ヨーロッパを走り回ったトラックタープのターポリン素材を使った唯一無二のデザインとコンセプトが際立つ、スイス発のバッグブランド〈フライターグ(FREITAG)〉。“誰々が使っている”、“こんなカルチャーシーンとリンクしている”といった、いわばお化粧のような謳い文句がなくとも、プロダクトがもつ本質的な魅力で世界中にファンを生み出し続けています。流行を追い求めるような、いわゆるファッションブランドとは一線を画したそのブランド哲学はどのように生まれたのでしょうか? そして、どんな会社なのでしょうか? スイスのチューリッヒにある、IT企業と見まがうようなその建物を訪れ、バッグの生産工程を見学させてもらいつつ、会社のトップである創業者のマーカス・フライターグ氏に話を聞きました。〈フライターグ〉がなぜそこまで多くの人びとに愛されるのか? その会社のDNAに迫ります。
- Photo_Ari Takagi
- Edit_Shinri Kobayashi
Source: フィナム