Sponsored Links

Rewrite and translate this title ジューベーxジャスティンデイビス コウタロウ ヤマダ 特別対談 | Hypebeast.JP to Japanese between 50 and 60 characters. Do not include any introductory or extra text; return only the title in Japanese.

Sponsored Links

Rewrite

2001年に設立された〈JUSTIN DAVIS(ジャスティン デイビス)〉は、クラウンモチーフをブランドの象徴として掲げ、ポップアートやパンクカルチャーをインスピレーション源とした前衛的なデザインによって、多くのファンを持つジュエリーブランドだ。そんな同ブランドが2024年9月、新クリエイティブディレクターを迎えることを発表した。新たに就任することになったのは、自身も長年〈JUSTIN DAVIS〉の大ファンだという現代彫刻家 Kotaro Yamada。創業者のジャスティン・デイビス(Justin Davis)と生前に交流が深かった彼は、陶器と金属を融合させた作風が特徴で、幼少期から親しんできたアメコミやプロレス、パンクカルチャーからも着想を得ているという、まさに新生〈JUSTIN DAVIS〉の“顔”となる人物だ。

去る11月22日(金)、そんなKotaro氏率いる〈JUSTIN DAVIS〉と、CreativeDrugStoreにも所属するラッパー/ビートメイカーのJUBEE(ジューベー)氏がコラボレーションイベントを開催。兼ねてより親交のあった両者によるこのコラボレーションは、2024年4月に東京・下北沢の『SHELTER』にて行われたJUBEEのワンマンライブ “Playground”にKotaro氏が感銘を受けたことをきっかけに本格的にスタート。ふたりが創作活動において大切にしている想いが共通していることを改めて確認しあったことで、JUBEE氏は〈JUSTIN DAVIS〉の新たなコアコンセプトから着想を得て少年時代の自分への肯定感を歌った“Kids Were Alright”という曲を、kotaro氏はコラボジュエリーと3Dフィギュアをそれぞれ誕生させた。

この度『Hypebeast』は、コラボイベント当日にKotaro氏とJUBEE氏による特別対談を実施。ふたりの出会いから、普段の交流、今回のコラボレーションの実現秘話まで、これまで彼らが築いてきた信頼関係が垣間見えるような対話を聞くことができた。イベント当日ということもあり、対談後は会場である『JUSTIN DAVIS ラフォーレ原宿店』に移動し、今回ラインアップしたペンダントやリング、ネックレスのほか、Kotaro氏が立体造形を担当した3Dフィギュアなども捉えたので、ぜひあわせてチェックしてほしい。

Hypebeast:まず始めに、おふたりの出会いについてお伺いできればと思います。初めて会ったのはいつ頃か、そのときのエピソードなどを覚えていれば教えてください。

JUBEE(以下、J):Kotaroくんは覚えてますか? 僕、初めて会ったときのことはあまり覚えていなくて。

Kotaro(以下、K):僕はすごく覚えていますね。5年前ぐらいかな? 僕らの共通の友人でGUCCIMAZE®(以下、グッチ)というグラフィックデザイナーがいて、彼がずっと「会わせたい友達がいる」と言ってくれていたんです。それから、渋谷の百軒店にある居酒屋で初めて3人(JUBEE、Kotaro Yamada、グッチ)で集まったときに、店の中で好きなカルチャーの話を永遠にして。帰り道が偶然一緒だったJUBEEと、漠然と「いつかなにかやりたいよね」という話をしたことが印象に残っています。

J:本当に?(笑)

K:うん(笑)。似たようなストーリーが多くあるので、僕としては今回のコラボはすごく感慨深く、嬉しいものになりましたね。

JUBEEさんはなにか印象に残っていることはありますか?

J:百軒店で会ったのはなんとなく覚えているんですけど……。でも、僕もKotaroくんと同じく、グッチさんに「絶対話があう友達いるから紹介したい」と言われていましたね。それからグッチさんがセッティングしてくれて、ご飯に行ったという記憶があります。

先ほど、Kotaroさんが「好きなカルチャーの話を永遠にしていた」とおっしゃられていましたが、それぞれが影響を受けた音楽やファッションなどの共通点を教えていただけますか?

