HYPE BEAST
現在ヨーロッパでは半年以上続いた新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大防止のためのロックダウンや規制が緩和され、ファッションウィークも段階的にコロナ禍以前のやり方に戻りつつあるようだ。6月18日～22日（現地時間）の会期で開催された2022年春夏シーズンのミラノ・ファッションウィークでは、〈Dolce & Gabanna（ドルチェ＆ガッバーナ）〉 〈Giorgio Armani（ジョルジオ アルマーニ）〉 〈ETRO（エトロ）〉 の3つのメゾンのみが対面式のショーを行い、その他のブランドはデジタル形式や展示会などで新作を発表した。本稿では、久しぶりにイタリア・ミラノのストリートに集結したファッショニスタたちで活気づく“オフランウェイ”の様子をお届けする。初夏のミラノで多く見られたのは、軽やかな素材や柄を取り入れたコーディネート。定番のテーラードスタイルは、シルクや麻といった素材に、ネイビーやグレーなど春夏らしいカラーの装いが目立つ。鮮やかなフラワープリントやペイズリー柄のアイテムを上手く着こなしている人々が多いのも印象的だ。また、ウエスタンベルトや凝ったディテー…
