Rewrite
──ラミさんは写真、映画、音楽、そしてフレグランスと、さまざまな形で表現し続けています。フレグランスを作ろうと思ったきっかけは何でしょうか?
僕の最初の表現は音楽と写真、それから映画だったんだけど、どれも人との関わりの中で自然に生まれたものが多いんだよね。写真も「ロックマガジン」のために撮ったのがきっかけだったし。世界中を旅しながら、その時のフィーリングや出会った人たちにインスパイアされて、たくさんのものを作ったと思う。そうして27歳の時に、調香師のピエール・ブルドン(Pierre Bourdon)と話す機会があって、そこで本質的に音楽と香りが同じだと気がついて衝撃を受けたんだ。目には見えないけど、確かに心を掴むパワーを持ってる。古代から人間の営みの中で、儀式やセレモニー、“テンプル(聖域)”と、音楽と香りは深く結びついているよね。それは大切な瞬間や場所を祝福するためのものでもある。僕も同じように、人々にとって意味のある場所、心が満たされる“聖域”のような香りを作りたいと思ったのが、このブランドの原点かな。
それから、今から10年ほど前にパリのスタジオでそれまでの活動のアーカイヴを整理していて、これらをまとめたような詩的なプロジェクトの可能性に気がついて、”香り”がピンときたんだ。僕の制作は、家族と一緒に回る世界中への旅や、そこで出会う人々から生まれることが多いから、これは新しい“ファミリープロジェクト”だなってワクワクしたのを覚えてるよ。

──ローラ ジェームス ハーパーで表現したいことは何ですか?
何か特定のものを表現したいと考えたことはないんだ。あえて言うなら香りやヴィジュアル、ストーリーなど、全体を通じて詩的なものを表現したいんだと思う。フレグランスやキャンドルもそうだし、写真や映画だとしても、見る人や香りを体験する人が、自由に夢を見て、想像するためのきっかけやインスピレーションを与えたいんだ。情報過多なこの世界で、そういう夢を見るための余白、“聖域”を作ることが重要だと信じてるんだよ。

──先ほどから登場する“聖域”という言葉が気になりました。もう少し教えてもらえますか?
一言で表すのは難しいんだけど、人々にインスピレーションを与える場所や物、フィーリングに影響を与えるもののことかな。物理的かどうかに限らずね。例えば、僕の20年来の友人のサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)がクリエイティブ・ディレクターを勤めていたパリのコレット(Colette)は、ファッションフリークにとっての聖域として象徴的だったと思う。
サラとは長年の付き合いから、コレットのために作った香りがあるんだ。お店が閉店した時、僕を含めてたくさんの人が悲しみに暮れたよね。その時、誰でもコレットでの経験や記憶を思い出せるように、と思って生まれたのが「213 RUE SAINT-HONORE AIR」の香りなんだよ。


──ちなみに、ブランド名は人の名前のようですが、ラミさんとはどんな関係があるのでしょうか。
このブランドは家族のアートプロジェクトだから、名前も家族で決めたんだ。ある日の夕食で、当時5歳だった娘と9歳だった息子に「ロックバンドみたいなプロジェクトを始めるんだけど、なんて名前にしようか?」って聞いてさ。
娘のリリーは自分の人形をいつも「ローラ(Lola)」と呼んでいたから、まず「ローラ」。息子のノエはバスケットボール選手で、レブロン・ジェームズが大好きだから、「ジェームス(James)」。そして、その時ちょうどBGMでベン・ハーパー(Ben Harper)の音楽が流れていて、素敵だったから「ハーパー(Harper)」。本当に2分くらいで決まったんだ(笑)。マーケティングとは全く無縁の、僕たちならではのハッピーで自然なストーリーから生まれたんだ。
──アイテムの名前は場所が多いですよね。
ブランドを立ち上げた当初のコレクションは、僕たち家族が愛する「秘密の場所」がテーマだったんだ。よく行くコーヒーショップや、大好きなサーフショップ、世界中のクールなストリートとかさ。ジョシュアが愛用してくれている「The Comics Store of George」は、ニューヨークの8番街にある、ヴィンテージのコミックショップがヒントになってる。息子とよく行くコミックショップで、ドアを開けた瞬間に、木の床や古い紙の匂いが広がる思い出深い場所だよ。
僕らの香りは、こういう家族との旅や記憶みたいな、ごく私的なものから生まれるけど、ただ場所の香りを再現するんじゃなくて、訪れた記憶、思い出を織り交ぜた香りになっていると思う。香りを嗅いだ人たちが、その場所を訪れた時の心地よさや感情を、空想的に掻き立てられて、幸せな気持ちになってくれることを願いながら作ってるんだ。

