1 ジャワラ・アレーンが手がける7.5：ロンドンのコンセプトストアに新たな風

ジャワラ・アレーンが手がける7.5：ロンドンのコンセプトストアに新たな風

紹介

ロンドンのコンセプトストアに新しく加わった、斬新なカリブ海デザイナー、ジャワラ・アレーンがベスナル・グリーンにて、予約制の小規模なリテールスペース7.5をオープンしました。アレーンによると、ブリッツで爆撃されなかった通りに静かに佇むこの建物は、時間が止まったかのような雰囲気を醸し出しており、通りすがりの人々が内部で何が起こっているのかを瞬時に想像するような場所です。

予約と来店方法

内部を知りたければ、直接アレーンにDMを送信し、アポイントメントを取る必要があります。アレーンは、「ただ入ってくることはできません。入場をアナウンスする必要があります。そうすることで、あなたを歓迎する人があなたの到着に気づいて準備することができます。」と述べています。これは通常の意味でのショップではなく、リリースに記載されているように、「常に変異する学際的実験のプラットフォーム」です。その日に起こっていることによって形作られ、常に変化します。アレーンは、「前夜にここに来ても、翌朝にはまた変わっているだろう」と語ります。

名前の由来

名前の7.5は、個人的な神話と少しのゲームを折り込んでいます。7はアレーンの誕生日であり、「私の人生でずっとついてきた数字です。その日に生まれたことに魅力を感じています。」と語ります。このスペースのドアには番号がありません。その隣には大きな7がついています。「私のドアに番号がないので、私はそれを7(.5)と呼ぶことに決めました。なぜなら、場所を見つけるために7を見つけることができますが、実際に行くのは’.5’です。番号のないドアには何か魔法のようなものがあります。プラットフォーム9¾のようなものです。」

内部と機能

この空間の内部と機能には、発見の感覚が貫かれています。影響を受けたものの1つは、サラ・ルーカスとトレイシー・エミンのThe Shopです。Covidの際、アレーンが自宅の部屋をロックダウン中にショップに変えたことが、彼の作品が世界と出会う方法に影響を与えました。7.5も同様です。「100以上の他の名前の隣に店舗に置かれることよりも、自分の物語に個人的な所有権を持つことが非常に重要です。」とアレーンは語ります。

カリブ海の影響

そのカイマン諸島とジャマイカでの育ちから、トロピカル・モダニズムとカリブ海のエレガンス、自然が建築の一部と考えられるカリブ海の空間に関するもう1つの要素が生まれました。未完成の建物も形作る要素の1つであり、「最終的な結論に至らない空間 – 常に変化し、可能性に開かれているもの」でした。アレーンは、年上のいとこ達が未完成のリビングルームを1晩だけコミュニティ映画館に変えたことを覚えています。「彼らがそれをどのように変えたか、その夜にはたくさんの魔法がありました。」

7.5の機能

7.5は同様の方法で機能し、常に変化し、常に更新される在庫リストと、アレーンの「無題」コレクションの永久的なホームを備えています。ここでは、作品の触感や動きを直接体験することができます。「今日では、どれも同じ工場から出ているように見えるものが多い。そうでなくてもそうだ。これは私が市場の隙間を埋める方法です。」

チャリティコラボレーション

7.5の最初のチャプターは、ロンドンを拠点とするアーティスト、アルバロ・バーリントンとのチャリティコラボレーションです。彼のカーニバル中心の実践がアレーンの文化的物語に共鳴しています。バーリントンのスタジオのメンバーが、ノッティングヒル・カーニバルの支援のためのコレクションについてアレーンに連絡したことで、2人は出会いました。このコレクションには、バーリントン、ピーター・ドイグ、レイチェル・ジョーンズ、デンジル・フォレスターのプリントが含まれており、収益はカーニバル・ビレッジ・トラストに寄付されます。アレーンは以前、バーリントンのテート展示に取り組んでおり、引き換えにバーリントンは7.5のフィッティングを手伝ってくれました。「最初から自然で有機的なパートナーシップのように感じられました。そして、それは非常に有機的な方法で成長しました。私たちは本当にお互いを見て理解し合い、お互いが成功するのを見たいと思っています。」

ジャワラ・アレーンの写真提供。

jawaraalleyne.com