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〈adidas(アディダス)〉が自社のトレードマークであるスリーストライプスの商標を巡って、“Black Lives Matter”運動を推進する団体「Black Lives Matter Global Network Foundation」によるロゴマークの商標登録への異議申し立てを取り下げたと発表した。本件の経緯を説明すると、まず「Black Lives Matter Global Network Foundation」が、2020年11月に同団体の黄色の3本のストライプスのロゴのデザインの商標登録を出願。しかし、〈adidas〉は彼らのロゴが自社のスリーストライプスのロゴと「紛らわしいほど酷似している」として、今年の3月27日(現地時間)に異議申し立てを行なった。ところが、同社はそのわずか2日後の29日(同時間)にこの申し立てを取り下げることに。〈adidas〉がこのような対応を取った理由については、本稿執筆時点では明らかになっていない。同社に近い関係筋の見解では、商標登録への異議申し立てをBlack Lives Matter運動に対する批判であると受け止められることを〈adid…