Rewrite
1984年に世界で初めてストラップ付きスポーツサンダルを開発した〈Teva（テバ）〉。最近ではリサイクル素材や環境配慮を前提としたプロダクト開発にも舵を切り、単なる機能ブランドではない“持続可能なものづくり”ブランドへと進化している。また2025年8月には、米ロサンゼルスを拠点にデザイナー／アーティスト／キュレーター／コレクター／ヴィンテージ愛好家として活躍するショーン・ウォザースプーン（Sean Wotherspoon）とのコラボモデルをリリースしたことも記憶に新しい。そんな〈Teva〉がこの度、福島県裏磐梯にある五色沼を巡るメディアツアーを開催した。このイベントに『Hypebeast』も参加。本ツアーでは、2025年秋冬の新モデル ReEmber Camp（リエンバー キャンプ）とTrailwinder Mid GTX（トレイルワインダー ミッド GTX）の2型を実際に着用し、その快適性と機能性を自然の中で体感することができた。
目次
ReEmber Camp
初日は東京から新幹線で福島・猪苗代へ向かい、自然豊かな高原リゾートホテル『ホテリ・アアルト』に到着。ホテル内のラウンジや周辺散策では、かかと部分を踏んで履くこともできるスニーカー ReEmber Campを着用した。中綿入りのふかふかとした履き心地と、2WAY仕様のヒールによる快適な着脱性が印象的だった。まるで部屋履きのようなリラックス感を保ちながら、アウトドアにも対応する万能さを実感できる。
『ホテリ・アアルト』での夕食は、地元の食材を巧みに組み合わせたジャパニーズフレンチのコース料理で幕を開けた。一皿目の“長野県産より 山の恵み達のグレック 常磐山 日光のフリット 会津山塩を添えて”から始まり、“相馬原釜漁港で水揚げされた真鯛と早稲沢大根のムニエル 会津中将純米酒と法蓮草のアンを絡めて”へと続く。さらに、“磐梯町・大谷地区 鈴木さんちの福、笑いと枝豆のガトゥーライス 三陸秋刀魚と生麦、大葉のかき揚げをのせて”といった、土地の恵みを余すことなく生かした一皿一皿が登場。福島を中心に、東北各地から集められた旬の食材が織りなす料理は、繊細でありながらも力強い。静謐な森に囲まれたダイニングで、地元の恵みを五感で味わうこの時間は、まさに“自然とともに生きる”という〈Teva〉の精神を食の面から体現しているかのようだった。
HURRICANE DAYBREAKER SLIP ON
2日目の午前中、ホテル周辺を散策した際に着用したのはHURRICANE DAYBREAKER SLIP ON。その名の通り、“イージーオン・イージーオフ”の着脱しやすさに加え、街歩きからアウトドアシーンまで対応する高い機能性を備えた万能シューズだ。〈Teva〉の夏の定番であるHurricaneシリーズ初のクローズトゥがこの秋冬に発売される。このマルチなアウトドア体験に重宝する1足は、柔らかなスキューバ素材のライニングがもたらす快適な履き心地、優れたグリップ力を発揮するSpider Rubber®アウトソール、そしてLWG認証を取得したスエードレザーを採用するサステナブルな設計が特徴となっている。
Trailwinder Mid GTX
ここからは、〈Teva〉のトレッキング向きスニーカー Trailwinder Mid GTXを履いて五色沼トレイルウォーキングへ。地元ネイチャーガイドの案内のもと、約2時間にわたり湖沼群を巡るルートを進む。同モデルに搭載されたGORE-TEXメンブレンによる防水透湿性とLITE-COMF®ミッドソールの優れたクッション性が、変化に富むトレイルでも快適な足運びをサポート。段状のトラクションラグが確実なグリップ力を発揮し、軽快なステップを後押しする。さらに、トゥキャップとネオプレンの足首カフによる補強で安定感も抜群だ。実際坂道や上り坂のウォーキング時には、その機能性を遺憾なく発揮していた。軽量ながら高いパフォーマンスを発揮するこのシューズは、ライト＆ファストハイクから日常までをシームレスにつなぐ〈Teva〉の新たな1足といえる。
