ファッション界屈指の登竜門「LVMH Prize 2018」でグランプリ受賞という日本人初の快挙を成し遂げた〈doublet(ダブレット)〉より、2018年秋冬シーズンのルックブックが到着。今季は既製服を表すReady-to-Wearを言葉遊びによりWhere?に変化させた造語“Ready-to-Where?”をテーマに掲げ、「どこに着ていく服なのか?」というシチュエーションのミスマッチによる人々の記憶に残るプロダクトを展開する。
お馴染みの刺繍デザインや、職人がエアブラシを使用してハンドペイントを施したフリースボア調のジャケットは今季も継続。また、空気の代わりにダウンが入ったライフジャケット、水を吸わないバスローブ型コート、懐かしいキーホルダーを連ねたチェーン状のアクセサリーなど、斬新という言葉を超越した井野将之の唯一無二のアプローチは、「LVMH Prize 2018」の審査員であるKarl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)、Marc Jacobs(マーク・ジェイコブス)、Haider Ackermann(ハイダー・アッカーマン)らを納得させた確固たる理由であろう。また、視点の違いで3柄に変化するレンチキュラーを採用した立体的なファブリックや、ハンガーガーの包み紙のプリント生地など、素材へのこだわりも散見され、類稀なテクニックとユーモアは固定概念にとらわれない違和感を放っている。
〈doublet〉の2018年秋冬コレクションは、7月14日(土)に第1弾が取扱店舗にデリバリーされるとのこと。待望のローンチに先駆けて、今季の世界観を色濃く反映したどこか哀愁漂うルックブックをチェックしておくべし。
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Source: HYPE BEAST