オーセンティックな服づくりというブランド哲学にしたがってトレンドの良し悪しを見極め、品あるリアルクローズを展開する〈ラグ & ボーン(rag & bone)〉。このブランドの2018年秋冬コレクションのルックが公開されました。
ダンスで躍動感を表現したというルックは、東ロンドンで活躍するミュージカル振付師でダンサーのエマ・ポートナーがディレクションを担当しました。
〈ラグ & ボーン〉のもう一つのニュースは、新しく制作されたショートフィルム「Why Can’t We Get Along(なぜ我々は仲良くなれないのか)」。出演したのは振付師のベンジャミン・ミルピエをはじめ、歌手のクリスタル・チョン、フェンシング世界チャンピオンのマイルス・チェムリーワトソンなど、それぞれ違った分野で活躍する著名人たち。こちらのフィルムでモデルたちが着用しているのは、2018年春夏シーズンのアイテムです。
タイトルにも通ずる “様々な視点から世の中を見ることが、なぜ難しいか” というテーマを、計算されたカメラワークや特殊機材を用いて視覚的に表現しています。まるで重力や時間を取り払ったような不可思議な空間で繰り広げられる静止と躍動。スリルすら感じさせる息を呑むような約6分間のショートフィルムに仕上がっています。ちなみにこのムービーのサウンドトラックを担当したのは、ご存知レディオヘッドのトム・ヨークです。
“躍動” がスポットに当てられた2018年のクリエイション。服はもちろん、ルックとムービーにも注目してみてください。
Text_Rei Kawahara
ラグ & ボーン
www.rag-bone.com
Source: フィナム