#9 THE COMICS STORE OF GEORGE – ROOM SPRAY(50mL 9900円)

#9 THE COMICS STORE OF GEORGE – SCENTED CANDLE(190g 9900円)
──今回、日本本格上陸で、ジョシュアさんとのコラボフレグランスとルームスプレーが登場します。以前から親交があったんですか?
これまでもさまざまな人たちとコラボしているけど、いつも何か戦略的に進めることは一つもなくて、どれもファミリーのような友人たちと自然な流れで生まれるんだ。
ジョシュアとはここ3年くらい、自然と親交が深まっていったんだけど、彼は若いけれど、単なるアイドルではなくて、驚くほど賢い。穏やかで、古い魂を持っていて、“ワイズマン(賢人)”みたいな人だと思う。彼と時間を共有する中で、共感することがあって生まれたんだよ。

──どんな会話があったのでしょうか。
僕らが会うときは、いつも誰もいない深夜で、散歩しながら色んなことを話すんだ。彼はとても有名人だからさ(笑)。でも「香水を作ろう」みたいな話はほとんどしなくて、人生やクリエイション、お互いの経験とか哲学的な対話なんだよね。旗艦店があるパリや、彼の故郷でもあるロサンゼルスで会った時に、彼がユネスコの青年親善大使に任命されて演説した「GoingTogether」キャンペーンに、僕が感銘を受けたと言う話をして、ちょうど彼も僕の映画「WITH」のテーマに共感してくれた。そこで僕たちが共有する“哲学”として「TOGHETHERNESS」という考えが浮かび上がって、一緒に何かしようとなったんだよね。
大切なのは、「ジョシュア・ホン」の香りが出ることではなくて、「TOGHETHERNESS」という彼の精神が香りによって、多くの人に届くことだと思ってるんだ。以前キャンドルを出したけど、ルームスプレーやキャンドルは自分が過ごす空間、アトモスフィア(雰囲気)を変えてくれるし、フレグランスはまとうことでアティチュード(態度)やアイデンティティに影響を及ぼすことができる。だから、より多角的に香りがインスピレーションを与えてくれると思う。
#17 THE JOSHUA HONG TOGETHERNESS -EAU DE TOILETTE(50mL 2万3100円)
──最後に、旅好きのラミさんが今回の日本での滞在で新しい香りのインスピレーションになったことはありますか?
まだ到着したばかりだから、ディグっている最中なんだ。でも、どこもかしこも刺激的だと思う。ポップアップの会場も素晴らしいと思う。ミニマルなコンクリートの壁、光の入り方、お気に入りの写真や植物とともに、香りがディスプレイされている。アートが息づく、パワフルな場所だと感じるんだ。昨晩から、東京でいろんな写真も撮ったんだよ。心がずっとワクワクしているのを感じるし、今回の滞在からも、きっと何かが生まれると思うよ。