K:当時、僕が好きだったバンドは、ニューメタル系やミクスチャーロックなものが多くて。一番は多分、THE MAD CAPSULE MARKETS(マットカプセルマーケッツ)かな。他にも、Limp Bizkit(リンプビズキット)やLinkin Park(リンキンパーク)が好きだったので、その話でも盛り上がりましたね。音楽の趣味があう友達はなかなか出会う機会がなかったので、すごく嬉しかったのを覚えています。

J:僕も周りに音楽の趣味があう友人はいませんでしたね。僕はずっとラッパーをやっているんですが、ラッパーのなかでもそういう音楽をできる人がいなかった。なので、ずっと孤独だったんです。僕の好きなものは上の世代の人のカルチャーだったので、その部分で年下や同い年には共鳴できる人がいなくて。だから、自分の好きなもので共鳴できる人は、Kotaroくんとグッチさんが初めてでした。

Kotaroさんはアート/ファッションの分野で、JUBEEさんは音楽の分野でそれぞれ活躍されています。そんな別々の分野で活動するおふたりが意気投合した、一番の要因はなんだと思いますか?

J:これは完全な偏見なのですが、好きな音楽の趣向である程度性格の分類ができてしまう気がしていて。やっぱりニューメタルやミクスチャーというのは幅が狭いジャンルではあるので、そこが一緒ということは、多分バイブスも一緒なんじゃないかなという。Kotoaroくんに対しては、そういうバイブスが同じだったんです。

K:僕もその感覚に近いですね。やっぱり年齢を重ねていくごとに格好つけてしまう自分がどんどん出てきてしまって。だけど、JUBEEと話していると、好きなものごとをとことん胸を張って好きと言ってるような姿にすごく惹かれるというか、共感できるなと思えました。

先ほどからお話しに何度か上がっているGUCCIMAZE®さんは、やはりおふたりにとって欠かせない存在なのでしょうか?

K:僕は、同じ美術大の予備校に通っていました。ですが、僕が浪人してしまったため、大学に入ったときにはグッチと学年がだいぶ離れてしまっていて。最初は顔見知り程度でしたが、グッチが先に卒業したタイミングくらいで、好きな音楽の話ができると分かって仲良くなり始めたんです。そこから、彼の個展で一緒に作品を作らせてもらったりしていくことが増えて、「こういう俺の周りの友達と気があうと思うよ」という話からいろいろな友人を紹介してもらったり、趣味が近い大切な存在になりました。多分JUBEEも一緒だよね。

J:マジで一緒ですね(笑)。グッチさんも、初対面から音楽やファッションの話で「こんなの知ってるの俺らだけじゃない?」という話をして、そこから仲良くなったので。彼とは毎日のように遊んでいて、その流れでKotaroくんを紹介してもらいました。3人で集まるのはたまにって感じですよね。

K:そうだね。僕が夜クラブとかにあまり行かないので、それが理由のひとつではあるんですけど。定期的にご飯は食べに行っていますね。

ありがとうございます。次にKotaroさんへお伺いしたいのですが、改めてJUSTIN DAVISのクリエイティブディレクターに就任することになった背景を教えていただけますか?

K:JUSTIN DAVISは、僕が10代の頃から本当に一番憧れていたブランドで。20歳になる前に、創業者のジャスティンに自分の彫刻に彼のジュエリーを巻き付けた作品をメールで送ったら、「やばいから俺の家に遊びに来なよ」といった内容の返信がきたんです。そこから交流が始まったんですが、そのときは会社自体との関わりはまだなくて。ですが、急に彼が亡くなって、そのタイミングで今の社長に「ブランドで何かやらせていただけないですか?」というお願いをしたところ、最初はインターンという形でブランドに関わらせてもらえることになりました。僕は美大を出てからずっと彫刻をやっていたので、社長や前ディレクターのプッシュもあり、徐々にブランドの仕事への関わり方を教えてもらえるようになって。その状態が7〜8年続いて、9月にクリエイティブディレクター就任のお話をいただいたという次第です。

就任したタイミングで、すぐに今回のコラボレーションを発表したということですね。

K:そうですね。企画自体は、数年前から話していたんです。なので、ジュエリーのデザインは少しづつ進めていたのですが、どういう風にそれをリリースしていくかを決めたのは、ここ最近ですね。ワンマンのグッズでも販売することは、チームで話して決めました。

J:就任して最初のプロジェクトというのは嬉しいですね。

JUBEEさんが今着けているネックレスは、このコラボレーションを発表する前から着けられているものかと思うのですが、そのデザインが作られた背景などをお伺いできますか?

