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H&M 第3四半期の売り上げ低迷

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昨今のファッション業界では「The Limited」、「Rue 21」、「Payless」といったアパレル企業の相次ぐ破産、倒産など、多くの暗いニュースが取り沙汰されている。そしてその波は、毎シーズン大々的な広告キャンペーンを行い、一見業績も良さそうなファストファションブランド・〈H&M(エイチ アンド エム)〉にも及んでいるようだ。『CNN Money』のレポートによると、スウェーデン発のアパレルジャイアントは、第3四半期の当期利益が20%も下落し、先週木曜日の時点で株式も5%値下がりしているという。世界的なファストファッションパワーハウスはこの要因を、夏の大幅な値下げによるものだとしている。

世界中に4,500もの店舗を展開し、グローバルな躍進をみせているように思える「H&M」社だが、その実店舗への客足が年々減っているのが実情のようだ。そして今年は、400店舗オープンする予定だった新店を385に留めているという。CEOのKarl-Johan Persson(カール・ヨハン・パーション)は、「競業会社の状況も変化し、新企業の参入とともに利用者の傾向や期待値というものも変化してきている」と話し、今後はオンラインセールスに注力するとのこと。一部の市場では25%以上をオンラインの売り上げが占めている地域もあるようだ。Perssonは、「現段階のオンライン市場の成長だけでは、落ち込んだ店舗実売の埋め合わせには至らなかった」と述べ、それが今期予算を達成できなかった理由でもあるとしている。今後同社のeコマース業態がさらに発達していくことは予想されるが、「H&M」はビリオネア・Amancio Ortega(アマンシオ・オルテガ)による「Inditex」グループの「ZARA」だけでなく、「ASOS」、「Boohoo」、加えてファッションに注力している「Amazon」といった強豪たちと市場争いをして行くことになる。流行を追うファストファッションブランドたちの今後の動きに注目したい。

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Source: HYPE BEAST

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