現地は、紅葉が色づき始めた福島・裏磐梯。朝の冷たい空気が肌を包み、湖面に反射する光が1歩ごとに表情を変える。五色沼自然探勝路の入り口に立つと、静けさの中に鳥のさえずりと足音だけが響き、自然と呼吸が深くなっていくのを感じた。五色沼は、磐梯山の噴火によって生まれた大小の湖沼群で、それぞれが異なる色をたたえる神秘的な場所。エメラルドグリーンからコバルトブルーへと移ろう水面は、天候や太陽の角度によって姿を変える。歩くたびに景色が更新されていくような感覚が心地よく、ただ足を運ぶことそのものが目的になる。コースは大きな高低差がなく、緩やかな土のトレイルが続く。ときおり現れる木の根や湿った落ち葉の上でも、Trailwinder Mid GTXは安定したグリップで足元を支えてくれる。軽やかに、しかし確実に地面を捉える感覚があり、自然のリズムに身体が同調していくようだ。
ツアー全体を通して〈Teva〉のシューズが持つ快適な履き心地はもちろんのこと、実際に自然の中で歩くことで、その機能性を文字通り“足で感じる”ことができた。軽やかさと安定感の両立、防水性と通気性のバランス、そして長時間の着用でも疲れを感じさせないサポート性能──そのすべてが、〈Teva〉が長年積み重ねてきた技術力の結晶であることを実感した。
単なるアウトドアブランドではなく、“自然とともに生きることの豊かさ”を提案する存在としての〈Teva〉。今回の裏磐梯での体験は、そんなブランドの哲学を五感で理解する旅だった。プロダクトを通して自然と向き合い、自分自身を再発見する──それこそが〈Teva〉の描く“Playground Earth”の本当の意味なのかもしれない。
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1984年に世界で初めてストラップ付きスポーツサンダルを開発した〈Teva（テバ）〉。最近ではリサイクル素材や環境配慮を前提としたプロダクト開発にも舵を切り、単なる機能ブランドではない“持続可能なものづくり”ブランドへと進化している。また2025年8月には、米ロサンゼルスを拠点にデザイナー／アーティスト／キュレーター／コレクター／ヴィンテージ愛好家として活躍するショーン・ウォザースプーン（Sean Wotherspoon）とのコラボモデルをリリースしたことも記憶に新しい。そんな〈Teva〉がこの度、福島県裏磐梯にある五色沼を巡るメディアツアーを開催した。このイベントに『Hypebeast』も参加。本ツアーでは、2025年秋冬の新モデル ReEmber Camp（リエンバー キャンプ）とTrailwinder Mid GTX（トレイルワインダー ミッド GTX）の2型を実際に着用し、その快適性と機能性を自然の中で体感することができた。
ReEmber Camp
初日は東京から新幹線で福島・猪苗代へ向かい、自然豊かな高原リゾートホテル『ホテリ・アアルト』に到着。ホテル内のラウンジや周辺散策では、かかと部分を踏んで履くこともできるスニーカー ReEmber Campを着用した。中綿入りのふかふかとした履き心地と、2WAY仕様のヒールによる快適な着脱性が印象的だった。まるで部屋履きのようなリラックス感を保ちながら、アウトドアにも対応する万能さを実感できる。
『ホテリ・アアルト』での夕食は、地元の食材を巧みに組み合わせたジャパニーズフレンチのコース料理で幕を開けた。一皿目の“長野県産より 山の恵み達のグレック 常磐山 日光のフリット 会津山塩を添えて”から始まり、“相馬原釜漁港で水揚げされた真鯛と早稲沢大根のムニエル 会津中将純米酒と法蓮草のアンを絡めて”へと続く。さらに、“磐梯町・大谷地区 鈴木さんちの福、笑いと枝豆のガトゥーライス 三陸秋刀魚と生麦、大葉のかき揚げをのせて”といった、土地の恵みを余すことなく生かした一皿一皿が登場。福島を中心に、東北各地から集められた旬の食材が織りなす料理は、繊細でありながらも力強い。静謐な森に囲まれたダイニングで、地元の恵みを五感で味わうこの時間は、まさに“自然とともに生きる”という〈Teva〉の精神を食の面から体現しているかのようだった。