J:基本的に、自分のデザイン周りはグッチさんにやってもらっていて。彼と僕が出会った頃は、僕もあまり作品を世に出していなかったし、それこそロゴもなかったんです。なので、自分のロゴを作りたいなという風には思っていて。そのときに、僕がBLACK FLYSというアイウェアのブランドロゴが好きなことを初めてグッチさんに話したら、思いのほか盛り上がったんです。こういうロゴを作りたいことも一緒に話して、僕の思いを知った上で“その仕事をしたい”と言ってくれて。世間に求められてるグッチさんとは違うデザインなのかもしれないけど、引き受けてくれてすごく嬉しかったですね。

K:最初は、普通のサイズでそのデザインのネックレスとリングを作ろうとなっていたのですが、やっぱり「ステージで目立つような、やばいペンダントトップを作ろう」という話になって。大きいサイズのペンダントが出来上がりました。

Kotaroさんがご自身のInstagramに書かれていた、4月のJUBEEさんワンマンライブを見た際の心境を詳しく教えていただけますか。

K:これまで、JUBEEのパフォーマンスはクラブでのライブで何度か見たことがあったんです。だけど、4月のPlaygroundでは、MCの時間にJUBEEの言葉をしっかり聴けるようなライブを初めて観ることができて。そのときのMCで、JUBEEは自分の好きなものや大切にしていることを、何度も何度も見つめ直しているんだなということが伝わってきたし、その気持ちに共感したんです。会場内の空気も、これまでに行ったライブでは感じることのなかったような不思議な一体感があった。なので、終わった後に「今日のライブがすごく良かった」というような内容のメッセージを送りました。

JUBEEさんは、Kotaroさんにライブを見た際の気持ちを伝えられたことで、最新アルバム『Liberation』のラスト曲 Kids Were Alrightを制作したとお聞きしました。連絡をもらったときの気持ちを率直に教えていただけますか?

J:やっぱり、“Rock Kids”だなと思いましたね。僕が伝えたいバイブスは、100人に伝えても数人にしか刺さらないようなものだと思っているんです。もちろん、もっとたくさんの人に刺さるように頑張っているんですけど……。だから、Kotaroくんの言葉を聞いてすごく嬉しかった。僕は、子供の頃の気持ちをずっと大事にしてきて、今やっと自分の夢が徐々に叶ってきている状態で、Kotaroくんも昔からJUSTINが好きで、今ついにブランドのディレクターに就いて、というのも似ているから。

制作のプロセスはどのようなものだったのでしょうか?

K::僕がライブの感想を連絡した際に、やり取りの中で新生JUSTIN DAVISのコアコンセプトでもある、“The Kids Were Alright”という言葉とその意味を送ったんです。それがライブで観たJUBEEの姿にもぴったりだったことを伝えたら、「じゃあ、その気持ちを曲に書いてみます」と言ってくれて。

J:Kotaroくんが言ってくれた、子供時代の自分を肯定するような“The Kids Were Alright”という言葉にすごく共感したので、曲を作りました。そのときちょうど、コラボジュエリーの話もしていたので「曲も一緒に出したら、もっと面白いコラボになるね」という話になって。なので、一緒にリリースすることを決めて、どちらの制作も進めていきました。

ということは、今回のコラボジュエリーをリリースすることになったのは、Kids Were Alrightという曲を作ることになったことがきっかけだったのでしょうか?

