトンに、肩周りはザラリとしたウォータープルーフのキャンバスで切り替え。PCの入ったリュックを担いで歩く現代人のライフスタイルにフィットした意匠です。着込めば着込むほど体に馴染む、生活を侮らずに見つめたものづくりに敬服です。
¥158,000+TAX

マッハ55リミテッド
03-5413-5530

F.P MARTF.PマートのロンT

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ネオ北沢。

ロックバンドと古着とヴィレッジバンガード。下北沢の認識がそこで止まっているとしたら、時代遅れと罵られてしまうかもしれません。池ノ上の「ミンナノ」を筆頭に「WEDSTORE」や、「フィルム」を始め、先日こちらの記事で取り上げた「F.Pマート」など、独自のスタイルを持ったショップがそれぞれ支持を得ています。もちろん、それぞれが独自の信念に基づいてコツコツと続けてきたからこそ。そんな下北事変の象徴として今回ピックアップしたのは、「F.Pマート」がイラストレーターのMASAYOSHI SUZUKIとともに手がけたロンT。いい意味で気の抜けた袖プリントが、シュールで和やかなショップの雰囲気を代弁してくれるかのよう。古着の文脈に理解を示しながらも、自由で軽やかにセレクトされたアイテムは見ていて楽しいです。ぜひ一度足を運んでみて下さい。
¥5,000+TAX

F.P MART
www.instagram.com/fp_mart

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Uncommon Places。

村松亮

つい先日、神保町の小宮山書店に初めて行ってきました。目的はウィリアム・エグルストンの写真集を買うため。だけど、値段が高くて、結局、スティーブン・ショアの写真集『Uncommon Places』を購入。小宮山書店は思っていた以上にファッション関連の古書が充実していて、また訪れたいと思いました。

MACKINTOSHマッキントッシュのダッフルコート

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やっぱりこの冬は…。

この冬、ぼくが着たいアウターはやっぱりダッフルコートだ。前回の「Shopping Addict」で紹介した〈グローバーオール〉と〈アニエスベー〉のコラボレーションモデルに続いて、今回は〈マッキントッシュ〉のものをピックアップした。やっぱりこちらもオールブラック…。この一着は、ダッフルコート本来の野暮ったい印象を抑えた上品な雰囲気に仕上がっている。程よく厚みのあるメルトンを使いつつ、大きめのホーントグルやフラップポケットがアクセント。着こなしやすい膝上丈でシルエットもブランドを象徴するステンカラーコートのようにシャープにつくられている。だからストリートっぽく着こなすというより、ウールのスラックスやサイドゴアブーツを合わせたトラッドな格好が似合いそう。イギリス製。

¥138,000+TAX

マッキントッシュジャパン
03-3589-3104
mackintosh.com

Glenmacグレンマックのセーター

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どこか懐かしい雰囲気。

今シーズン、〈スティーブン アラン〉のセレクト商品で特に気なっているのが、〈グレンマック〉のセーターだ。このブランドはスコットランドの老舗ニットメーカーで、ヨーロッパのデザイナーブランドのニット製品を手がけることでも知られている。だけど、〈グレンマック〉は冬になると古着屋に並んでいる印象が個人的には強い。よく古着屋に行っていた学生時代、何度も見かけたことがあって、いつか着たいと思っていた。だから、〈スティーブン アラン〉の展示会で見たとき、どこか懐かしくて、ちょっと新鮮だった。今回展開されているのはクルーネックのタイプで、オーストラリアのジーロン地方でのみ繁殖されている子羊の毛である「スーパージーロンラムズウール」を使ったもの。実際に手に取ってみると、カシミアに近い手触り。着ていくうちに毛玉ができたとしても、手入れをしながらずっと愛用するもの素敵かもしれない。
各¥36,000+TAX

スティーブン アラン
www.stevenalan.jp

HUGOヒューゴのジーンズ

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展示会で見つけた一本。

10月に〈ヒューゴ〉の展示会に行ってきた。このブランドはドイツを代表する「ヒューゴ ボス」のブランドのひとつ。今年リブランディングを行い、現在はフォーマルラインの〈ボス〉とカジュアルラインの〈ヒューゴ〉の2つに分けられている。〈ヒューゴ〉は今年6月にイタリア・フィレンツェで行われたメンズファッションの見本市「ピッティ・ウオモ」でショーを開催。いまの若者たちに寄り添った、オーバーサイズでリラックスしたサイズ感の服を中心に展開しています。展示会で目についたのが、まるで古着のようなジーンズ。いまの気分にぴったりなデニムの色落ち具合が印象的で、裾にかけてテーパードのきいたやや野暮ったいシルエットもいい感じ。今年はもうパンツは買わないって決めていたけど、心が揺らいでいる。ちなみに11月から発売。
¥20,000+TAX

