「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 A/W」の大トリを飾ったのは、「TOKYO FASHION AWARD 2018」に選出された西村浩平が手がける〈DIGAWEL(ディがウェル)〉だ。2006年の設立以降、一癖あるリアルクローズを一貫して提案してきた同ドメスティックだが、最新コレクションでも独特な色彩感覚と小気味なディテールワークは健在。オーバーコートからワイドスラックス、ボタンアップシャツまで、オーソドックスなメンズウェアのワードローブは、意表を突く細部のデザインにより新鮮味が宿され、ダブルベンツのように背中が裂かれたニットや、ジップを配したタートルネック、肩裏をニットで切り返したMA-1など、兎にも角にも秋冬のキーピースであるニットは様々なバリエーションが用意された。また、グラフィックのようなわかりやすさはないが、ピンクの糸でステッチを施したデニムトラッカー、良い意味でチープなベルト、クルマの刺繍、襟元のレイヤードなど、コレクション全体に抜かりなく〈DIGAWEL〉らしい技を駆使。加えて、〈Nike(ナイキ)〉のスニーカーに「Beats by Dr. Dre(ビーツ・バイ・ドクタードレ)」のBeatsXを身につけ、BGMを口ずさみながらランウェイを歩くモデルたちの姿は、東京のユース世代を如実に表現していたように思える。
そんな〈DIGAWEL〉初のランウェイの舞台裏に迫るフォトセットは、上のフォトギャラリーからご確認を。あわせて、「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 A/W」のストリートスナップもチェックをお忘れなく。
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Source: HYPE BEAST