ストリートカルチャーをインスピレーション源とする〈ヴァレンティノ(VALENTINO)〉のクリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリ。
カムフラージュが埋め尽くしたランウェイは記憶に新しいところだが、そんなピエールパオロがこの春フィーチャーしたのがプリントであり、象徴的なコレクションが「ALWAYS」だ。ストリートアートを思わせる殴り書きしたかのような筆致もさることながら、そこにみるからに上質な素材と仕立てのコートをぶつけてくるギャップがたまらない。
いうまでもないが、〈ヴァレンティノ〉はオートクチュールにルーツをもつファッションハウスだ。そしていまなお、ローマはスペイン広場に構えるアトリエには4人のプルミエールと60人もの職人が在籍している。そのものづくりはプレタポルテにも遺憾なく発揮される。
形見の一着を自らカスタマイズするストリートキッズ、なんて風情でさらりと羽織るとサマになるコートだ。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa
Edit_Ryo Muramatsu
ヴァレンティノ インフォメーションデスク
電話:03-6384-3512
www.valentino.com
Source: フィナム