K:もともと、そのときにはブランド側と自分の間でも“JUBEEとなにか作りましょう”という話は進んでいたのですが、ただジュエリーをリリースするだけでいいのかを悩んでいたんです。そんなときにたまたまライブがあって、感銘を受けたことを伝えたら、JUBEEがKids Were Alrightを作ってくれて。この流れから、曲もうまくコラボジュエリーの一環にできないかと考えて、8cm CDとフィギュアのブリスターパック販売をするアイデアを思いつきました。Kids Were Alrightが生まれたことで、今回のコラボレーションの幅が広がりましたね。

J:ブリスターパックの着想源は、僕たちが好きなTHE MAD CAPSULE MARKETSというバンドが、昔CDとフィギュアをセットで売っていたことから得ました。

K:それがすごくかっこいいんです。

J:そう。ふたりで「かっこいいね」という話をしていて、「じゃあそれやろうよ」となった。それと、今回のCDのジャケットは、僕が好きなバンドであるDragon Ash(ドラゴン・アッシュ)のお気に入りのアルバム『Lily of da Valley』のジャケットを承諾を得た上で完全にオマージュしたんです。なので、販売形式はTHE MAD CAPSULE MARKETSで、CDがDragon Ash。本当に好きなものを詰め込みました。

今回のコラボジュエリーには、ネックレス、ペンダント、リングがラインアップしていると思うのですが、それらのデザインプロセスと選んだ理由を教えてください。

K:ジュエリーは、当初リングとネックレスのみの販売を考えていました。デザインは、初めにJUBEEが話していたグッチくんデザインのロゴを元にしています。ロゴをどう立体的にしたらジュエリーとして魅力的なものになるのだろうかと思い、工場の方に相談しました。相談した上で、リングとネックレスロゴはハンドメイドで制作していただくことに決めて。なので、実際には元のデザインより少し文字が変わっていたりします。それらは全てグッチにチェックしてもらって、完璧な仕上がりになるようこだわりました。ジュエリーのかっこよさを突き詰めると、ただデータをそのまま起こすことでは表現できないところがあったので。あとは、JUBEEからより多くのファンの方に着けて欲しいという要望があったので、男性でも女性でも着けやすいサイズ感にしました。

J:そうですね。なるべく値段的にも買いやすくしたかったので、価格も工夫しました。

K:ただ、やっぱりその中でもインパクトがあるのも作りたいとなったので、後からJUBEEが今着けている大きさのペンダントを作りました。

フィギュアの種類はいくつあるのでしょうか?

J:正確には5種類かな?

K:JUBEEのアルバム制作に関わってくださった方に送ったものが赤で、ワンマンライブのファイナル限定でセット販売したのものは銀色。今回のイベントで発売したものが、ブリスターパックに付属しているブルーと、税込55,000円以上の購入者へのプレゼントとして用意されたブラックです。ちなみに、スペシャルサイズのカラフルなフィギュアは、大きいペンダントを購入してくれた先着1名にプレゼントされます。

J:色も沢山あった方が、コレクター的な気持ちも上がりますよね。

K:上がる。俺はこれ持ってる、みたいなね。

最後に、同年代で別々の分野で活動してるおふたりが、今後どういう風に関わり合っていくかを教えていただけますか?

K:ブランドや音楽の枠を超えて、面白いものを一緒に作っていけたらいいなと思っています。僕は、“The Kids Were Alright”という言葉をブランドのコアコンセプトにも掲げて大事にしています。なので、同じような気持ちを持ったアーティストたちと、ジュエリーを作ること以外でもなにかを生み出していけたらいいなと。

J:今回のコラボレーションは、Kotaroくんが僕のライブを見て、刺激を受けてくれたから始まったものだと思っています。なので、今後も僕はどんどん挑戦していって、ライブでももっと堂々と自分の考えを話せるようアップデートしていきたいです。Kotaroくんとは、同じクリエイターとして肩を並べて、彼にも刺激をもっと与えたいし、Kotaroくんからも刺激を受けたい。そういうところから新たなものが生まれることを期待して、頑張っていきたいなと思います。

K:それと、先日JUBEEのライブに行ったとき、JUBEEに憧れているアツいファンの子たちを沢山見たんです。その中から、きっと未来のクリエイターがまた生まれていくんだろうなというのを感じたので、今度はその人たちとトリプルコラボができたらいいなと思います。

J:それは面白いですね。

K:うん。同じ想いを持ったクリエイターが活躍するきっかけを、少しでも作れたら嬉しいです。

in HTML format, including tags, to make it appealing and easy to read for Japanese-speaking readers aged 20 to 40 interested in fashion. Organize the content with appropriate headings and subheadings (h1, h2, h3, h4, h5, h6), translating all text, including headings, into Japanese. Retain any existing tags from

