ファッションやアートをはじめ、さまざまなカルチャーと密接に関わり、もはや音楽に全く触れずに日常生活を送ることはほぼ不可能といってもいいほどに現代人のライフスタイルと密接に関わる音楽。カルチャー発信メディアとして『HYPEBEAST』でも日々注目音楽トピックをご紹介し、2018年2月の第1週目からは『HYPEBEAST』独自の視点で選んだ注目の新曲や新盤を毎週“先週の注目音楽リリース”シリーズとしてご紹介してきたが、本稿では『HYPEBEAST JP』編集部のもう少しパーソナルな面に焦点を当てた“先週の注目音楽リリース”をお届け。
その方法は極めてシンプルに、編集部員5名がそれぞれ先週リリースされた新盤/新曲のなかから1番のお気に入りをひとつずつピックアップ。編集部員A.I.、K.H.、L.G.、Y.A.の4名の性格や今の気分がなんとなく反映された先週のイチ押し音楽リリースを下からチェックしてみよう。(今週はY.G.が休暇中のため4選となっております)
目次
– Selected by A.I.
tofubeats -『RUN』
WARNER MUSIC JAPAN INC.
アーティスト:tofubeats(トーフビーツ)
アルバム名:RUN
リリース日:2018年10月3日
ジャンル:J-Pop
イチ押しポイント:客演一切なし、tofubeats一色のソロ作品。映画『寝ても覚めても』の主題歌“RIVER”や、ドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』の主題歌“ふめつのこころ”など、全12曲を収録し、キャッチーで中毒性の高いサウンドは本作でも健在。ちなみに、ジャケットは〈PUMA(プーマ)〉とのコラボレーションなども記憶に新しい「GraphersRock」によるもの。
– Selected by K.H.
Anderson .Paak – “Tints (feat. Kendrick Lamar)”
Aftermath Entertainment
アーティスト:Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)
楽曲名:Tints
リリース日:2018年10月4日
ジャンル:ヒップホップ
イチ押しポイント:Anderson .Paakの最新アルバムより先行リリースされたKendrick Lamarを客演に迎えて製作された1曲。個人的に2人とも大好きなアーティストであり、「フジロック ‘18」でライブを見てブチ上がった2人のコラボ曲ということもあって聴く前からすでに最高。ちなみにAnderson .PaakのこのInstagramポストを見て〈Nike〉のCortezを新調しました。
– Selected by L.G.
MGF – “湿った夜の儚き嵐 feat.Kan Sano”
studio武蔵
アーティスト:MGF(エムジーエフ)、Kan Sano(カン・サノ)
楽曲名:湿った夜の儚き嵐
リリース日:2018年10月5日
ジャンル:ヒップホップ
イチ押しポイント:KSK(ケーエスケー)、1010(ヒトワヒトオ)、Japssyジャプシー()の3MCによるラップクルー MGFが、初の外部プロデューサーを迎えたコラボ楽曲を3週連続でリリース。キーボーディスト/プロデューサーのKan Sanoとタッグを組んだ本楽曲は、グルーヴィーなビートに乗った浮遊感のあるウワモノが心地よい、MGFの新たな表情が垣間見えるシックな1曲に仕上がっている。
– Selected by Y.A.
Atmosphere -『Mi Vida Local』
Rhymesayers Entertainment
アーティスト:Atmosphere(アトモスフィア)
アルバム名:Mi Vida Local
リリース日:2018年10月5日
ジャンル:ヒップホップ
イチ押しポイント:20年以上に渡り、ヒップホップの隠れ聖地であるミネソタ州ミネアポリスを拠点に活動を続けるラッパーのSlug(スラッグ)とプロデューサーのAnt(アント)から成るベテラン・デュオ。Macklemore(マックルモア)もSlugに憧れてラップに打ち込んだという話からも分かる通り、アンダーグラウンドからメインストリームまでその影響力は計り知れない。近年では“Dad Rap”と称した“親父ラップ”を持ち味としており、今作『Mi Vida Local』でもロック調のトラックに中年ラッパーの哀愁漂うリリックが映える。
Click here to view full gallery at HYPEBEAST.JP
Source: HYPE BEAST