10月も後半に突入し、朝晩はぐっと肌寒くなってきましたね。街中を眺めるとすでにコートを着ているひともちらほら。やっぱり季節の変わり目は服選びが悩ましくて、毎朝着替えるのに時間が掛かります…。でもそういった時に好きな格好をして、ちょっとでも気分を上げていきたいですね。
アンティークモール「フイナムズ」は、今年5月にスタートしてから早5ヶ月。お店の数は12まで増えました。今回はこれからの季節に一つあると着回しにも便利なアウターを紹介します。困ったときに便利ですよ。
最初にピックアップしたのは、1940年代の「USネイビー」のピーコート。特徴はなんといってもフロントに10個のボタンがついているところ。この後のモデルは8つのボタンに変わってしまうので、写真のものは貴重です。しかも、サイズが34! ここまで古いものでこのサイズはなかなか見つからないと思います。もともと船上の厳しい天候の中で、雨風の向きによってフロントボタンを左右どちらでもとめることができるようにデザインされているので、男性はもちろん女性でも着用できます。
2つ目は〈リーバイス®〉のボアジャケット。表地にコーデュロイを使ったタイプで、着回しやすいシックな色味がポイント。ジーンズからスラックスに至るまでどんなパンツにも気兼ねなく合わせられそう。古着ならではの値ごろな価格も嬉しいですね。
秋冬シーズンの鉄板アウターの一つといえばMA-1ですね。写真は米国アパレルチェーン〈スティーブ&バリーズ〉のもの。表にセージグリーン、裏にレスキューオレンジを使った定番のリバーシブルのデザインです。だけど、実際の軍モノに感じる無骨な雰囲気はなく、どこか洗練されたものになっています。サイズ表記はMですが、L程度のちょっと大きなつくりになっているので、いまの気分にもぴったり。
続いて、紹介するのはウールのジップアップジャケット。アメリカの老舗〈ジョンソン ウーレン ミルズ〉の1970年代から80年代ぐらいのものです。シックな色合いのチェックが格好良く、着るものに困ったときに重宝しそう(笑)。これ一つ着ればとりあえず様になるというか。前身頃にポケットが4つ付いているところもいいですね。もちろんアメリカ製です。
最後はモールスキンのワークジャケットです。同素材のものといえば通常ブルーやネイビーのものを想像しますが、ベージュのようなブラウンのものは珍しいかもしれません。ブランド名は不明ですが、カバーオールを思わせるシンプルな形が◎。内側にシャツやセーターを合わせて着こなしたい一着です。
もう冬は目の前ですよ。いまから準備を進めておけば着るものに困ることはありません。好きなアウターを選んでファッションを楽しんでみてください。
Text_Ryo Muramatsu
Houyhnhnm’s
store.houyhnhnm.jp
Source: フィナム