1 ジョナサン・アンダーソンがディオールのメンズウェアのクリエイティブディレクターに就任

ジョナサン・アンダーソンがディオールのメンズウェアのクリエイティブディレクターに就任

ディオールへの移籍

多くの噂が飛び交った後、ジョナサン・アンダーソンがディオールに正式に移籍することが発表されました。LVMHの株主総会でベルナール・アルノーが本日（4月17日）発表し、アンダーソンは1月にブランドを離れたキム・ジョーンズに代わってメンズウェアのクリエイティブディレクターとして就任します。アンダーソンは、6月にパリファッションウィークのメンズエディションでメゾンのデビューコレクションを発表する予定であり、自身のInstagramアカウントで任命を確認し、キャプションに四つ葉のクローバーが描かれたディオールのシャツラベルのクローズアップ画像を投稿しました。簡潔なプレスリリースから判断すると、ブランドがディオールオムのタイトルに戻る可能性もあるようです。

ロエベからの転身

このニュースは、アンダーソンが最近11年間クリエイティブディレクターを務めたロエベを離れた後に続きます。スペインの高級ブランドを世界で最もエキサイティングで革新的なブランドのひとつに変えたアンダーソンの時代は、リアーナのルビー色のスーパーボウル衣装やビヨンセの「ルネサンスワールドツアー」のルック、ダム・マギー・スミス、オーブリー・プラザ、ジョッシュ・オコナー、テイラー・ラッセルが出演するキャンペーンなどの重要な瞬間を通じてファッション史に残るでしょう。彼の業界への影響力からも、ディオールが彼を招聘する理由が明らかです。

ファッション産業での経歴

ロエベの前に、北アイルランド出身のファッションデザイナーは2005年にロンドンファッションカレッジを卒業し、プラダのビジュアルマーチャンダイザーとして働きました。2008年には、彼自身のブランドであるJW Anderson（当初はメンズウェアのみ）を立ち上げましたが、2010年に英国ファッション協議会からの支援を受けて初めてロンドンファッションウィークのスケジュールに登場しました。クレイグ・グリーン、プリヤ・アールワリア、ウェールズ・ボナー、ロビン・リンチなどと同様に、アンダーソンはロンドンファッションウィークメンズの支援を受けて業界でのキャリアをスタートさせました。先週、6月のエディションをパリのショールームに移すことを発表したロンドンファッションウィークメンズのキャンセルを残念に思います。

トップショップとの数々の成功したコラボレーションを経て、アンダーソンはドナテラ・ヴェルサーチから、ヴェルサーチのディフュージョンラインであるヴェルサスでクリストファー・ケインの後任として起用されました。2013年6月に最初のヴェルサスコレクションを発表した後、2013年9月にロエベでの就任が発表され、同時にLVMHが彼の同名のレーベルに少数株を取得しました。