HYPE BEAST
昨年アメリカのカリフォルニアで開催された「モントレー・カー・ウィーク(Monterey Car Week)」にて、イタリア発のハイエンド自動車ブランド「Maserati(マセラティ)」は、“Beast(野獣)”と呼ばれる新型車 MCXtrema(エムシーエクストレーマ)を世界初披露し、今年に入ってサーキットのテスト走行姿を公開した。そこで今回の『Hypebeast』では、この高性能な車の魅力を解き明かし、開発を支えた「Maserati」チームメンバーに話を聞くことで、MCXtremaの今後の展望について迫っていく。まずは、新型車 MCXtremaが“Beast(野獣)”と形容される理由について。特筆すべきは、最高出力 730psの最大トルク 730Nmを発揮する3.0L V6エンジンを搭載し、公道の走行が可能なMC20の進化版として開発されている点である。さらに、車体の全長と全幅が前モデルから拡大されているにも関わらず、全体重量は11%以上も軽減され、110馬力のパワーアップと相まって「Maserati」史上最もパワフルなサーキットカーとして設計された。MCXtremaは公道での走行が…