
自己形成の時期「思春期」
パリ17区に位置する歴史あるリセ・カルノー(Lycée Carnot)が会場となりました。この学校はショー会場としても知られ、過去にはブランドもここでショーを開催しています。今回、クロスナーがこの「学校」を選んだのは、コレクションのテーマと深く関連しているからです。今シーズンのコレクションは、「思春期」という特別な時期に焦点を当てています。
思春期は、自己発見の時期であり、自分を形作る過程で服装は重要な役割を果たします。「制服=uniform」は個を排し均一化する象徴でありながら、自己を見つける出発点でもあります。
このコレクションは、思春期から大人へと成長する学生たちの自己形成の物語を描いており、明瞭さと不安定さの狭間で揺れ動いています。
制服から広がるスタイル
ランウェイでは、学生時代の服を思わせるクラシックなアイテムが登場しました。ダッフルコートやシャツ、ネクタイ、プレッピーなブレザーなどが端正で落ち着いたスタイルを演出しています。しかし、刺繍やジャカード、異素材のレイヤリングなどが加わり、スタイルは徐々に自由な方向へと展開しています。
カレッジジャケットにスカートを合わせたり、デニムジャケットと刺繍スカートを組み合わせるなど、相反する要素を巧みに組み合わせたスタイリングが印象的です。
また、身近なアイテムも取り入れられており、デニムやチェックシャツ、ニット、パフィージャケットなどがコレクションに親密さをもたらしています。
ブランドの美学を表現したテキスタイル
