〈ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)〉が腕時計の業界に参入したのは2002年のこと。そのコレクションは満を持して、という形容がぴったりだった。ファーストモデルの「タンブール」は〈ルイ・ヴィトン〉ならではと業界の識者たちも拍手喝采をおくった。秀でたところを挙げていけばきりがないが、なかでもサイドビューにもこだわった立体的なデザインは画期的の一言。唯一無二の存在だった。
新作がこちら。ムーンというモデル名のとおり、三日月を思わせる曲線を描いたフォルムが特徴の「タンブール ムーン」が、新たにマットブルーをまとってGMT機能を搭載する筐体の洗練の度合いを深めた。ワンタッチでの交換を可能としたストラップの特許構造も魅力だ。メンズ、ウィメンズそれぞれおよそ30のストラップをラインナップ、ここで取り上げたモノグラム・エクリプス キャンバスをはじめ、〈ルイ・ヴィトン〉ならではのマテリアル、カラー、パターンが揃う。
トランクなどレザーグッズに用いられるステッチの色を拾ったイエローが好例だが、その時計はメゾンのアイデンティティから大いにインスピレーションを得ている。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa
Edit_Ryo Muramatsu
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
電話:0120-00-1854
https://www.louisvuitton.com
Source: フィナム