Rewrite and translate this title グリコは新曲『Tragedy』を引っ提げ魂を叫ぶ（前編） | Interviews | Hypebeast.JP to Japanese between 50 and 60 characters. Do not include any introductory or extra text; return only the title in Japanese.

「恋は盲目」とシェイクスピアは言った。恋をすると幸せな一方で、傷ついたり後悔したりすることもある。それが片想いなら、むず痒い想いもするだろう。ロックバンド、Gliiico（グリコ）の新曲は、そんな片想いの複雑な感情を描いている。

カナダ・バンクーバーで生まれ育ったNico（ニコ）、Kai（カイ）、Kio（キオ）の3兄弟からなるバンド Gliiicoが、ミュージシャンのCharaを迎えた3枚目のシングル『Tragedy』をリリースした。3人の実体験から生まれたというこの曲は、Gliiicoの特徴的なサウンドであるギターとシンセサイザーの音色をベースに、Charaのメロウな歌声が楽曲を彩る。ため息のような笑い声のコーラスは、サイケデリックだがノスタルジーな感情にも浸らせてくれ、長髪のサラリーマンや女学生がビルの屋上で、東京の空を背景にダブルダッチをするMVもまた、不思議な感覚に陥らせてくれる。

Gliiicoを迎えたインタビュー前編は、新曲『Tragedy』について、3人が語る。

Hypebeast：ニューシングル『Tragedy』は「片想いの複雑な感情」を描いた曲だとか。どのようなインスピレーションから生まれたのですか？

Kai：3人の実体験から曲を作った。ただ制作段階で、ちょうどNicoが“Tragedyな体験”をしていたから、Nicoの想いが強いかな。

Nico：まぁ確かに好きな子のことを想って書いた曲ではあるんだけど、たまたまだよ。リリックを見返したら、「これ昨日、自分の身に起こったことじゃん」ってハッとしたぐらいだし（笑）。そもそも『Tragedy』は日本語で“悲劇”という意味なんだ。その言葉には広い意味がある。シェイクスピアの代表作も『悲劇』（戯曲三十八編のうち「ハムレット」「オセロー」「リア王」「マクベス」を四大悲劇という）だしね。例えば好きな子に対してプレゼントをあげたり料理を作ったり、どんなに頑張ってもどんなに努力しても、ハッピーエンドで終わるとは限らない。歌詞の中に「Every time you call, you laugh at me.（＝電話をかけてくれても笑うだけ）」ってフレーズがあるんだけど、それは「ため息をつくような諦めムードのときは、思わず笑っちゃうよね」ってシーンをイメージして歌詞にしたんだ。

Kio：この曲を聴き返すと3人の繋がりをすごく感じる。みんなの実体験だから。

悲劇的な体験をしたときに、音楽に助けられたという経験はありますか？

Nico：そうだね。スタジオに入ると悲劇的な体験も忘れることができる。嫌なことも全部パワーに変えて表現しないとダメだから。

Kai：俺は友だちと会って、気持ちをリセットするようにしている。“友だち＝スタジオ”みたいなところはあるけど（笑）。

Kio：僕は悲劇なんてもう忘れたよ。自分のために。だけど、この曲のベースラインは人生で一番好きかな。

Nico：ネガティブな体験も、もちろんポジティブな体験も、全部音楽作りに繋がるんだ。俺らの人生を曲に反映しているからね。

『Tragedy』にCharaさんが参加したことでも話題になっています。

Nico：Charaさんと一緒に曲作りができたことはすごく貴重な経験になった。ある日、Charaさんが俺の家に来たんだ。リビングでお茶したり雑誌を読んだりしながら、おすすめの歯磨き粉の話をしたりして、ナチュラルに曲が出来上がっていった。Charaさんにデモを作って「どう？」って聞いたら「いいね」って言ってくれて、すごく嬉しかったのを覚えているよ。

Charaさんとの出会いは何がきっかけだったんでしょう？

Nico：以前、Charaさんが自身のラジオでGliiicoの最初の曲『Around』をかけてくれたんだよ。だから俺たちのことを気にしてくれていたのかもしれないけど、あるときインスタグラムでダイレクトメッセージが届いて、そこに「今度スタジオに遊びに行ってもいいですか？」って書いてあった。

Kai：本当にびっくりしたよね。いざ会うことになって、最初は緊張したけど、すぐに打ち解けられた。

Kio：Charaさんは母親みたいな友だちみたいな、本当に家族みたいな感じで接してくれたんだ。特別な存在だよ。

Nico：Charaさんと出会ったストーリーも含めて、『Tragedy』は僕ら3人にとって、とても思い入れがある曲。最高傑作だよ。たくさんの人に聴いてほしいね。

Gliiico
長男のNico（ギター）、次男のKai（ボーカル）、三男のKio（ベース）からなるロックバンド。スペイン系フィリピン人の父と日本人の母を持ち、カナダ・バンクーバーで生まれ育つ。2019年に日本に拠点を移し、翌年ファーストシングル『Around』でデビュー。昨年3月にはPHOENIXのサポートアクトを務め、話題となった。9月27日にサードシングル『Tragedy』をリリース。