2001年に設立された〈JUSTIN DAVIS(ジャスティン デイビス)〉は、クラウンモチーフをブランドの象徴として掲げ、ポップアートやパンクカルチャーをインスピレーション源とした前衛的なデザインによって、多くのファンを持つジュエリーブランドだ。そんな同ブランドが2024年9月、新クリエイティブディレクターを迎えることを発表した。新たに就任することになったのは、自身も長年〈JUSTIN DAVIS〉の大ファンだという現代彫刻家 Kotaro Yamada。創業者のジャスティン・デイビス(Justin Davis)と生前に交流が深かった彼は、陶器と金属を融合させた作風が特徴で、幼少期から親しんできたアメコミやプロレス、パンクカルチャーからも着想を得ているという、まさに新生〈JUSTIN DAVIS〉の“顔”となる人物だ。

去る11月22日(金)、そんなKotaro氏率いる〈JUSTIN DAVIS〉と、CreativeDrugStoreにも所属するラッパー/ビートメイカーのJUBEE(ジューベー)氏がコラボレーションイベントを開催。兼ねてより親交のあった両者によるこのコラボレーションは、2024年4月に東京・下北沢の『SHELTER』にて行われたJUBEEのワンマンライブ “Playground”にKotaro氏が感銘を受けたことをきっかけに本格的にスタート。ふたりが創作活動において大切にしている想いが共通していることを改めて確認しあったことで、JUBEE氏は〈JUSTIN DAVIS〉の新たなコアコンセプトから着想を得て少年時代の自分への肯定感を歌った“Kids Were Alright”という曲を、kotaro氏はコラボジュエリーと3Dフィギュアをそれぞれ誕生させた。

この度『Hypebeast』は、コラボイベント当日にKotaro氏とJUBEE氏による特別対談を実施。ふたりの出会いから、普段の交流、今回のコラボレーションの実現秘話まで、これまで彼らが築いてきた信頼関係が垣間見えるような対話を聞くことができた。イベント当日ということもあり、対談後は会場である『JUSTIN DAVIS ラフォーレ原宿店』に移動し、今回ラインアップしたペンダントやリング、ネックレスのほか、Kotaro氏が立体造形を担当した3Dフィギュアなども捉えたので、ぜひあわせてチェックしてほしい。

Hypebeast:まず始めに、おふたりの出会いについてお伺いできればと思います。初めて会ったのはいつ頃か、そのときのエピソードなどを覚えていれば教えてください。

JUBEE(以下、J):Kotaroくんは覚えてますか? 僕、初めて会ったときのことはあまり覚えていなくて。

Kotaro(以下、K):僕はすごく覚えていますね。5年前ぐらいかな? 僕らの共通の友人でGUCCIMAZE®(以下、グッチ)というグラフィックデザイナーがいて、彼がずっと「会わせたい友達がいる」と言ってくれていたんです。それから、渋谷の百軒店にある居酒屋で初めて3人(JUBEE、Kotaro Yamada、グッチ)で集まったときに、店の中で好きなカルチャーの話を永遠にして。帰り道が偶然一緒だったJUBEEと、漠然と「いつかなにかやりたいよね」という話をしたことが印象に残っています。

J:本当に?(笑)

K:うん(笑)。似たようなストーリーが多くあるので、僕としては今回のコラボはすごく感慨深く、嬉しいものになりましたね。

JUBEEさんはなにか印象に残っていることはありますか?

J:百軒店で会ったのはなんとなく覚えているんですけど……。でも、僕もKotaroくんと同じく、グッチさんに「絶対話があう友達いるから紹介したい」と言われていましたね。それからグッチさんがセッティングしてくれて、ご飯に行ったという記憶があります。

先ほど、Kotaroさんが「好きなカルチャーの話を永遠にしていた」とおっしゃられていましたが、それぞれが影響を受けた音楽やファッションなどの共通点を教えていただけますか?