【番外編】:写真家 ラミ・メックダチの心を震わせた、日本のあれこれ
Rami’s comments
初めての東京はとても充実していて、POP UPに関わってくれた方や来てくれたすべての方に感謝しています。Togethernessを感じました。週末は、ミュージシャンとレコーディングをして、POP UP会場では日本のファンと写真を撮って、週明けにはジョシュアに会いに韓国行きの飛行機に乗ることになったので、自分で写真を撮る充分な時間はありませんでしたが、またすぐに日本を訪れる予定です!
編集:平原麻菜実
■ポップアップ スケジュール
・伊勢丹新宿店
日程:8月13日(水)〜8月19日(火)
・六本木 蔦屋書店
日程:8月21日(木)〜9月11日(木)
・東京都現代美術館
日程:8月23日(土)〜11月24日(月)
・銀座 蔦屋書店
日程:9月17日(水)〜9月30日(火)
・博多阪急
日程:10月1日(水)〜10月7日(火)
・タカシマヤゲートタワーモール
日程:11月26日(水)〜12月9日(火)
ローラ ジェームス ハーパー:公式サイト
in HTML format, including tags, to make it appealing and easy to read for Japanese-speaking readers aged 20 to 40 interested in fashion. Organize the content with appropriate headings and subheadings (h1, h2, h3, h4, h5, h6), translating all text, including headings, into Japanese. Retain any existing
tags from
──ラミさんは写真、映画、音楽、そしてフレグランスと、さまざまな形で表現し続けています。フレグランスを作ろうと思ったきっかけは何でしょうか?
僕の最初の表現は音楽と写真、それから映画だったんだけど、どれも人との関わりの中で自然に生まれたものが多いんだよね。写真も「ロックマガジン」のために撮ったのがきっかけだったし。世界中を旅しながら、その時のフィーリングや出会った人たちにインスパイアされて、たくさんのものを作ったと思う。そうして27歳の時に、調香師のピエール・ブルドン(Pierre Bourdon)と話す機会があって、そこで本質的に音楽と香りが同じだと気がついて衝撃を受けたんだ。目には見えないけど、確かに心を掴むパワーを持ってる。古代から人間の営みの中で、儀式やセレモニー、“テンプル(聖域)”と、音楽と香りは深く結びついているよね。それは大切な瞬間や場所を祝福するためのものでもある。僕も同じように、人々にとって意味のある場所、心が満たされる“聖域”のような香りを作りたいと思ったのが、このブランドの原点かな。
それから、今から10年ほど前にパリのスタジオでそれまでの活動のアーカイヴを整理していて、これらをまとめたような詩的なプロジェクトの可能性に気がついて、”香り”がピンときたんだ。僕の制作は、家族と一緒に回る世界中への旅や、そこで出会う人々から生まれることが多いから、これは新しい“ファミリープロジェクト”だなってワクワクしたのを覚えてるよ。

──ローラ ジェームス ハーパーで表現したいことは何ですか?
何か特定のものを表現したいと考えたことはないんだ。あえて言うなら香りやヴィジュアル、ストーリーなど、全体を通じて詩的なものを表現したいんだと思う。フレグランスやキャンドルもそうだし、写真や映画だとしても、見る人や香りを体験する人が、自由に夢を見て、想像するためのきっかけやインスピレーションを与えたいんだ。情報過多なこの世界で、そういう夢を見るための余白、“聖域”を作ることが重要だと信じてるんだよ。

──先ほどから登場する“聖域”という言葉が気になりました。もう少し教えてもらえますか?
一言で表すのは難しいんだけど、人々にインスピレーションを与える場所や物、フィーリングに影響を与えるもののことかな。物理的かどうかに限らずね。例えば、僕の20年来の友人のサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)がクリエイティブ・ディレクターを勤めていたパリのコレット(Colette)は、ファッションフリークにとっての聖域として象徴的だったと思う。
サラとは長年の付き合いから、コレットのために作った香りがあるんだ。お店が閉店した時、僕を含めてたくさんの人が悲しみに暮れたよね。その時、誰でもコレットでの経験や記憶を思い出せるように、と思って生まれたのが「213 RUE SAINT-HONORE AIR」の香りなんだよ。


──ちなみに、ブランド名は人の名前のようですが、ラミさんとはどんな関係があるのでしょうか。
このブランドは家族のアートプロジェクトだから、名前も家族で決めたんだ。ある日の夕食で、当時5歳だった娘と9歳だった息子に「ロックバンドみたいなプロジェクトを始めるんだけど、なんて名前にしようか?」って聞いてさ。
娘のリリーは自分の人形をいつも「ローラ(Lola)」と呼んでいたから、まず「ローラ」。息子のノエはバスケットボール選手で、レブロン・ジェームズが大好きだから、「ジェームス(James)」。そして、その時ちょうどBGMでベン・ハーパー(Ben Harper)の音楽が流れていて、素敵だったから「ハーパー(Harper)」。本当に2分くらいで決まったんだ(笑)。マーケティングとは全く無縁の、僕たちならではのハッピーで自然なストーリーから生まれたんだ。
──アイテムの名前は場所が多いですよね。
ブランドを立ち上げた当初のコレクションは、僕たち家族が愛する「秘密の場所」がテーマだったんだ。よく行くコーヒーショップや、大好きなサーフショップ、世界中のクールなストリートとかさ。ジョシュアが愛用してくれている「The Comics Store of George」は、ニューヨークの8番街にある、ヴィンテージのコミックショップがヒントになってる。息子とよく行くコミックショップで、ドアを開けた瞬間に、木の床や古い紙の匂いが広がる思い出深い場所だよ。
僕らの香りは、こういう家族との旅や記憶みたいな、ごく私的なものから生まれるけど、ただ場所の香りを再現するんじゃなくて、訪れた記憶、思い出を織り交ぜた香りになっていると思う。香りを嗅いだ人たちが、その場所を訪れた時の心地よさや感情を、空想的に掻き立てられて、幸せな気持ちになってくれることを願いながら作ってるんだ。