HURRICANE DAYBREAKER SLIP ON
2日目の午前中、ホテル周辺を散策した際に着用したのはHURRICANE DAYBREAKER SLIP ON。その名の通り、“イージーオン・イージーオフ”の着脱しやすさに加え、街歩きからアウトドアシーンまで対応する高い機能性を備えた万能シューズだ。〈Teva〉の夏の定番であるHurricaneシリーズ初のクローズトゥがこの秋冬に発売される。このマルチなアウトドア体験に重宝する1足は、柔らかなスキューバ素材のライニングがもたらす快適な履き心地、優れたグリップ力を発揮するSpider Rubber®アウトソール、そしてLWG認証を取得したスエードレザーを採用するサステナブルな設計が特徴となっている。
Trailwinder Mid GTX
ここからは、〈Teva〉のトレッキング向きスニーカー Trailwinder Mid GTXを履いて五色沼トレイルウォーキングへ。地元ネイチャーガイドの案内のもと、約2時間にわたり湖沼群を巡るルートを進む。同モデルに搭載されたGORE-TEXメンブレンによる防水透湿性とLITE-COMF®ミッドソールの優れたクッション性が、変化に富むトレイルでも快適な足運びをサポート。段状のトラクションラグが確実なグリップ力を発揮し、軽快なステップを後押しする。さらに、トゥキャップとネオプレンの足首カフによる補強で安定感も抜群だ。実際坂道や上り坂のウォーキング時には、その機能性を遺憾なく発揮していた。軽量ながら高いパフォーマンスを発揮するこのシューズは、ライト＆ファストハイクから日常までをシームレスにつなぐ〈Teva〉の新たな1足といえる。
現地は、紅葉が色づき始めた福島・裏磐梯。朝の冷たい空気が肌を包み、湖面に反射する光が1歩ごとに表情を変える。五色沼自然探勝路の入り口に立つと、静けさの中に鳥のさえずりと足音だけが響き、自然と呼吸が深くなっていくのを感じた。五色沼は、磐梯山の噴火によって生まれた大小の湖沼群で、それぞれが異なる色をたたえる神秘的な場所。エメラルドグリーンからコバルトブルーへと移ろう水面は、天候や太陽の角度によって姿を変える。歩くたびに景色が更新されていくような感覚が心地よく、ただ足を運ぶことそのものが目的になる。コースは大きな高低差がなく、緩やかな土のトレイルが続く。ときおり現れる木の根や湿った落ち葉の上でも、Trailwinder Mid GTXは安定したグリップで足元を支えてくれる。軽やかに、しかし確実に地面を捉える感覚があり、自然のリズムに身体が同調していくようだ。
ツアー全体を通して〈Teva〉のシューズが持つ快適な履き心地はもちろんのこと、実際に自然の中で歩くことで、その機能性を文字通り“足で感じる”ことができた。軽やかさと安定感の両立、防水性と通気性のバランス、そして長時間の着用でも疲れを感じさせないサポート性能──そのすべてが、〈Teva〉が長年積み重ねてきた技術力の結晶であることを実感した。
単なるアウトドアブランドではなく、“自然とともに生きることの豊かさ”を提案する存在としての〈Teva〉。今回の裏磐梯での体験は、そんなブランドの哲学を五感で理解する旅だった。プロダクトを通して自然と向き合い、自分自身を再発見する──それこそが〈Teva〉の描く“Playground Earth”の本当の意味なのかもしれない。
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