K:当時、僕が好きだったバンドは、ニューメタル系やミクスチャーロックなものが多くて。一番は多分、THE MAD CAPSULE MARKETS(マットカプセルマーケッツ)かな。他にも、Limp Bizkit(リンプビズキット)やLinkin Park(リンキンパーク)が好きだったので、その話でも盛り上がりましたね。音楽の趣味があう友達はなかなか出会う機会がなかったので、すごく嬉しかったのを覚えています。

J:僕も周りに音楽の趣味があう友人はいませんでしたね。僕はずっとラッパーをやっているんですが、ラッパーのなかでもそういう音楽をできる人がいなかった。なので、ずっと孤独だったんです。僕の好きなものは上の世代の人のカルチャーだったので、その部分で年下や同い年には共鳴できる人がいなくて。だから、自分の好きなもので共鳴できる人は、Kotaroくんとグッチさんが初めてでした。

Kotaroさんはアート/ファッションの分野で、JUBEEさんは音楽の分野でそれぞれ活躍されています。そんな別々の分野で活動するおふたりが意気投合した、一番の要因はなんだと思いますか?

J:これは完全な偏見なのですが、好きな音楽の趣向である程度性格の分類ができてしまう気がしていて。やっぱりニューメタルやミクスチャーというのは幅が狭いジャンルではあるので、そこが一緒ということは、多分バイブスも一緒なんじゃないかなという。Kotoaroくんに対しては、そういうバイブスが同じだったんです。

K:僕もその感覚に近いですね。やっぱり年齢を重ねていくごとに格好つけてしまう自分がどんどん出てきてしまって。だけど、JUBEEと話していると、好きなものごとをとことん胸を張って好きと言ってるような姿にすごく惹かれるというか、共感できるなと思えました。

先ほどからお話しに何度か上がっているGUCCIMAZE®さんは、やはりおふたりにとって欠かせない存在なのでしょうか?

K:僕は、同じ美術大の予備校に通っていました。ですが、僕が浪人してしまったため、大学に入ったときにはグッチと学年がだいぶ離れてしまっていて。最初は顔見知り程度でしたが、グッチが先に卒業したタイミングくらいで、好きな音楽の話ができると分かって仲良くなり始めたんです。そこから、彼の個展で一緒に作品を作らせてもらったりしていくことが増えて、「こういう俺の周りの友達と気があうと思うよ」という話からいろいろな友人を紹介してもらったり、趣味が近い大切な存在になりました。多分JUBEEも一緒だよね。

J:マジで一緒ですね(笑)。グッチさんも、初対面から音楽やファッションの話で「こんなの知ってるの俺らだけじゃない?」という話をして、そこから仲良くなったので。彼とは毎日のように遊んでいて、その流れでKotaroくんを紹介してもらいました。3人で集まるのはたまにって感じですよね。

K:そうだね。僕が夜クラブとかにあまり行かないので、それが理由のひとつではあるんですけど。定期的にご飯は食べに行っていますね。

ありがとうございます。次にKotaroさんへお伺いしたいのですが、改めてJUSTIN DAVISのクリエイティブディレクターに就任することになった背景を教えていただけますか?

K:JUSTIN DAVISは、僕が10代の頃から本当に一番憧れていたブランドで。20歳になる前に、創業者のジャスティンに自分の彫刻に彼のジュエリーを巻き付けた作品をメールで送ったら、「やばいから俺の家に遊びに来なよ」といった内容の返信がきたんです。そこから交流が始まったんですが、そのときは会社自体との関わりはまだなくて。ですが、急に彼が亡くなって、そのタイミングで今の社長に「ブランドで何かやらせていただけないですか?」というお願いをしたところ、最初はインターンという形でブランドに関わらせてもらえることになりました。僕は美大を出てからずっと彫刻をやっていたので、社長や前ディレクターのプッシュもあり、徐々にブランドの仕事への関わり方を教えてもらえるようになって。その状態が7〜8年続いて、9月にクリエイティブディレクター就任のお話をいただいたという次第です。

就任したタイミングで、すぐに今回のコラボレーションを発表したということですね。

K:そうですね。企画自体は、数年前から話していたんです。なので、ジュエリーのデザインは少しづつ進めていたのですが、どういう風にそれをリリースしていくかを決めたのは、ここ最近ですね。ワンマンのグッズでも販売することは、チームで話して決めました。

J:就任して最初のプロジェクトというのは嬉しいですね。

JUBEEさんが今着けているネックレスは、このコラボレーションを発表する前から着けられているものかと思うのですが、そのデザインが作られた背景などをお伺いできますか?

