ブラジル・リオデジャネイロに位置する美術館「Oi Futuro Flamengo」にて開催された、日本人フラワーアーティストの東信が手がけた2種類のカラフルなマスターピースに彼の生と死に関する考えを落とし込んだプレゼンテーションをご紹介。
一つめのインスタレーションは美術館の外の芝生の上に寝かされたカットされた花たちによって作られた“gaibu-outside”と称された庭。東氏は“花は死ぬために植えられる”と考え、この作品を“農業の逆転”と捉えている。一方、“naibu-inside”と名付けられた屋内の作品は、花がぎっしりと詰められたガラスの箱。花が段階的に朽ちる様子を箱の外から細かく観察することができるような作品となっており、観る者は両方のインスタレーションを通して花の死に異なる物差しで向き合うことができるのだ。東氏は「我々は若い時から生きている全てのものの死や腐敗を見たり、触れたり、感じることを避けることを学ぶ」と考えており、彼の作品は我々に生きるものの死を経験する稀有な機会を提供し、そのことにより我々は“超越”のレベルに達することができる」とのコメントの残している。まずは上のフォトロールより生死との直面を提供する東氏の作品を確認しておこう。
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Source: HYPE BEAST