ヒューゴ ボス ジャパン
03-5774-7670
www.hugoboss.com

LONDON FASHION WEEK 1984-2017 THE BREAKTHROUGH MOMENTS OF 83 DESIGNERSロンドン・ファッションの本

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ロンドン・コレクションを知る一冊。

10月末に僕が編集を担当した本が発売された。タイトルは『ロンドン・コレクション 1984-2017 才気を放つ83人の出発点』(繊研新聞社)。この本は、ロンドン在住のファッションジャーナリスト、若月美奈さんが30年近くさまざまな媒体で取材した、72ブランド83名のデザイナーの記事を1984年に始まったロンドン・コレクションの変遷に沿って構成したもの。代表的な記事ではマックイーンの初期のインタビューやガリアーノのデビューコレクションの写真を始め、キム・ジョーンズ、ガレス・ピュー、近年だとアストリッド・アンデルセンやクレイグ・グリーンのインタビュー記事も収録。米山菜津子さんにお願いした装丁も個性的なものに仕上がっていると思う。本の詳しい内容と制作の裏話が気になるかたはフイナム・ブログで…。

¥3,400+TAX

繊研新聞出版部
03-3661-3681
www.amazon.co.jp

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東京のナポリ。

石井洋介

過日、東京のナポリ・永福町へピザを食べに。噂に違わず超ボーノ!で、5種類のピザをペロリと堪能しました。グラッチェグラッチェ!お次は東京のパリ・神楽坂でキッシュだな。セボン!

Mountain Researchマウンテンリサーチのマウンテンハット

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気分はマルコム・マクラーレン⁉︎

とにかく圧倒的な存在感と美しい佇まいにやられて、見た瞬間に速攻で手に入れた〈マウンテンリサーチ〉のマウンテンハット。これ最高です。同ブランドではこれまでも定番アイテムとして最高のマウンテンハットを作ってきましたが、今シーズンのものは一味も二味も違うんですよ。まずは、このハットのために特注したという超極厚のオリジナルメルトン、しかもそれをご覧のように見事に山型に整形しているのです。触ってみるとその違いは歴然。通常のハットに使われる生地に比べて段違いにボリューミーです。さらに特筆すべきはブリムの返り。端がクルンッとカーブしているんです。ここにピンときた方はご名答、そうです、マルコム・マクラーレンが被っていた、あの仕様です! これが中々探すと中々無いんですよねぇ。完全にトドメを刺されました。かくして、お気に入りの帽子がまた一つワードローブに加わったのです。
¥35,000+TAX

…….Research GENERAL STORE
sett.co.jp

NIGEL CABOURNナイジェル・ケーボンのデニソンスモック

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いま気になるブリティッシュミリタリー。

これまでアメリカンヴィンテージばかりに目を向けていたせいか、『アンプラグド Vol.6』で取材したユーロヴィンテージはとにかく新鮮でした。特にブリティッシュミリタリーは未見のものが多く、目新しい素材やディテールと出会うたびに興奮したものです。なかでもFPM田中さんに見せてもらったブラッシュストロークパターンの「デニソンスモック」は強烈だったなぁ。そんな思いから今回は〈ナイジェル・ケーボン〉の一着をピックアップ。ドットボタンのレイアウトや袖口のリブといったギアディテールはしっかりと踏襲しつつ、素材をインディゴに載せ替えてツイスト。本物の佇まいを残しながら、しかしデイリーユースに落とし込むさじ加減は、ミリタリーウェアを熟知したナイジェルならではですね。実物も気になるところですが、希少性や程度の問題もあるので、まずはこの一着からブリティッシュミリタリーに触れてみようかと。
¥76,000+TAX

OUTER LIMITS
www.cabourn.jp

BOGENボーゲンのセーター

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この柄の正体は…!?

スキーに対する溢れんばかりの愛情をかたちにするアパレルブランド〈ボーゲン〉から、モックネックのセーターをセレクト。一見するとヘリンボーン柄のトラッドなセーターだけど、なんか妙な違和感を覚えます。それもそのはず、実はこの柄、スキーのトップを開いて逆ハの字にしてゲレンデを登る、あの足跡を模したもの。聞いて納得、思わずニヤリ。こういったユニークなストーリーに思わずヤラれてしまうのです。クラシカルな見た目ゆえ重そうに見えるけど、着てみると驚くほど軽いのも良い。個人的にはロクヨンのダウンジャケットやブッシュパンツといった70’sヘビーデューティスタイルで合わせたいなぁと。しかしながら、『SKI LIFE』の紙面からそのまま飛び出してきたかのうよな〈ボーゲン〉の世界観は毎回ツボです。最近こういったノリのブランドが少ないので嬉しい限り!
¥34,000+TAX