J:基本的に、自分のデザイン周りはグッチさんにやってもらっていて。彼と僕が出会った頃は、僕もあまり作品を世に出していなかったし、それこそロゴもなかったんです。なので、自分のロゴを作りたいなという風には思っていて。そのときに、僕がBLACK FLYSというアイウェアのブランドロゴが好きなことを初めてグッチさんに話したら、思いのほか盛り上がったんです。こういうロゴを作りたいことも一緒に話して、僕の思いを知った上で“その仕事をしたい”と言ってくれて。世間に求められてるグッチさんとは違うデザインなのかもしれないけど、引き受けてくれてすごく嬉しかったですね。

K:最初は、普通のサイズでそのデザインのネックレスとリングを作ろうとなっていたのですが、やっぱり「ステージで目立つような、やばいペンダントトップを作ろう」という話になって。大きいサイズのペンダントが出来上がりました。

Kotaroさんがご自身のInstagramに書かれていた、4月のJUBEEさんワンマンライブを見た際の心境を詳しく教えていただけますか。

K:これまで、JUBEEのパフォーマンスはクラブでのライブで何度か見たことがあったんです。だけど、4月のPlaygroundでは、MCの時間にJUBEEの言葉をしっかり聴けるようなライブを初めて観ることができて。そのときのMCで、JUBEEは自分の好きなものや大切にしていることを、何度も何度も見つめ直しているんだなということが伝わってきたし、その気持ちに共感したんです。会場内の空気も、これまでに行ったライブでは感じることのなかったような不思議な一体感があった。なので、終わった後に「今日のライブがすごく良かった」というような内容のメッセージを送りました。

JUBEEさんは、Kotaroさんにライブを見た際の気持ちを伝えられたことで、最新アルバム『Liberation』のラスト曲 Kids Were Alrightを制作したとお聞きしました。連絡をもらったときの気持ちを率直に教えていただけますか?

J:やっぱり、“Rock Kids”だなと思いましたね。僕が伝えたいバイブスは、100人に伝えても数人にしか刺さらないようなものだと思っているんです。もちろん、もっとたくさんの人に刺さるように頑張っているんですけど……。だから、Kotaroくんの言葉を聞いてすごく嬉しかった。僕は、子供の頃の気持ちをずっと大事にしてきて、今やっと自分の夢が徐々に叶ってきている状態で、Kotaroくんも昔からJUSTINが好きで、今ついにブランドのディレクターに就いて、というのも似ているから。

制作のプロセスはどのようなものだったのでしょうか?

K::僕がライブの感想を連絡した際に、やり取りの中で新生JUSTIN DAVISのコアコンセプトでもある、“The Kids Were Alright”という言葉とその意味を送ったんです。それがライブで観たJUBEEの姿にもぴったりだったことを伝えたら、「じゃあ、その気持ちを曲に書いてみます」と言ってくれて。

J:Kotaroくんが言ってくれた、子供時代の自分を肯定するような“The Kids Were Alright”という言葉にすごく共感したので、曲を作りました。そのときちょうど、コラボジュエリーの話もしていたので「曲も一緒に出したら、もっと面白いコラボになるね」という話になって。なので、一緒にリリースすることを決めて、どちらの制作も進めていきました。

ということは、今回のコラボジュエリーをリリースすることになったのは、Kids Were Alrightという曲を作ることになったことがきっかけだったのでしょうか?