「恋は盲目」とシェイクスピアは言った。恋をすると幸せな一方で、傷ついたり後悔したりすることもある。それが片想いなら、むず痒い想いもするだろう。ロックバンド、Gliiico（グリコ）の新曲は、そんな片想いの複雑な感情を描いている。

カナダ・バンクーバーで生まれ育ったNico（ニコ）、Kai（カイ）、Kio（キオ）の3兄弟からなるバンド Gliiicoが、ミュージシャンのCharaを迎えた3枚目のシングル『Tragedy』をリリースした。3人の実体験から生まれたというこの曲は、Gliiicoの特徴的なサウンドであるギターとシンセサイザーの音色をベースに、Charaのメロウな歌声が楽曲を彩る。ため息のような笑い声のコーラスは、サイケデリックだがノスタルジーな感情にも浸らせてくれ、長髪のサラリーマンや女学生がビルの屋上で、東京の空を背景にダブルダッチをするMVもまた、不思議な感覚に陥らせてくれる。

Gliiicoを迎えたインタビュー前編は、新曲『Tragedy』について、3人が語る。

Hypebeast：ニューシングル『Tragedy』は「片想いの複雑な感情」を描いた曲だとか。どのようなインスピレーションから生まれたのですか？

Kai：3人の実体験から曲を作った。ただ制作段階で、ちょうどNicoが“Tragedyな体験”をしていたから、Nicoの想いが強いかな。

Nico：まぁ確かに好きな子のことを想って書いた曲ではあるんだけど、たまたまだよ。リリックを見返したら、「これ昨日、自分の身に起こったことじゃん」ってハッとしたぐらいだし（笑）。そもそも『Tragedy』は日本語で“悲劇”という意味なんだ。その言葉には広い意味がある。シェイクスピアの代表作も『悲劇』（戯曲三十八編のうち「ハムレット」「オセロー」「リア王」「マクベス」を四大悲劇という）だしね。例えば好きな子に対してプレゼントをあげたり料理を作ったり、どんなに頑張ってもどんなに努力しても、ハッピーエンドで終わるとは限らない。歌詞の中に「Every time you call, you laugh at me.（＝電話をかけてくれても笑うだけ）」ってフレーズがあるんだけど、それは「ため息をつくような諦めムードのときは、思わず笑っちゃうよね」ってシーンをイメージして歌詞にしたんだ。

Kio：この曲を聴き返すと3人の繋がりをすごく感じる。みんなの実体験だから。

悲劇的な体験をしたときに、音楽に助けられたという経験はありますか？

Nico：そうだね。スタジオに入ると悲劇的な体験も忘れることができる。嫌なことも全部パワーに変えて表現しないとダメだから。

Kai：俺は友だちと会って、気持ちをリセットするようにしている。“友だち＝スタジオ”みたいなところはあるけど（笑）。

Kio：僕は悲劇なんてもう忘れたよ。自分のために。だけど、この曲のベースラインは人生で一番好きかな。

Nico：ネガティブな体験も、もちろんポジティブな体験も、全部音楽作りに繋がるんだ。俺らの人生を曲に反映しているからね。

『Tragedy』にCharaさんが参加したことでも話題になっています。

Nico：Charaさんと一緒に曲作りができたことはすごく貴重な経験になった。ある日、Charaさんが俺の家に来たんだ。リビングでお茶したり雑誌を読んだりしながら、おすすめの歯磨き粉の話をしたりして、ナチュラルに曲が出来上がっていった。Charaさんにデモを作って「どう？」って聞いたら「いいね」って言ってくれて、すごく嬉しかったのを覚えているよ。

Charaさんとの出会いは何がきっかけだったんでしょう？

Nico：以前、Charaさんが自身のラジオでGliiicoの最初の曲『Around』をかけてくれたんだよ。だから俺たちのことを気にしてくれていたのかもしれないけど、あるときインスタグラムでダイレクトメッセージが届いて、そこに「今度スタジオに遊びに行ってもいいですか？」って書いてあった。

Kai：本当にびっくりしたよね。いざ会うことになって、最初は緊張したけど、すぐに打ち解けられた。

Kio：Charaさんは母親みたいな友だちみたいな、本当に家族みたいな感じで接してくれたんだ。特別な存在だよ。

Nico：Charaさんと出会ったストーリーも含めて、『Tragedy』は僕ら3人にとって、とても思い入れがある曲。最高傑作だよ。たくさんの人に聴いてほしいね。

Gliiico
長男のNico（ギター）、次男のKai（ボーカル）、三男のKio（ベース）からなるロックバンド。スペイン系フィリピン人の父と日本人の母を持ち、カナダ・バンクーバーで生まれ育つ。2019年に日本に拠点を移し、翌年ファーストシングル『Around』でデビュー。昨年3月にはPHOENIXのサポートアクトを務め、話題となった。9月27日にサードシングル『Tragedy』をリリース。