新しいフォトエッセイ『17』では、日本の写真家、本間高志が若手アーティスト、山本雷希を成長の瀬戸際で研究します。ダッシュウッドブックスの出版である『17』は、本間氏の東京、その郊外、そして若者に対する興味を継続し、その地域の風景の輪郭を使用して思春期から成人への曖昧さを描いています。

山本と本間は、本間が様々な雑誌の依頼のために彼女をブッキングした後、モデルとフォトグラファーの関係を築きました。『17』は、二人が一緒にビーチに旅行した際に撮影されたイメージとコラボレーションを編纂し、紹介しています。2006年生まれの山本は撮影時にわずか17歳であり、すでに東京のアーティストとして地位を確立しており、ギャラリーテンコでの個展やグループ展を披露しています。東京と海辺の鎌倉の間を拠点としている山本にとって、ビーチ旅行は成人に向けての帰郷のようなものです。

本間は、山本の年齢の過渡期的性質を探求するための視覚的な語彙を展開します。イメージでは、少女時代の衰退を捕らえています。山本がメイクの椅子に座り、マスカラを塗ったりアイシャドウをつけたりする様子が、プロの成長する女性のイメージと並べて提示されます。

成人への成長に関する観察は、本間が二人でビーチに向かう旅を捉えることで最も挑発的となります。東京の郊外を歩いたり、都市の地下鉄を利用したりする過渡期のイメージでは、本間のデミュアな山本表現が保持されています。彼女がビーチの干潮の波の端に立つイメージも同様です。

しかし、山本がトップを脱ぎ、ブラとミニスカートを見せる短い一連のイメージは、思春期の体が性化の可能性に達したときの不器用な変化を示しています。このセクションの最初と最後のイメージの違いは顕著です。最初のイメージでは、山本は大きなセーターに包まれて海を見つめていますが、最後のイメージでは、彼女は崖の上に立ち、肩越しにカメラを見つめ、ミニスカートの中で裸の尻が見えています。

彼女は成長したのでしょうか？今や女性なのでしょうか？これらの質問は扱いが難しく、私たち視聴者を、思春期自体とほぼ同じくらい不器用な立場に置いています。ここで、本間と山本は、私たちに静かに考え込む余地を残しています。

『17』はダッシュウッドブックスから発売中であり、8月中旬に出荷予定です。