バッグブランド〈フライターグ(FREITAG)〉は、リユースの価値を最大限に高めるコンセプトと、二つとないというファッション性を武器に、唯一無二のブランドとしての立ち位置を築いています。
その幅広いラインアップのなかでも画期的となる新モデル『ZIPPELIN』が誕生しました。しかもKickstarterを通じてというちょっと特殊な形で。
この新商品のキャンペーンは9月12日(火)にKickstarterでスタートし、すでに目標金額はクリア。しかし、目標を達成したからといってそれはもう購入できないという意味ではありません。旅行中に免税店で購入したお酒のボトルよりもスペースを取らない新作のこの旅行用バッグは、10月12日(木)まで引き続き、クラウドファンディングサイト【Kikckstarter.com】にて購入可能です。終了日の10月12日までカスタマイズされたさまざまな種類のZIPPELINチケットが販売されます。お見逃しなく。
彼らの声からその誕生した経緯を見てみましょう。
当ブランドは、設立から20年以上の間、「多くのファンたちからラゲージラベルがなくても自分の荷物を即座に判別できて回収できる大きくて頑丈な旅行用バッグのリクエストをずっと受けていました。そのようなとき、使い古されたトラックタープを使って、容量の半分の量の荷物を入れたとしても安定し、世界中の航空会社が設定している無料の荷物制限を超えることのない大型の旅行用バッグを作ることをひらめいたのです。出した答えは魅力的で他にない答えでした。それは、大きくてかさばるフレーム付きのトローリーやシェル型の製造方法ではなく、フライターグらしい独特な輸送手段から着想を得ました。それはなんと一般的な空気入れで膨らませることができる自転車のインナーチューブをフレームとして利用する、というものです。インナーチューブはジッパー付きのフレームスペースに素早く簡単に取り付けることができます。
なおかつトローリーに欠かせないウィールはスケートボード用のベアリングがついたものが選ばれ、なおかつ簡単に取り外しができる仕様に設計されました。その結果、屋根裏部屋や押入れ、倉庫がなくても所有者が直面する収納の問題は解決します。なぜかって?! 休暇が終わりインナーチューブの空気を抜き、ローラーを取り外すと85リットルのバッグがもう一つの機能を発揮するからです。『ZIPPELIN』は折りたためば、休暇中に免税店で購入した2リットルのお酒よりもスペースが空くほど小さく収納することができるのです」
使い古されたトラックタープを使うという特性から、生地の確保に時間を労するため、Kickstarterを使うことで需要動向を知り、ちゃんと売り切れずに、買いたいひとの手に届くようにするという狙いもあるそうです。
Kickstarterでの募集が終わり次第、2018年夏発売を目指して、制作準備に取り掛かります。
旅行は行きはコンパクトに、荷物が多くなる帰りは膨らませて、という使い方もできそうです。
膝を打つようなアイデアを具現化してくれる、希有なブランドです。ちょっと気が早いですが、このバッグを持ってどこに行くか、漠然とした来夏のプランだけでも考えておくのも楽しいものです。
Text_Shinri Kobayashi
FREITAG ZIPPELIN
Kickstarter内のページ
Source: フィナム