これまでにThe Game（ザ・ゲーム）やJa Rule（ジャ・ルール）、French Montana（フレンチ・モンタナ）、Diddy（ディディ）らとビーフを重ねてきたアメリカ人ラッパーの50 Cent（フィフティー セント）。9発もの銃弾を被弾した過去を持つギャングスタからヒップホップシーンを代表するラッパー/俳優/資産家へとスターダムを駆け上ったカリスマだが、今回そのディスの矛先が現代のヒップホップシーンを代表するファッショニスタであるA$AP Rocky（エイサップ・ロッキー）に向けられた。
50 CentがInstagramに投稿したのは、シューズからソックス、デニム、トップス、バッグに至るまでを全身〈GUCCI（グッチ）〉のアイテムで固めたA$AP Rockyの姿を捉えた画像。キャプションには「バッグじゃなくて銃を持てって言っただろ。やれやれ、またハーレムの奴かよ。笑」という言葉が添えられており、B-BOY然としたファッションスタイルで知られる50 Centから、トレンドを発信するシーン屈指のファッションアイコンへ向けられた痛烈なディスとも見て取れる投稿となっている。
また、この投稿でディスられたA$AP Rocky本人も同投稿上のコメント欄で応戦。「お前こそまだAkademiksやENYCE、Gino Green、MECCAなんかを着て、囲ってる女たちにECHOなんかを買い与えてるんだろ」とコメント欄上で発言すると、50 Centも「おい、そんなに俺に噛み付くなよ。だってお前はいつも女の子みたいな服装をしているからさ。愛してるぜ、ブラザー。笑」と反応。更にそのコメントにA$AP Rockyが「あぁ、いま（ビーフが）始まったな」とコメントを残すと、50 Centが「おい、俺は別にお前のコミュニティと仲良くしようとしてるわけではないんだ。ただハーレムの奴らにもクールでいてほしいんだよ」と返答。その後A$AP Rockyが「お前のは（兄弟子的存在である）Eminemといつも同じ様な格好をしているな。彼と同じスタイリストを雇っているんだろ」と挑発するも、以後50 Centからの返答がない状態が続いている。本格的に新たなビーフが勃発か、と一部のヒップホップファンからは心配（と期待）が寄せられているこの問題。まだ今後どう発展していくかは読めないが、引き続き両者の動きに注目しておこう。
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Source: HYPE BEAST
