フィナム
「炎画」一輪挿し。 ©Kyoji Takahashi 個性的な人が多い写真家の中でも、孤高のスーパースターと称され、ひときわ強烈な個性を放つ髙橋恭司さん。そのドラマティックな作風や商業的なマス・メディアと距離を置くその姿勢が共感を呼び、熱烈な支持を集めています。最近では、写真のほかドローイングも手がけるほど創作意欲も旺盛です。 一方、独自の作風と豊かな精神性で、いまなお多くのファンをもつという栃木県・益子の陶芸家、故・成井恒雄さん。今回、その後を継ぐ成井亙(わたる)さんとの偶然の出会いから、髙橋恭司さんが陶器の絵付けを初めて担当し、そのファーストコレクション80点ほどが、昨年末完成しました。 こんな推薦文があります。 “それは、従来の高橋さんの作品以上に遊び心とウィットを感じさせる、瑞々しい仕上がり。ただ、一見奔放に見える筆使いの奥に、計算されたクールな眼差しが見え隠れするのは、やはり紛れもなく高橋ならでは。また予測不能ともいえる炎との共創が、かえって作品に必然的なリアリティを与えているようにも感じます。高橋曰く「これは僕だけでできたものじゃない。炎と一緒に描いた絵画、“炎画(ヒビ)”…
続きを読む>>実用的で愛らしい。写真家・高橋恭司が初めて手がけた陶器がHOEKにて独占販売中。