スキーショップボーゲン
03-6303-2623
www.bogen.jp

LA SPORTIVAラ・スポルティバのAKYRA

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この配色、最高につき。

最近トレイルランニングシューズが気になって色々と物色しています。アウトドアフィールドにマッチした独特の配色、テクニカルなアッパーデザイン、そして抜群の履き心地を誇るソールユニット。探してみると普段履きとしても使える格好良いモデルが多いんですよね。「トレイルランナーだけが楽しめるなんてズルイッ!」と、からっきし運動がダメな男が選んだ一足が〈ラ・スポルティバ〉で見つけた「アキラ」のブラック。なんと言ってもこのイエローとレッドが差し色に効いたとっぽい配色が最高。折り紙からヒントを得たという幾何学的形状からヒントを得たというオリジナルのミッドソールも良いですね。お馴染みのスポーツブランドのスニーカーとは一線を画したデザインが新鮮に映ります。
¥16,500+TAX

SPORTIVA JAPAN
www.sportivajapan.com

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赤に緑に白。

河原嶺

ハロウィンが幕を閉じて、あのイベントがジワジワと背後に迫っている感覚が。ちょっとスタートダッシュが早すぎやしませんか。トナカイさん、勘弁してや。。

JieDaジエダのコート

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柔らかさ、あたたかさ。

このショッピングアディクトの撮影していたとき39度の熱がありました。誰しもそうですが、服の素材の柔らかさとか、楽に着られるかどうかって、体が弱っているときにとてつもなく重要。改めてありがたみに気がつくというか。本筋からは外れましたが、その点でこの〈ジエダ〉のコートにはその種のあたたかみを感じたんです。肌触りが抜群に柔らかい肉厚の生地感。起毛のかかったボディに安心感を覚えました。トレンチコートをベースにした深いVネックとドロップドショルダーが特徴で、シルエットは〈ジエダ〉お得意のオーバーサイズ。広いアームや膝丈下のレングスなど存在感があるのにガバッと羽織れる大きめのつくりがゆえに、下に着るものも選ばない。僕らに寄り添ってくれるのに、〈ジエダ〉らしい尖った雰囲気を携えてるのもこれまたいいんです。
¥88,000+TAX

KIKUNOBU
‬03-6455-0535
jieda.jp

ES:S×International Gallery BEAMSエス×インターナショナルギャラリー ビームスのブルゾン

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鮮やかなスカーフとご一緒に。

このアイテムを初めて目にしたのは「インターナショナルギャラリー ビームス」のスタイリングルック。光沢感のある黒いスエードと割とベーシックな形がいいなと思い、実物を手に取ってみるとかなり軽い! この手の素材のアイテムに重みが伴うのは当たり前ですがまあ軽い。予期していなかった感覚に驚いたのを覚えています。このブルゾンは〈エス〉にビームスがリクエストした新型で、Gジャンのディテールをアレンジしたもの。ルックにもスカーフが使用されていますが、ネックの部分にスカーフを取り付けるためのループが配されています。面白いのは、商品一点一点に異なるスカーフがついてくるところ。どうやら某ブランドのヴィンテージだとか。コートの下に忍ばせてみてください。簡単にバシッと印象が変わります。
¥92,000+TAX

International Gallery BEAMS
03-3470-3948

ADIEUアデューのシューズ

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華麗すぎるいいとこ取り。

〈アデュー〉は、パリのカップルが立ち上げたシューズブランド。イザベルは〈イヴ・サンローラン〉などのビッグメゾンで積んだ経験をもとにエレガンスと繊細さを、ベンジャミンはジョン・ライドンやジョー・ストラマーから影響を受けたパンクなデザインをシューズにミックスしています。今回はクラシカルなものをセレクトしましたが、「コレクション」を覗くと、2人の感性と培われたベースが半分ずつ綺麗に交わった華やかな靴の数々が。〈アデュー〉の靴はまさにパンクの文化を横断した厚底のソールが特徴で、ご覧の通り、ローファーとジョイントしてもどこかエッジの立つ印象に。気になる取り扱いは、新宿のアポイント制セレクトショップ「Jackpot」や、「Lui’s」にて。
¥53,000+TAX

EDSTRöM OFFICE
03-6427-5901
www.adieu-paris.com/

VAPORIZEヴェイパライズのスキニーパンツ。

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一本あるといい。

いつの時代にもマッチする万能な〈ヴェイパライズ〉のスキニーパンツ。〈ヴェイパライズ〉はロックバンドのスマッシング・パンプキンズの元ギタリスト、ジェームス・イハが監修するブランドで(昨年フロントマンのビリー・コーガンと共演したときは感動しました、、)自身の根幹を成すロックに関連したテーマを設け、シーズンごとにテイストの異なる服を展開しています。グランジだったりマッドチェスターだったり、アーティストとして生で体感した時代の匂いがそのままそっくり具現化されているのがかなり魅力。その中でもこの黒スキニーは毎シーズン発売されているブランドの定番品で、股上が浅めに作られた王道シルエット。生地、縫製共に日本製で、僕も1年前のモデルを穿いていますが耐久性に文句なしです。ぜひお試しあれ!
¥9,800+TAX ※価格変更の可能性があります

BEAMS HARAJUKU
03-3470-3947

Source: フィナム

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