HYPE BEAST
2年に1度開催される現代美術の国際美術展覧会「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」が幕を開けたばかりのイタリア・ヴェネチアにて、覆面芸術家Banksy(バンクシー)によって街中に描かれた新たな作品をご紹介。 先日発表された9つの油絵を組み合わせて完成する1枚の作品“Venice in Oil”では、運河に侵入する超大型クルーズ船を描くことによって、街全体が世界文化遺産に登録されているヴェネツィアにおける行き過ぎた商業主義による景観破壊および環境汚染を風刺したと推察されているBanksy。今回の作品の題は明らかにされていないが、ヴェネチア・ドルソドゥロ地区における運河の水面近くに描かれたのは、ライフジャケットを着用して右手に持った火を頭上に掲げ、まっすぐに前を見据える1人の女の子。これは明らかに、世界中、とりわけEU地域で大きな社会問題となっている移民・難民問題に世界中からの視線を集めるために描かれたものであり、伊誌の『Artribune』によると5月初旬ごろには描かれていたとのこと。 まずはその作品を上のフォトギャラリーから確認してみよう。『HYPEBEAST』がお届けするその…
続きを読む>>Banksy がイタリア・ヴェネツィアの街中に移民をテーマに新たな作品を描く