HYPE BEAST
スイス・ジュネーブで開催されている「Watches and Wonders 2023(ウォッチズ アンド ワンダーズ 2023)」の会場に到着すると、〈Patek Philippe(パテックフィリップ)〉や〈Vacheron Constantin(ヴァシュロン・コンスタンタン)〉〈CHANEL(シャネル)〉など、錚々たるラグジュアリーブランドの幟が旗めいている。そのなかに、我らが〈Grand Seiko(グランドセイコー)〉の幟も同様に風に揺られていて、それを見ると嬉しくなるジャーナリストは多いはず。さて、その日本を代表する誠実な高級腕時計ブランド〈Grand Seiko〉は、この時計界最高峰の祭典で、初となる機械式クロノグラフ TENTAGRAPH(テンタグラフ)、白樺林を彫金で表現した3針時計、ダイヤモンドとブルーサファイアのジュエリーウォッチの3本を発表した。『Hypebeast』編集部では、このなかで白樺林モチーフの実機を手に取り、ここにレビューする。〈Grand Seiko〉のアイコンのひとつに、通称“白樺ダイヤル”と言われるモデルがある。通が思い浮かぶ白樺ダイヤルは、岩手県…