目次
ゴールドウインの旗艦店「ゴールドウイン 丸の内」が移転してリニューアルオープン
移転とリニューアル
「ゴールドウイン」の旗艦店「ゴールドウイン 丸の内」が、二重橋スクエア1階から丸の内ブリックスクエア1階に移転してリニューアルオープンする。開業日は6月21日。オープンに先駆けて、メディア向けに内覧会が開催された。
新しいコンセプト
同店のコンセプトは、自然が長い時間をかけて生み出す地層の「地」とゴールドウインが長年追求し培ってきた知識と知見の「知」の層が折り重なる「『チ』の集積」。デザインは、今年6月にオープンした「ゴールドウイン 京都」に続き、新素材研究所が担当した。
店舗内観
店舗面積約91.9平方メートルの同店は、中国大陸初の直営店「ゴールドウイン 北京」でも導入しているコンサルテーションスペース「サロン」を併設。フィッティングルームも兼ねたこのスペースは、あえて1室のみの設置とすることで、丁寧なコミュニケーションに基づく購買体験の提供を目指すという。
竹を使用したファサード
Image by: FASHIONSNAP
正面ウインドウとサロンには、京都店同様、素材に竹と桐を使用。ファサードには竹の桟を、サロンスペースの壁面には目の詰まった桐の柾目を配し、日本らしい空間に仕上げた。ゴールドウインの川田慎二常務執行役員は新店舗について、「最近はインバウンド需要が増加傾向にある。日本のおもてなし文化を取り入れた新店舗で、新たなファンの獲得を目指したい」と語った。
海外展開と事業拡大
国内事業強化と並行して、海外での認知度向上にも注力している同社は、アメリカ・サンフランシスコに初の海外直営店「ゴールドウイン サンフランシスコ」をオープン。その後、ドイツ・ミュンヘンに、中国の北京、成都、上海、杭州、南京、瀋陽、深圳の6都市に直営店を展開するなど、海外事業を拡大させている。現在は、年内にロンドンとソウル、年明けにはニューヨークへの出店を計画しているほか、中国・南京と瀋陽での新店舗オープンも検討しているという。
「ゴールドウイン ゼロ」初のパフォーマンスコレクションを先行販売
同店ではスキー、アウトドア、アスレチック、ライフスタイル、アクセサリー、バッグなどの全カテゴリーを展開するほか、「ゴールドウイン ゼロ」から、トレイルランニングをテーマにした初のパフォーマンスコレクションの先行販売を行う。
計20個のホールが施されたトレイルパック
Image by: FASHIONSNAP
同コレクションのラインナップは、裾にスリットを配置したロングスリーブTシャツ(2万2000円)とハーフスリーブTシャツ(1万9800円)、撥水性のある薄手のリップストップ生地を使用したショーツ(2万2000円)、ゴールドウインの着圧タイツ「コンプレッション ハーフタイツ」をベースにしたハーフタイツ(1万7600円)、「ゴールドウインスタートレイルパック」をアップデートしたトレイルパック(2万7500円)の計5型。なお、同コレクションは6月27日から、公式オンラインストアと一部直営店舗で取り扱いを開始する。
結論
「ゴールドウイン 丸の内」の移転とリニューアルに伴い、新コンセプトや海外展開、パフォーマンスコレクションの先行販売など、ブランドのさらなる成長が期待される。
よくある質問
Q: 新店舗の特徴は何ですか?
A: 新店舗では、日本の素材や文化を取り入れた空間設計が特徴となっています。
Q: 今後の展開計画は?
A: ロンドン、ソウル、ニューヨークへの出店計画や中国の南京と瀋陽での新店舗オープンが検討されています。