カナダ、バンクーバーを拠点とするブランド〈ジェームス カワード(James Coward)〉。デザイナーのひとり、Josephはベルリンでフランク・リーダーのアシスタントをし、写真家・森山大道を敬愛するなど非常にアートの匂いを感じさせる人物です。
今回、同ブランドのルックが届きました。コンセプトを英語でもらったのですが、かなり難しいのでキーワードだけ抽出します。「不安と安全との間の衝突、隔離された暗い居間、臨床用の病室、狭い隠し廊下」。このダークなキーワードを並べるだけでもおぼろげながらも像を結んでこないでしょうか?
日本では「メイデンズショップ」が取り扱っていますが、なかなかの価格帯にもかかわらず、服好きを唸らすクオリティとデザインですでに在庫が僅少になっているとのこと。自分も実際に見ましたが、その生地のよさは一目でわかりました。新進気鋭のブランドとして、〈ジェームス カワード〉という名前をぜひ覚えておいてください。
Photography_Maidje Meergans
Garments and Footwear_James Coward
Model_Dylan Watson-Brawn
Text_Shinri Kobayashi
MAIDENS SHOP
電話:03-5410-6686
Source: フィナム