スウェーデン発祥の世界最大の家具チェーン店「IKEA」の創業者Ingvar Kamprad（イングバル・カンプラード）が、スウェーデン・スモーランドの自宅で亡くなった。91歳だった。
間違いなく20世紀の偉大な起業家の一人であったKampradは、子供の頃からマッチや魚、筆記用具などを売ることで農業を営む貧しい家庭を支えてきた。1943年、彼が17歳の時、叔父のキッチンテーブルのレプリカを最初の商品として販売し、のちの「IKEA」となる雑貨通信販売店を創業。「IKEA」という名前は、Ingvar Kampradのイニシャル、そして彼の実家の農場“Elmtaryd（エルムタリッド）”とその近くの村Agunnaryd（アグナリッド）の頭文字を合わせたものとのこと。
同社は声明文にて「我々はIngvarの逝去に深い悲しみを感じております。彼が人々に寄り添う献身的姿勢とその貢献を我々が忘れることはないでしょう。絶対に諦めず、いつも向上や改善を試み、自らが見本となって我々に道を示してくれました」と述べている。また、『New York Times』はKampradの逝去にあたり、2000年のインタビューでの印象的な発言を引用している。
私のタスクは大多数が求めるものを供給することだと考えています。問題は、どうやって彼らが望むものを知るか、それを与える一番良い方法は何かを知ることです。それに対する私の答えは、普通の人たちと親密であり続けることです。なぜなら私も根はその一人だから。
北欧家具、ひいてはスウェーデンを世界へと広めた第一人者であったKampradの計り知れない功績と貢献は永遠に語り継がれることだろう。そして、『HYPEBEAST』も彼の生前に「IKEA」とプロジェクトを共にできたことを大変光栄に思っている。是非、この機会に我々が同社と提案したHYPEBEAST的ルームデザインを振り返ってみてほしい。
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Source: HYPE BEAST
