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グッチと横尾忠則の関係
2020年のグッチ渋谷ミヤシタパークを振り返る
グッチと美術家横尾忠則との関係は、2020年の『グッチ 渋谷 ミヤシタパーク』でのウィンドウアートプロジェクトにまで遡ります。以来、両者の間に築かれてきたダイナミックで創造的な対話が、今回の個展『横尾忠則 未完の自画像 – 私への旅』によって新たなフェーズへと突入しました。
グッチ銀座ギャラリーでの展覧会
会場となる『グッチ 銀座 ギャラリー』では、横尾忠則が長年にわたり掲げてきた「未完」という美学にフォーカスを当てます。芸術において真の創造性は、完成された状態よりも、むしろ未完成であることに宿る──そう語る横尾の思想が、今回の展覧会の核となっています。
展示される作品
展示されるのは、自画像や家族の肖像など初公開となる6点を含む、約30点の作品群です。美術評論家南雄介のキュレーションのもと、“旅”をテーマにした横尾作品がセレクトされています。また、注目すべきは、設置された赤い足場のインスタレーションです。これは1970年の大阪万博で横尾が建築デザインを手がけた「せんい館」で使用された赤い足場を再現したものであり、「未完」のイメージを象徴するシンボリックな演出となっています。
グッチの展望
グッチの視点においても、本展は特別な意味を持ちます。2025年、グッチはファッションブランドとして初めて『瀬戸内国際芸術祭2025』の公式パートナーに就任します。東京・大阪・瀬戸内という3都市を舞台に、アートとファッションの新たな接続点を創出するプロジェクトを展開する予定です。
その他の展覧会情報
世田谷美術館でも4月26日（日）より『横尾忠則 連画の河』展が開催されます。ゴールデンウィークに都内にいるなら、2つの横尾展に行ってみましょう。
「横尾忠則 未完の自画像 – 私への旅」詳細
開催場所：グッチ銀座 ギャラリー
住所：東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座 7階
日程：2025年4月23日（水） – 8月24日（日） 予定（会期中無休）
営業時間：11:00 – 20:00（最終入場 19:30）
入場：無料（予約優先制）
