長坂常率いるアトリエ系建築設計事務所「スキーマ建築計画」が、今年7月20日(金)に神戸の旧居留地内にオープンした『ブルーボトルコーヒー 神戸カフェ』の洗練された外装および店内の様子を公開してくれた。このエリアは開国当時の明治初頭に外国人のために作られた居留地で、今も古い洋館が多く建ちならぶ異国情緒あふれる地域である。『ブルーボトルコーヒー 神戸カフェ』も類に漏れず、高級ブランドに左右を固められ、比較的天井は高く、店内面積としても広く贅沢につくられており、「スキーマ建築計画」はその魅力を最大限に引き出すため、スケルトン空間をめいっぱい感じられるよう中央にアイランド式に櫓を組み、そこにカフェ機能を集中させたという。その櫓には街の艶やかさにシンプルな一手で調和すべく、神々しく耀く真鍮を材料として使用。そして、天井のむき出しになったダクト管に象徴されるインダストリアルかつクリーンな空間には、櫓を囲うように木材でできたテーブル&チェアを配置。ただし、客席をひとつの素材に統一するのではなく、一部をホワイト&グレーのミニマルなインテリアで差別化することにより、プレーンさを程よく削ぎ落としている印象を受ける。
そんな「Blue Bottle Coffee」初の神戸店を是非、上のフォトギャラリーから覗いてみてはいかがだろうか。
「Blue Bottle Coffee」の他店舗やサウナと睡眠に特化したカプセルホテル『℃』など、「スキーマ建築計画」が手がけたその他のプロジェクトもあわせてチェックしておくべし。
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Source: HYPE BEAST