#9 THE COMICS STORE OF GEORGE – ROOM SPRAY(50mL 9900円)

#9 THE COMICS STORE OF GEORGE – SCENTED CANDLE(190g 9900円)
──今回、日本本格上陸で、ジョシュアさんとのコラボフレグランスとルームスプレーが登場します。以前から親交があったんですか?
これまでもさまざまな人たちとコラボしているけど、いつも何か戦略的に進めることは一つもなくて、どれもファミリーのような友人たちと自然な流れで生まれるんだ。
ジョシュアとはここ3年くらい、自然と親交が深まっていったんだけど、彼は若いけれど、単なるアイドルではなくて、驚くほど賢い。穏やかで、古い魂を持っていて、“ワイズマン(賢人)”みたいな人だと思う。彼と時間を共有する中で、共感することがあって生まれたんだよ。

──どんな会話があったのでしょうか。
僕らが会うときは、いつも誰もいない深夜で、散歩しながら色んなことを話すんだ。彼はとても有名人だからさ(笑)。でも「香水を作ろう」みたいな話はほとんどしなくて、人生やクリエイション、お互いの経験とか哲学的な対話なんだよね。旗艦店があるパリや、彼の故郷でもあるロサンゼルスで会った時に、彼がユネスコの青年親善大使に任命されて演説した「GoingTogether」キャンペーンに、僕が感銘を受けたと言う話をして、ちょうど彼も僕の映画「WITH」のテーマに共感してくれた。そこで僕たちが共有する“哲学”として「TOGHETHERNESS」という考えが浮かび上がって、一緒に何かしようとなったんだよね。
大切なのは、「ジョシュア・ホン」の香りが出ることではなくて、「TOGHETHERNESS」という彼の精神が香りによって、多くの人に届くことだと思ってるんだ。以前キャンドルを出したけど、ルームスプレーやキャンドルは自分が過ごす空間、アトモスフィア(雰囲気)を変えてくれるし、フレグランスはまとうことでアティチュード(態度)やアイデンティティに影響を及ぼすことができる。だから、より多角的に香りがインスピレーションを与えてくれると思う。
#17 THE JOSHUA HONG TOGETHERNESS -EAU DE TOILETTE(50mL 2万3100円)
──最後に、旅好きのラミさんが今回の日本での滞在で新しい香りのインスピレーションになったことはありますか?
まだ到着したばかりだから、ディグっている最中なんだ。でも、どこもかしこも刺激的だと思う。ポップアップの会場も素晴らしいと思う。ミニマルなコンクリートの壁、光の入り方、お気に入りの写真や植物とともに、香りがディスプレイされている。アートが息づく、パワフルな場所だと感じるんだ。昨晩から、東京でいろんな写真も撮ったんだよ。心がずっとワクワクしているのを感じるし、今回の滞在からも、きっと何かが生まれると思うよ。

【番外編】:写真家 ラミ・メックダチの心を震わせた、日本のあれこれ
Rami’s comments
初めての東京はとても充実していて、POP UPに関わってくれた方や来てくれたすべての方に感謝しています。Togethernessを感じました。週末は、ミュージシャンとレコーディングをして、POP UP会場では日本のファンと写真を撮って、週明けにはジョシュアに会いに韓国行きの飛行機に乗ることになったので、自分で写真を撮る充分な時間はありませんでしたが、またすぐに日本を訪れる予定です!
編集:平原麻菜実
■ポップアップ スケジュール
・伊勢丹新宿店
日程:8月13日(水)〜8月19日(火)
・六本木 蔦屋書店
日程:8月21日(木)〜9月11日(木)
・東京都現代美術館
日程:8月23日(土)〜11月24日(月)
・銀座 蔦屋書店
日程:9月17日(水)〜9月30日(火)
・博多阪急
日程:10月1日(水)〜10月7日(火)
・タカシマヤゲートタワーモール
日程:11月26日(水)〜12月9日(火)
ローラ ジェームス ハーパー:公式サイト
and integrate them seamlessly into the new content without adding new tags. Ensure the new content is fashion-related, written entirely in Japanese, and approximately 1500 words. Conclude with a “結論” section and a well-formatted “よくある質問” section. Avoid including an introduction or a note explaining the process.