このところの〈バーバリー(BURBERRY)〉からはヘリテージを気軽に楽しもうというスタンスが感じられて、それがファッショニスタにも大いに評価されてきた。
“相反する要素のクラッシュ” をテーマに掲げた今シーズンはますます脂が乗っている。
60年代のヴィンテージチェックや80〜90年代のスカーフプリントに載せたグラフィティ。時代が時代なら眉をひそめる向きもあったかも知れないけれど、いまこの時代のぼくらにはすこぶるモダンだ。
遺産は大切にすべきものだが、後生大事に金庫にしまっているようでは宝の持ち腐れといわれても仕方がない。もちろん、運用方法を誤れば手酷いしっぺ返しを食らう。この点で〈バーバリー〉は頭一つ抜けている。
チーフ・クリエイティブ・オフィサーにしてCEOも務めたクリストファー・ベイリーが果たした役割はまことに大きい。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa
Edit_Ryo Muramatsu
バーバリー・ジャパン
電話:0066-33-812819
https://jp.burberry.com
Source: フィナム