マテリアル・バリュー：新作個展のご紹介

展覧会概要

アメリカ・ブルックリン発のクリエイティブエージェンシー「MSCHF（ミスチーフ）」と『NANZUKA（ナンヅカ）』がタッグを組み、新作個展 “Material Values（マテリアル・バリュー）”を開催します。2024年1月に予告展『3110NZ by LDH kitchen』が行われた後、国内2度目の展覧会となります。ペインティング、インスタレーション、オンラインシステムと接続された装置と一体化した彫刻作品など、3つの異なるメディアを用いた新作が発表されます。

新作紹介

MATERIAL VALUE SCULPTURES

本展のタイトルにもなった“MATERIAL VALUE SCULPTURES”は、高度資本主義社会におけるアートと物質的価値の関係を再定義するシリーズです。インジウムの市場価値をリアルタイムで追跡するデバイスが内蔵された台座と、ユニークなポーズを取った人間の彫刻が組み合わされています。インジウムは半導体産業やLED素材として需要が高まるレアメタルであり、価格変動が激しい特性を持っています。インジウムの市場価値が作品の価格を上回ると、彫刻が溶け始める仕組みにより、アートの本質的な価値と物質的価値の乖離を表現しています。

Animorph Painting

“Animorph Painting”シリーズは、アメリカの子供向けSF小説『Animorph（アニモーフ）』から着想を得ています。美術史上の肖像画を現代のアイコンに変身させ、美やアートの定義の流動性を示唆しています。『NANZUKA』所属作家の空山基による“セクシー・ロボット”を含む4点が展示されます。

RAIN CUBICLE SCULPTURE

“RAIN CUBICLE SCULPTURE”は、オフィスのキュービクルにパネル張りの天井を組み合わせたインスタレーション作品です。電源に繋いでいる間はオフィスに雨が降り続けるという不条理なシステムで、現代社会における労働の退屈さや無意味さを暗示しています。

関連商品

展覧会に合わせて、「MSCHF」のこれまでの取り組みを総括した書籍『Made by MSCHF』をはじめとしたグッズも販売されます。

展覧会情報

Material Values

場所：NANZUKA UNDERGROUND
住所：東京都渋谷区神宮前3-30-10
会期：2月1日（土）〜3月22日（土）
時間：11:00-19:00
*日曜、月曜休業

展覧会詳細はHypebeast.JPでご覧いただけます。

結論

新作個展 “Material Values”は、アートと物質的価値の関係を巧みに表現した展示となっています。様々なメディアを用いた作品は、現代社会の矛盾や不条理を浮き彫りにします。

よくある質問

Q: 展覧会には入場料が必要ですか？
A: いいえ、入場は無料です。

Q: 展覧会での写真撮影は可能ですか？
A: はい、個人用の写真撮影は可能ですが、商業利用の場合は許可が必要です。