代名詞であるシープスキンブーツの絶大なる人気を筆頭に、全世界にファンを擁する〈アグ®(UGG®)〉。ブーツだけでなく、先日フイナムにて特集したレインシューズをリリースするなど、ライフスタイルブランドとして日々成長し続けています。
そして、ミニマルで肩の力の抜けた服作りを主軸に、ラグジュアリーブランドの分野で比類なき立ち位置を確立した〈3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)〉。その両者が手を取り合って作り上げたカプセルコレクションのローンチ記念パーティが都内で開催。フィリップ・リム本人も来日した特別な夜をレポートします。
10月3日(火)に発売された「UGG® × 3.1 Phillip Lim」は、目をひく鮮やかなカラーブロックと、これまで〈アグ®〉のブーツにはなかったマスキュリンなメタルジップが大きな特徴のコレクション。どこかあたたかみを感じるような肌触りの良さや丸みのあるフォルムと、ファッション然とした佇まいを生む色彩の配置と構造が、絶妙なパワーバランスの中で共存しています。
手に取ってみると、重厚感のある出で立ちとは対照的に驚くほど軽い。ジップを開けて履いてみたり、パンツをブーツインしてみたりと、服好きの心をくすぐる遊び心が見え隠れしています。
スタジオの中に突如設置されたBOXの中では、このコレクションのイメージムービーが流され、音と映像をダイレクトに体感できる演出に訪れた人たちが足を止めます。
フィリップ・リムはこのコレクションについてこう語っています。(以下抜粋)
私は80年代初めのカリフォルニアの本当に楽しい時代に育ちました。サーフィンやスケートなどのサブカルチャーのムーブメントを感じ、当時UGG®を履きこなしたクールな子たちを目にしたことを今でも思い出します。
一見全く別のフィールドを歩んでいそうな両ブランドは、カリフォルニアのカルチャーを軸につながっていた。これがこのコレクションの完成度を底上げしている要因なのかもしれません。
イベントには錚々たる著名人が訪れフィリップ・リムと歓談する場面も。このコレクションの注目度の高さを物語っています。
仰々しい作為を施さずとも、ここまで注目を集めるコレクションをさらりとやってのけた両者。軽妙な意匠の交わりがファッションの歴史の1ページを綴ったことに間違いはなさそうです。
Photo_Keta Tamamura
Text_Rei Kawahara
UGG® / デッカーズジャパン
電話:0120-710-844
ugg.com/jp/
3.1 フィリップ リム ジャパン
電話:03-5411-2870
31philliplim.jp
Source: フィナム