ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するクリエイティブ集団「MSCHF(ミスチーフ)」が、東京・渋谷の『NANZUKA UNDERGROUND』で個展“Material Values”を開催するために来日。
「MSCHF」といえば、鉄腕ア○ムの足元のような巨大な赤いブーツや超極小サイズのルイ・ヴィ○ン風バッグなど、毎回センセーショナルな作品で世間を騒がせる集団。しかし、その実態は謎に包まれ、公式サイトにも詳細な情報は一切なし。ゆえに“インターネット界のバンクシー”と称されることも。
「MSCHF」の謎を解き明かすべくインタビューを敢行!
活動の全貌、社会に対するスタンス、インスピレーションの源とは?
コツはSNSでバズることを目的にはしないこと
Hypebeast:「MSCHF」という名前は“mischief(いたずら)”からきている?
MSCHF(Kevin&Lukas):その通り! 名前を深く考えず、シンプルに大文字表記にしただけ。ファンシーな名前にする必要もなかったしね。
“いたずら”にはポジティブな力がある?
100%ポジティブとは限らない。今の時代にスパイスを加える視点を大事にしている。リディキュラス(過激)な立ち位置をとることも。
「MSCHF」のメンバー数と役割は?
25人! 肩書きはなく、全員でアイデアを出し合うスタイル。それぞれ得意分野がある。
なぜブルックリンを拠点に?
ほとんどのメンバーがニューヨーク出身。ブルックリンなら広いスペースを確保できるし、散らかしても問題なし。
『Instagram』のプロフィールに「DO NOT FOLLOW US」とある理由は?
もともと『Venmo』でフォロワーに1セント払ってもらってフォローさせる企画をやっていた。Instagramの制約から自由度が低いため、「フォローするな」って書いた(笑)
作品のアイデアはどう生まれる?
アイデアを出し合い、リスト化し、情熱が高いものを優先して実行。SNSでバズることを目的にはしない。
コントロバーシャルな作品と社会への反映
作品は遊び心を取り入れ、固定観念を覆す。偏らず、多様な視点を意識。
印象的な作品やターニングポイント
「ジーザスシューズ」や「キーフォーオール」など、議論を巻き起こす作品が挙げられる。
セレブリティとの交流
パリス・ヒルトンにはInstagramでDM、スパイク・リーは息子のファンから実現。
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