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南イタリアのポンペイ遺跡でピザのような食べ物の壁画が発見される

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イタリア・ナポリで16世紀頃に誕生したとされ、今や世界中で愛されている料理 ピザ。しかしながら、つい先日、紀元79年の火山の噴火によって埋没した南イタリアの古代都市遺跡 ポンペイで、ピザのような食べ物の壁画が発見され、約2000年前のローマ人が既に口にしていたことが明らかとなった。石灰の結晶化現象を利用して描く技法であるフレスコ画となるこの壁画は、新たな発掘作業の一環で、パン屋が併設された家の中で見つかった。発掘後に撮影された写真では、銀色のトレーの上に、ワインのような飲み物とともに、果物が乗った平なパンが描かれている様子が確認できる。イタリア文化省は、このピザのような食べ物には、トマトやモッツァレラチーズといった食材が使われていないため、「厳密に言えばピザではないが、現代のピザの遠い祖先の可能性がある」としているが、ボンペイ考古学公園のガブリエル・ツフトリーゲル(Gabriel Zuchtriegel)は、「この問題を考える際に、今や世界中で提供され、ミシュラン星付きレストランでも出されるようになった、南イタリア発祥の“貧しい料理”として生まれたピザについて思わず考えないわけにはいか…

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