HYPE BEAST
40年近く公の目に触れることがなかった幻の〈Cartier(カルティエ)〉製リストウォッチ“Cheich”が、9月30日(現地時間)にパリで開催される『Sotheby’s(サザビーズ)』のオークションに出品されることになった。こちらの時計、まず目を奪われるのが文字盤を覆う金色のケース。〈Cartier〉の当時のクリエイティブ・ディレクター Jacques Diltoer(ジャック・ディルトエ)によって作り出されたもので、サハラ砂漠の遊牧民が日除けと砂嵐から頭を守るために巻いている布がモチーフになっている。ではなぜこのようなデザインが採用されたのか? それは1980年代、広大なアフリカを舞台に行われた伝説のラリーイベントに由来するもので、時計全体をそのロゴマークに見立てたのだ。フランス・パリからアフリカ・セネガルの首都ダカールまでを走破する「Paris-Daker Rally(パリ・ダカール・ラリー)」の5周年記念に、当時の〈Cartier〉のCEOであったAlain Dominique Perrin(アラン・ドミニク・ペラン)と「Paris-Daker Rally」創設者 Thierr…