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【FOCUS IT.】人と文化と仕事をつなぐ。未来の文化産業について知る求人メディア・CULTUREWORKS。

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「カルチャー」という言葉を耳にする機会は少なくないけれど、正確な意味を説明しようとすると言葉に詰まってしまいます。「THINK GREEN PRODUCE」の関口正人さんは、「カルチャーというのは生活習慣の積み重ねのことだと言われています」と語ります。

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THINK GREEN PRODUCEが手掛ける鎌倉のレストラン「GARDEN HOUSE」

なるほど。カルチャーとは特別なものではなく、あくまで日常に宿るもの。日々考え、選び、生きることの積み重ねが、音楽、アート、ファッション、デザインといった形をとって発露するというわけです。

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Line-inc.オフィス風景 ※CULTURE WORKSより抜粋。

「GARDENHOUSE」や、「TRUNK(HOTEL)」のプロデュースなどに続いて関口さんがはじめたのは、「CULTUREWORKS」というメディア事業。その立ち上げの理由について尋ねてみました。

「海外の文化や生活様式を日本に紹介するという仕事をしてきて、アメリカを中心に海外のクリエイターやデザイナー、料理人たちと知り合いました。

「ヒップスター」と呼ばれる彼らは、日本に訪れるたびに「日本すげーな!」って驚いているんですね。焼き鳥屋に連れていくと、「なんだこれ?」。visvimを見せると「こんなのつくれないよ!」と。

アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアの文化や生活様式にずっと惹かれてきましたが、ぐるぐる考えてゆく中でやっぱり日本っていいよね。ってことにたどり着いたんです」

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Jamo Associatesオフィス風景 ※CULTURE WORKSより抜粋。

文化の輸出入を生業とする関口さんだからこそ、その価値を一歩引いた視点で捉えることができたのでしょう。そこには日本社会の未来を助けるヒントがありました。

「自分たちの文化を見つめ直したときに、ちゃんと引き継がれて発展していくのかな?と心配になってきたんです。インターネットの普及で、時間も国境も超えて情報が行き来するようになり、生活様式、流行、経済が均一化してゆく中で、日本独自の文化はどうなるのだろう?と。そんなふうに想像するなかで、日本の文化産業のために何かできることはないか、と考えるようになりました。それが「CULTUREWORKS」を立ち上げたきっかけのひとつです」

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COMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPPLY オフィス風景 ※CULTURE WORKSより抜粋。

文化産業を牽引する人には、文化に対するセンスと経済的な大局観という二つの要素が必要だと関口さんは続けます。

「文化的な思考を持ちながらビジネスとして成立させられる人材が非常に少ないんです。「CULTUREWORKS」でもご紹介している熊谷隆志さんや谷尻誠人さんらも同じような課題を抱えていて、これをなんとかしたいなと思いました。「いい人いないよね〜」という会話がきっかけですね。

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課題を細分化していくと、まず、文化産業のブラックボックス化が挙げられます。仕事の成り立ちって外からは見えにくいんですよね。私自身「どうやって今の仕事をしているんですか?」と聞かれることもよくあります。世の中に存在するおもしろい仕事を解剖して伝えたいというのがまず考えていることです。

一方で、転職希望者の視点から見ると、現在のシステムだと年収、勤務地、福利厚生といった条件面から探すことはできるのですが、「おもしろい仕事がしたい」とか「文化をつくりたい」とか、そういうモチベーションで仕事を選ぶことが難しいんです。そこに対するアプローチは確実に需要があるな、と思っています。

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THINK GREEN PRODUCEが基本計画に参画した商業施設・ログロード代官山

また、魅力のある仕事を紹介していけば、転職潜在層に「おもしろそうだから新しい仕事をしてみよう!」というモチベーションをもたらすことにもつながります。この取り組みがきっかけとなって文化産業に興味を持つ人を増やせたらいいと思っていますし、文化的な仕事がひとつのかたまりとなって、日本の新たな産業として拡大していけば、2020年以降の日本が直面するさまざまな社会問題に対する一つの解決策が提示できるのではないか、と考えています」

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少子高齢化問題や、AIの発展など、仕事のあり方ががらりと変化するのは必然の流れ。関口さんは遠い未来を見通しながら、現在の状況を適切に分析し、事業として継続可能な仕組みを立ち上げたかったのだそう。

「とある求人情報誌が史上最高益をあげていたり、求人案件は増えています。定年まで一つの会社で働くという価値観が変わって、転職というものに対する考え方がよりカジュアルになりました。カルチャーにまつわる仕事を伝えることをビジネスとして成立させ、健全に運営しながら社会に貢献していきたいですね」

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仕事と生活は切っても切れない関係にあります。これからの働き方と生き方についての示唆に溢れた「CULTUREWORKS」は、激動の現代を生きる全ての人に開かれた新しい地図なのかもしれません。

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Rhino inc.本社写真 ※CULTURE WORKSより抜粋。

ちなみに、フイナムの運営会社であるライノの社長・蔡俊行のインタビューもこちらに掲載されています。ぜひご覧になってみてください。

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Text_Taiyo Nagashima


CULTUREWORKS
culture-works.jp

Source: フィナム

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