
ソフィー・デュピュイ監督の魅力的なクィア・ロマンスで、フランスの俳優が圧倒的な存在感を放つ
フェリックス・マリトーは、モントリオールのドラッグシーンが舞台の華やかなロマンスドラマ『ソロ』で、自己陶酔的で操作的なキャラクターを演じることが簡単だったと語る。パリ近郊の自宅からZoomで楽しげな笑顔で話す彼は、「元カレを思い浮かべたんだ」と付け加える。マリトーはオリビエという謎めいたフランス人を演じ、共にスターダストを追い求める新進気鋭のドラッグクイーン、サイモン(テオドール・ペレラン)と強烈なプロフェッショナルで個人的なパートナーシップを築く。マリトーは続けて、「オリビエのようなナルシストの人たちは、なぜそのように振る舞うのか自分でも分からないことが多いんです。それはあまり意識的なものではないんです。自分の中の多くのことを閉ざしてしまっているので、暴力や操作といった方法以外に行動できなくなってしまう」と続ける。

ソロ、2025年
(映画の一場面)
オリビエが本作の本格的に騒がしいドラッグクラブに到着するとき、マリトーは誇らしげに「ステ