HYPE BEAST
石川祐希のミラノの生活は?石川祐希の選手キャリアで大きな分岐点となったのが、中央大学在学中だった2014年にイタリアへ渡ったことだった。イタリアのバレーボールリーグのセリエAは、世界中のスター選手が集う最高峰の舞台なのだ。ただし、決して順風満帆のスタートではなかったと振り返る。「イタリア語の勉強をまったくしないで行ったので、言葉の問題が一番大変でした。ほかの国の選手はみんなイタリア語を普通に話しているので、びっくりしました。最初の年は3カ月の留学だったので、ちょっと慣れてきたかな、というタイミングで帰国したのがもったいなかったですね」そこから石川は独学でイタリア語を学び始めた「3シーズン目ぐらいからカタコトで会話ができるようになって、4、5年目には自分から話しかけるようになりました。いまは練習や試合で指示するぐらいのレベルにはあると思います。いまの日本代表のフィリップ・ブラン監督はフランス人ですが、彼はイタリア語も話すので、イタリア語でコミュニケーションを図っています」セリエAのパワーバレー・ミラノで直近の3シーズンを過ごした石川は、ミラノでの暮らしがまもなく4年目となる。この街に、ど…