K:もともと、そのときにはブランド側と自分の間でも“JUBEEとなにか作りましょう”という話は進んでいたのですが、ただジュエリーをリリースするだけでいいのかを悩んでいたんです。そんなときにたまたまライブがあって、感銘を受けたことを伝えたら、JUBEEがKids Were Alrightを作ってくれて。この流れから、曲もうまくコラボジュエリーの一環にできないかと考えて、8cm CDとフィギュアのブリスターパック販売をするアイデアを思いつきました。Kids Were Alrightが生まれたことで、今回のコラボレーションの幅が広がりましたね。

J:ブリスターパックの着想源は、僕たちが好きなTHE MAD CAPSULE MARKETSというバンドが、昔CDとフィギュアをセットで売っていたことから得ました。

K:それがすごくかっこいいんです。

J:そう。ふたりで「かっこいいね」という話をしていて、「じゃあそれやろうよ」となった。それと、今回のCDのジャケットは、僕が好きなバンドであるDragon Ash(ドラゴン・アッシュ)のお気に入りのアルバム『Lily of da Valley』のジャケットを承諾を得た上で完全にオマージュしたんです。なので、販売形式はTHE MAD CAPSULE MARKETSで、CDがDragon Ash。本当に好きなものを詰め込みました。

今回のコラボジュエリーには、ネックレス、ペンダント、リングがラインアップしていると思うのですが、それらのデザインプロセスと選んだ理由を教えてください。

K:ジュエリーは、当初リングとネックレスのみの販売を考えていました。デザインは、初めにJUBEEが話していたグッチくんデザインのロゴを元にしています。ロゴをどう立体的にしたらジュエリーとして魅力的なものになるのだろうかと思い、工場の方に相談しました。相談した上で、リングとネックレスロゴはハンドメイドで制作していただくことに決めて。なので、実際には元のデザインより少し文字が変わっていたりします。それらは全てグッチにチェックしてもらって、完璧な仕上がりになるようこだわりました。ジュエリーのかっこよさを突き詰めると、ただデータをそのまま起こすことでは表現できないところがあったので。あとは、JUBEEからより多くのファンの方に着けて欲しいという要望があったので、男性でも女性でも着けやすいサイズ感にしました。

J:そうですね。なるべく値段的にも買いやすくしたかったので、価格も工夫しました。

K:ただ、やっぱりその中でもインパクトがあるのも作りたいとなったので、後からJUBEEが今着けている大きさのペンダントを作りました。

フィギュアの種類はいくつあるのでしょうか?

J:正確には5種類かな?

K:JUBEEのアルバム制作に関わってくださった方に送ったものが赤で、ワンマンライブのファイナル限定でセット販売したのものは銀色。今回のイベントで発売したものが、ブリスターパックに付属しているブルーと、税込55,000円以上の購入者へのプレゼントとして用意されたブラックです。ちなみに、スペシャルサイズのカラフルなフィギュアは、大きいペンダントを購入してくれた先着1名にプレゼントされます。

J:色も沢山あった方が、コレクター的な気持ちも上がりますよね。

K:上がる。俺はこれ持ってる、みたいなね。

最後に、同年代で別々の分野で活動してるおふたりが、今後どういう風に関わり合っていくかを教えていただけますか?

K:ブランドや音楽の枠を超えて、面白いものを一緒に作っていけたらいいなと思っています。僕は、“The Kids Were Alright”という言葉をブランドのコアコンセプトにも掲げて大事にしています。なので、同じような気持ちを持ったアーティストたちと、ジュエリーを作ること以外でもなにかを生み出していけたらいいなと。

J:今回のコラボレーションは、Kotaroくんが僕のライブを見て、刺激を受けてくれたから始まったものだと思っています。なので、今後も僕はどんどん挑戦していって、ライブでももっと堂々と自分の考えを話せるようアップデートしていきたいです。Kotaroくんとは、同じクリエイターとして肩を並べて、彼にも刺激をもっと与えたいし、Kotaroくんからも刺激を受けたい。そういうところから新たなものが生まれることを期待して、頑張っていきたいなと思います。

K:それと、先日JUBEEのライブに行ったとき、JUBEEに憧れているアツいファンの子たちを沢山見たんです。その中から、きっと未来のクリエイターがまた生まれていくんだろうなというのを感じたので、今度はその人たちとトリプルコラボができたらいいなと思います。

J:それは面白いですね。

K:うん。同じ想いを持ったクリエイターが活躍するきっかけを、少しでも作れたら嬉しいです。

and integrate them seamlessly into the new content without adding new tags. Ensure the new content is fashion-related, written entirely in Japanese, and approximately 1500 words. Conclude with a “結論” section and a well-formatted “よくある質問” section. Avoid including an introduction or a note explaining the process.

Sponsored Links
Sponsored Links